葉山エメラルドセーリングカップ

おnewです~!勿体無いからまだ使いませんケド。

パールレースやトウキョウズカップで既に休みまくってるのに、今週から全社一斉の夏休みです~。

夏休み初日の土曜日は、テーザーの整備&計測デー。ワールドに向けてパーツ交換や艤装の改良などが一通り完了し、フネが仕上がって来ました。計測値もクリア。んー、あとは腕だけかー。でも、もう今から格段な進歩はなんてないので、とにかく楽しく気分良くやるために、体調に気を付けてマインドアップしていきたいです。

最近、失敗体験ばっかりです。色々あってちょっと(かなり)自信喪失気味だけど、「もっと自信を持て~」なんて人から言われても、そんな簡単に持てるなら苦労しません。自信を取り戻すには、やっぱりどんな小さい事でも成功体験が必要。なので、日曜日は地元の名物オープンレース「葉山エメラルドセーリングカップ」に参加してみることにしました。風弱そうなので、とにかく参加して、落ち着いて気持ち良く走って、フラットな気持ちを取り戻せればいいなと思って。

風弱かったケド、草レースとは言え40~50艇でのスタート位置取りはカツカツに緊張します~。プレッシャー乗り越えてないといけません~!ゼネリコ2回で正直汗びっしょり&グッタリだけど、軽くてボートスピードがあるテーザーは、他の艇種に比べて楽に頭を出す事ができます。スタートで頭を出せれば、その後の全ての展開が楽チンです。ゲームメイクも自由自在に楽しむことができます。いつものHMYCのクラブレースでは、これとは全く逆で、鈍足小型艇のホビ号はどんなに一線でロケットスタートしても、数秒後には大型艇にかぶせられ、一生ブランケから抜けられず、一生タックもできない・・・みたいな悲惨な状況なので、Mixed Fleetのレースでは、フネが速いだけでこんなにも有利なんだーと改めて実感します。やっぱり速いってステキ でもスタート上手くなったような気がするのは、気のせいなのでそこを自覚しとかないといけません。テーザーだけのレースだったら絶対にこうは行きませんから。

気付けばイイ景色、クルー重量のアドバンテージはあるとしても、スピードも角度も良く上出来な走りです。M猿は相変わらず速くちょっと異次元な感じ。U-ske艇も朝コソの成果が出てレース展開もボートスピードも流石な感じです。1レース目は終始シングル回航だったけど、最後の下りでスピン艇に被せられ、対処も悪くややブレーキ。でもテーザー11艇中4位。なので上出来です~。

2レース目、どうしたんだろー、またしてもスタート良く最初のレグでもうトップ集団です。そしてそしてHさんのスーパーコースのおかげで2カミでうまくパッチを拾いトップに躍り出ます。ヒャー。最後は迫り来るM猿にもう少しで捕らえられそうで、チキンなわたしはカラゲロが出そうだったけど、なんとか振りきってフィニッシュ。ビッグフリートのオープンレースで全体で4着、テーザー軍団でトップというのは、ちっちゃい私にとってはかなーりスーパーな体験でした。

いいイメージのままもう帰りたい~ という感じだったけど、次!3レース目。同じような展開で終始シングル回航。風は息をしていて、左右からある周期で交互に入ってくるパターンだったので、掴み損ねると逆エッジの艇団にやられちゃう感じです。最後の上りで少し順位を落として残念だったけど、これまた全体でもシングル、テーザーでは5番かな。

まぁ3レースとも、今のわたしのレベルにしたら上出来な結果でした。
ついでに「レディースカップクラス 優勝」なんていうオマケがついてきて、優勝のメダルとキタムラの大きな旅行カバンをもらっちゃったりして。ヒャー。 こういうの、慣れてないのでモジモジしてしまいます。
まぁ、レディース優勝はともかく、テーザーでの順位と総合の成績が気になるところです。(ネットにアップするとのことですが、どこにも見当たりません) でも、今日は「成功体験」にカウントするには充分な1日でした。

ヨットの神様は、やっぱりわたしのこと試してるみたいです。
これくらいでフワフワしてたら、きっとまた次はムチです。なので、これは夏休みのプレゼントということにして、地に足付けて精進します。そして、これからも楽しくガンバリマス。
 
