第4回 MUSTO CUP

大盛況31艇!何だかプレミドルボート選手権って感じです
photo by yukoさん

春です!あっと言う間に桜が満開です!
葉山の山も萌えはじめ、モコモコしてきました。もう少しすると山全体が一気にパステルカラーになって、美味しそうな和菓子みたいになってきます。そんな春っぽいウキウキ感を全身にまとって、今週は「第4回 MUSTO CUP」に参加しました。

直前まで、天気は雨ベタの予報。週間予報なんて当てにならないのは重々承知の上だけど、毎日天気図をチェックして、予報が変わるたびに一喜一憂するのはサンデーセーラーの性なので仕方ありません。そして予報は見事に外れ、青空もチラ見えするくらいの春らしいコンディションになりました。バンザイ!風もしっかり吹いてます

外来艇7艇を含め、参加艇は31艇。顔ぶれを見るとなんだかプレ・ミドルボート選手権みたいになっています!ひょー 強豪揃いです。頑張らないとー!

第1レース。いつもの北東風よりやや東寄りの風軸です。ほんの少しカミが高いのと、右振れ傾向だったのとで、カミスタートを狙うフネが多く本部船側は混雑してきました。今回は、思い切って早目に高い位置まで出てみたら四方にルーム十分になったので、そのままラインを流し花まるのロケットスタートを決めることができました!振り向くと混雑した本部船の際で何艇もが重なっています。案の定、黄色と紺色の忌々しい三角の旗。珍しく良いスタート切った時に限ってゼネリコというのはまったくもって残念な法則です。でも、仕切り直しのスタートでは珍しく法則を覆し、さっきと同じくらい良いスタートを決めることができました。

景色イイです~。写真に収めておきたいくらいに。でもまだまだ序盤なので歯は見せないでおきます。重いブローがガツンと入るたびに、レールにずらっと並んだみんなが渾身のスーパーハイクアウトをしてくれるので、パワーがスピードに変換されていく感覚を楽しみながらの上りレグです。素敵だー。

気分良く1上マークを廻ります。順風のダウンウィンドになると大きいフネは流石に速く、徐々に同じようなサイズがゴチャっと集まってきました。レースの後半は少し風が落ち、最後怪しい東寄りの風が入ってきたけれど、スタートダッシュと前半の貯金で何とか持ち堪え、着順18位、修正7位です。合格ライン。


頼れるへさき労働チームです。すごいんです。いろんな意味で。
photo by yukoさん

第2レースを前に、青空が広がって風がどんどん落ちてきました。このまま晴れあがると南のヒョロヒョロ風になってしまいそうなので、この時ばかりはみんなで雲を熱烈応援します!大きく東に振ったので上マークはそのままにスタートラインを移動してみたけれど、結局やや振れ戻した感じ。風弱いのでとにかく船足を止めないようにきれいに出ることだけを考えてのスタートです。なんと!1レース目よりも更に良いスタートとなりました。オヨヨ!どうしちゃったんでしょう今日は!(でもまだ歯は見せないでおきます)

上マークに近づいて行くと、時折ハイクアウトするくらいのいい風が残っています。今日は何だかいいフィーリングです。パフの中で、ヘルム感覚に任せてゴリゴリ上って行ける感じがヒジョーに気分良く、急に上手くなったような錯覚に陥ります。ま、錯覚ですけど。

その後のコースも良かったです。2カミでは1艇だけだったけど右を信じてコースエンドに突っ込み、更にゲイン。いつもミートはもっぱらレグ違いで、今まで一緒になんて走った事ないような速いフネたちと最終上マークを回航します。レース終盤まで絡めるのは上出来です。ウホ!(でもまだ歯は見せないでおきます)
一時は南に変わるような気配のパフも入って来ましたが、そこまでは至らず、そのままフィニッシュとなりました。着順12位、修正6位。このレースもまずまずでした。

最後まで小躍りもしなかったし、歯も見せなかった成果?で、総合成績は5位。おぉー。参加艇の顔ぶれを考えれば片手シングルは上出来です。途中、あまりの景色の良さに若干にやけて口角あがってしまったけど、どうやらヨットの神様にはバレなかったみたいです




本日、クルーワークもコースもすばらしかったです。いろいろ、発展途上というのは楽しいものです。ありがとーーございました!!

本日のメンバー:7人
バゥ=Teruさん
マスト=風呂井戸先生
ピット=チ・ャオさん
ヘッドセイル=M居さん、みぉぅちゃん
メイン&タクティシャン=S根さん
ヘルム=わたし

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ビーサンネタはバルクヘッドマガジンにも連載中です。
BULKHEAD MAGAZINE「連載 ヨットレース繁盛記

 
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春の嵐。

レースは中止でした!!
気分盛り上げ写真として2年前の強風MUSTO CUP! photo by わださん

前回、「Tシャツの季節が待ち遠しい!」って書いたからってわけじゃないと思うけど、関東地方はここ一週間で気温がグングン上がり、週末は春を通り越して一気に初夏の陽気になりました。今日は、クラブレースの第5戦、「HMYC会長杯」。三浦半島に沿って南下し、小網代浮標を廻って戻る春のピクニックレースです! でも、数日前から風予報は真っ赤っ赤、天気図を見ると、なにやらピクニックらしからぬ様相です。北日本にある低気圧から、三角のギザギザがついた寒冷前線が本州に沿ってビローンと長く伸びていて、午後には関東地方を通過する見込みです。そして朝方には穏やかだった海も一気に吹き上がり、午前9時にレース中止がアナウンスされました。ショボーン。

今回は、今年から新たな試みとして始まる「モデラート・クラス」(=少しユル目にレースを楽みたいブルーウォーター派のためのクラス)が併設されるレースでした。春の陽気になり、ゲストが乗船するフネも多かったこと、すぐにハーバーバックできないショート・ディスタンスコースであったこと、春先の前線通過は非常に危険なこと、などを考慮しての判断となりました。

やる気満々で準備していてガッカリだった人も、ホッとした人もそれぞれ居たようです。今回、<ホビーホーク>には新人クン2名が乗る予定でした!ピクニックレースだからと誘い出したのですが、残念、レースデビューはまた次回におあずけです。

HMYCのレースは、普段かなりの強風でも実施されることが多いので、こんな、へっぽこヘルムスマンのわたしでも、少しずつ強風レースの場数を踏ませて貰っています。少々ビビりながらもみんなでアドレナリンを大放出させて、それなりにレースを走りきるという経験はとても大きいです。こればかりは経験しないことには始まらないので。でも安全面とのバランスを取るのはとても難しいところです。では、どこに軸足を置くか、ということになると、やっぱり強風レースもチャンスがあれば実施しながら、「ちょっと頑張るクラブレース」であることがHMYCのカラーですかねー。

レース以外でも、南西の強風時には大きなうねりが港口から水のかたまりとなって容赦なく入ってくるので、上下架時にマリーナ内でフネを取り回すのも一苦労です。そして、クラブレースの運営は持ち回りであるからして、強風の本部船当番も結構大変。相模湾は少し沖に出ると水深が深いし、強烈なうねりでジェットコースター状態だし。

色々な意味で、日々鍛えられるクラブレース道場?だけど、次回のレースではどんな風が吹くのか楽しみです! 次回はちゃんとレースレポートを届けできますように。そして、ヨット界の宝であるところの新人クンが、また来てくれますように。
 
 
 
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