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トウキョウズカップ2009

鮎釣りに行ってきました!(ウソ)

バタバタと忙しく、更新が・・・一週間遅れですが(^_^;)。8月の第一土曜日は恒例のトウキョウズカップに行ってきました。

トウキョウズカップへの参加は、ホビ号の伝統的な夏の慰安旅行です~。
金曜早朝、車にビールと食料を満載にして都内を出発し、葉山着。さっきまで霧雨がシトシト降っていましたがすっかり止んでなんとなく明るくなってきました。9:00過ぎにマリーナをドックアウト。ラッキーにも北寄りの風が吹いていて、190度、35マイル先の波浮までは追っ手の風。太陽がないのは寂しいけど、涼しくてマイルドな回航日和です。モヒートなど飲みながらゴキゲンにクルージング。途中、素麺大会を実施中に事件が起き、みんなシャツが何故か麺つゆとネギまみれだったけど、夕方には波浮に到着。

到着後、お気に入りの宿へGO!
そしてプールサイドでゆるゆるしながらクサヤと赤ワインで取り急ぎ出来上がったあと、BBQ大会に突入。おろしたてのお魚でセルフにぎり寿司なども楽しかったですー。すっかりリフレッシュし、大人の正しい夏休みを満喫。

翌、土曜日はレース。・・・と言ってもお気楽10マイルのBコースです。
しかーし、Bコース侮るなかれです。今年もものすごい潮でスタートラインからどんどん離されDNSもチラホラ。ホビ号は一番高い位置からサイコーのスタート・・・でしたが、それでも風弱く戻され、苦労してラインを切りました。
で、ある程度沖に出ししたかったけど、潮も風も即タックのコース。そのあとはひょろひょろ風の中をのた打ち回ること5時間。大きいフネは別にどうってことなくたんたんと走りあっさりフィニッシュしたらしけど・・・ホビ号は、総合優勝のアド号とほぼ同じコースを走っても、全く潮に勝てず、後ろ向いてるCOGを切なく眺めて脂汗かきながら漂い、あー、ムニャムニャ。さすがに1ノットでバックしてる時は無言になりましたが。


エコノミー症候群になりそうなシモヒール隊の地蔵たち。

それでも、おめでたいホビ号であるからして、めげずにセーリングを続け、16:00のタイムリミットをカウントダウン。5、4、3、2、1、0 プシュ~~~(≧∇≦) とキンキンのビールで乾杯し、帰ってきました。
結局、フィニッシュできたのは5艇のみ、3番目に低いレーティングのホビ号はそれでも後ろにまだたくさん居たので、まぁ頑張ったということにしておきますかね。太陽をサンサンに浴びてキレイな海でセーリングできたので楽しかったですから~。総合優勝は葉山のエース、アド号です。飲みも走りもですッ!クラス優勝も葉山の遼艇O&S号。おめでとうございます!来年も、またはじけましょう~。

帰りの回航は、あいにくの雨。むぅー。でもまたそれも楽し。
カッパ着て、飲みながら食べながら爆笑トークをしているうちに雨はやみ、無事葉山へ到着。


大島牛乳にホワイトラムを混ぜて飲む女カッパです

レースはトホホだったけど、今年も底抜けに楽しい2泊3日の旅でした。よく飲みよく食べよく眠り、お腹がよじれそうに笑ったので、たぶん免疫力もぐーんとアップしていると思われます。夏はこれからです!!
 
 
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第50回パールレース on Gaia

ドックアウト前に記念撮影。まだ黒くありませんー。

週末はトウキョウズカップに行ってきました!でもまずはパールレースのレポートから。

あんまり(というか全然)役に立たないのに、今年もまた葉山のGaiaでパールレースに参加させて頂きました。オーバーナイトの外洋レースに参加できるチャンスは最近そんなにありません。特に普段はチビ船ホビーホークとかテーザーに乗ってるわたしにとって。こういうのは誘っていただけるうちが花です。モギモギ&クルーの皆さんに感謝。楽しかったです!

前日はお気に入りの民宿「海晴」にて船盛りの宴会と温泉で英気を養って、チコっと部屋飲み後、爆睡。翌、7月24日(金)午前10時、スタートラインに向けてVOCをドックアウトしました。時折薄日がさす曇空、風弱め・・・。んー、長いレースになりそうな予感。最初のスタートはなんとゼネリコ。180マイルのレースなのに皆さん気合十分~。仕切りなおしのスタートはジャストで飛び出し、グッド・スタートでした~。


180マイルのスタートです。

まずは神の島まで135度、8.3マイル。軽風なので、スタートダッシュで頭を出せると展開も楽になります。神の島をかわしてそのままやや沖に伸ばすと、ストレスなく走れるくらいの風。次は、利島まで120マイルの東への旅です~。風は最初は東北東ぽかったですが、ぐんぐん右回りにふれていき、その後、予報どおり南東で落ち着きました。

渥美半島を越えたあたりで、ラムから7マイル程南へ出たので、一発中へ入れます。その後は風もいい具合に振れていき、ほぼオンコース、利島に向けられるようになりました。18:00のロールコールを済ませ、長い長い静岡県沖に入って日が暮れました。昼間は曇空だったけど、見上げるとものすごい星。いっぱいありすぎて星座も全然わかりません!天の川もくっきりでおっこちてきそうです。サボりハイク(^_^;)しながらずーっと星見てたら、流れ星発見。一応、お祈りしときます。急いで3回唱えなくちゃならないからって、誰かと違って「カネ!カネ!カネ!」とは言いませんでしたよ。

0:00のロールコールは御前崎のちょっと手前。風は南に変わり、イッパイイッパイのタイトですが何とかジェネカーが上がる風になりました。その後、御前埼灯台の経度線を通過した時刻もロールコール。風はアベレージで10ノット程でやや物足りないけど、それ以上弱くなる事も無く体力的にも楽な展開です。これまでのところ順調。

伊豆半島が近付き夜が明けました。辺りが明るくなってから、ガスの中にぼんやり新島、鵜利根、利島が見えてきました。利島の南端を狙って走ります。ジェネカーでのぼりきれるかどうか、ギリギリな感じ。夜明けの結果発表を楽しみにしてたのに、周囲のフネがイマイチ把握できません。大型艇はたぶん先行しているはずなので、周りの数艇は40.7かな。神子元沖で6:00のロールコール。

結局利島へはのぼりきれず、ジブアップしてアプローチ。だんだん風があがってきました。今までは大した変化もなくプロパー一本コースだったけど、例年どおりここからの第2ステージがキモです。気合が入ります!!


再びジェネカーアップして、いよいよ江ノ島へ向けて北上開始、相模湾へ突入です。風は、、、、びゅんびゅん系になって来ました!さすが相模湾。そして、毎年タダじゃ廻れない利島です。Gaiaはジャイブでジェネカー破損、、、。その後も色々起こります。テーピングもしてあったスピンシートのシャックルが飛んで、揚げなおし。やっとこ落ち着いたと思ったら今度はものすごい破断音がして、ジェネカーがヒラヒラ落ちてきました。危うく地引き網漁に出るところでしたが、なんとか救い上げて回収。

不幸中の幸いに、ハリヤードは切れてなかったけど、マストトップに残ったままです。フラクショナルのセールではかなりのブレーキ。まだ残航は50マイルあるし、沖で並走していたフネにもどんどんゲインされていくし、、、。さー、どうすっぺか?マストトップです。アイポイントから先は自力でよじ登らなくちゃ回収できません。停泊中ならともかく大島の南をまずまずの風の中ジェネカーでセーリング中です。

でも。やっぱり。ここで漫然と負けの走りを続けるなんてありえない~!! ということでN尾君が登って、とりあえず自力で行けそうか否か、ハリヤードの掴み代はあるか、ボートフックに絡ませて引っ張れそうか、トライしてみることになりました。手を伸ばせば取れるかも~とか、スパゲッティーみたいにボートフックで絡み取れ~とか、外野はかな~り勝手なこと言います。当然登って回収して来るでしょー、と思うかもしれませんが、こればっかりは 「言うは易し」 であります。アイポイントから上、マストトップまで自力でのぼるために、下でジャマーを開いて命綱のハリヤードを緩めて送り出すのは、下の人間もコアイものです。

ヘルムスマンとトリマは、とにかく上を見ないでセーリングに集中してもらって、他のみんなはN尾君アシストに回ります。どうやらハリヤードはシャックルしか出ていない状態なので、やっぱりスパゲッティーみたいにはいかず。そこで長くて細い工具をボートフック先っぽにテープでグルグル巻きにしてリトライ。そしたら一発で取れました。デカシタゼN尾くん。


不謹慎とは思いながらもパチリ。ヒヒヒ。

ずいぶんとロスしたけど、ここからまた意地で挽回するしかありません~。
コース・プランは、一度大島に寄せて、乳が埼をかすめて大島の北側で風早の吹き降ろしをガッツリもらい、あとは三浦エクスプレス航路、ということになりました。ぐんぐん風があがって気付けばサバイバルぽくなってきました。風早アプローチで南南西35ノットを記録。恐るべし風早埼!!でも、やっぱりレースはこうでなくっちゃ~。

ビックジェネカーで鬼プレーニング繰り返します~。みんな気合十分!アドレナリンを毛根から噴出させながら見えない先行艇を猛追します!シビレるぜぇ。
その後、ラムラインの東側へきっちり出てから一発ジャイブ。ここで超ド派手なブローチング一発。ワイジャイ&戻りワイジャイのオマケ付き。気合十分!とか言いながら普段ビックボートに乗ってないワタシは、若干ビビッてコアくなって、以後、偉そうに一番後ろで仁王立ちしてトランサム地蔵になっときました。

手に汗握る展開になってきたので、GPSクビからぶら下げてのナビに切替えました。たくみブイの3マイル手前、もうすぐブイの東側を通過です。このままではラムの西側に出てしまい相模湾の真中に向かってしまうので、ここでもう一発岸へ寄せることに。

あとで考えればこの東航路でかなりゲインできたみたいです。ヘディングを城ヶ島に向けて、フィニッシュのベアリングが0度になるまで岸に突っ込みます。ものすごい豪快なサーフィーングでぐんぐん走ります。10ノットを殆ど下回らないスピードなので、ベアリングもどんどん変わります。3度、2度、1度・・・。「0度になりました~!」ってことで最後の勝負ジャイブ。きれいに決まり、あとは江ノ島に向かって最後の爆走です。


江ノ島が近付いてきました!

フィニッシュの緯度経度が間違いないか、もう一度確認し、前方へ目をこらします。ほどなくして巡視船「はしだて」が見えてきました。みんな、ノリノリになってきました(≧∇≦)!スローな始まりだった今年のパールレースだったけど、最後は快晴の青空、南西の風ブン吹き、白波に沸き立つ真夏の江ノ島に帰ってきました!
13:49、フィニッシュ!!!(≧∇≦)


爆走フィニッシュです~。

フィニッシュした大型艇の時間をチェックして、クラス優勝は固く、総合優勝もいけるんじゃないかと一時は夢を見ましたが、今年は惜しくも僅差で敗れ、クラス2位、IRC総合も34艇中2位でした。色んな「タラレバ」が頭をよぎりますが、それも全部含めて勝負。でも、サイコーのレースでした。

外洋レースは、なんというか、心沸き立つのです。
まったりスタートに始まって、東へ向かう長い長いナイトセーリング、眠くてキモチ悪くて吐きそうなロールコール、急展開の利島・大島、その後のトラブルてんこ盛り、意地で走った爆走三浦エクスプレス航路。色々あったけど、やっぱりフィニッシュの瞬間は、それを超えるものがあるのです。


表彰式にて。黒い笑顔サイコー!

またひとつ、貴重な経験と一生忘れない思い出できました。幸せなことです。
かなーり(全く)使えなくて、アタマ悪くて時々トンチンカンな事言う(汗)変なへっぽこナビのわたしですが、Gaiaのスバラシキ仲間と、スバラシキ海に感謝。みなさんありがとう!(≧∇≦)

(・・・なーんてことを、会社で話しても、当然だれにも話が通じなくて、ただのガングロ宇宙人になって周囲から浮きまくるだけです
 
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