逗子レガッタ2011

楽しく熱いシリーズレースでした!photo by キワムの写真館

9月の三連休はすっかり恒例となった逗子レガッタです。今年もGaiaに乗せて頂きました。
シリーズレースっていいですね。普段のクラブレースとはまた違うワクワク感とソワソワ感が入り混じってビッグレガッタならではのピリっとした緊張感です。

★9/17 Race-1、Race-2、Race-3
朝、集合すると予報どおり、南寄りの風がビリビリ吹いています。Gaiaの風です。痣だらけで転げまわるの必至なナイスコンディションです。モギモギの命で、スタート時だけ後ろに立ってラップを見たり、カウントダウンしながら後ろでヘルムスマンに囁く係。(笑)タクティシャン風に。風ですけど。わはは。

1レース目はまずまず一線からのスタートに成功し、20kt弱くらいの得意の風域でじわりじわりと頭を出すことができました。ファーストタックで全艇の前を切り、そのまま上マークをトップ回航。初めて乗ったメンバーも居て、若干のバタバタもありましたがこういう景色になるとコース引きも自由自在な感じで、そのまま全部のマークをトップで廻り、会心のトップフィニッシュ!wow!速いフネ素敵。
後続のノープロさんも強風得意です。スバラシイ追い上げにドキドキでしたが、大丈夫、無事修正でもクラス1位ゲットです!このレースはIRCオーバーオールでも1位で良いレースでした。◎。


第1レースは良い走りができました!photo by キワムの写真館

第2レース、同じような風です。ちょいポートロング、風も安定していてさっきから同じようなコース取りで激しいデジャブ感に襲われます。今度はレーティングで格上の艇が前に出てきて順当な感じのレース展開になります。こうなるとわずかなミスも許されない感じ。Gaiaも悪くは無かったのですが、ノープロさんには敵わず、でした。やはりしっかりと固定メンバーで練習を積んできた実力はさすがです。修正で敗れ、クラス9艇中、2位、オーバーオールでも18艇中2位。まずまずです。少しずつクルーワークも良くなってきました。普段からしょぼいヘルムバカのわたしはGaiaでは大した役には立てないのですが、死ぬほど腹肉にライフラインをぐいぐい食い込ませ(別名ハイクアウト)、いやそれも大して効いてないけど、、、とにかくー、スピン取り込み、スピンさばき等、わたしでもできる事で貢献するしかありません。あとはムードね、ムード!これ大事。明るいムード。みんなに声かけて盛り上げる係。

第3レース、6レグ旗が揚がってます!ひぇー。きっついぞこれは。そして、スタート時にチョット、いやチョットじゃない大した事件がありました。2分前くらいのマニューバリングでラフしてスピード調整していたところ、大波が来て勢いでセールがポートに返ってしまいました。で、逆ジブが効いてしまったためにそのまま頭が落ちて行ってしまい2艇のスタボー艇と接触してしまいました。相手には大変申し訳なかったです。更にはGaiaの黒く光るカーボンスピンポールがぐしゃっと折れてしまいました。そしてこのスタートはゼネリコになりました。幸い接触した2艇はレース続行可能とのことだったので、対応は後でしっかりするとして、とりあえず、気持ちを切り替えてレースに集中するしかありません。次のスタートもゼネリコになり、時間も押していたせいか、なんと次の準備信号はブラックが揚がりました。キールボートレースで黒色旗とは、かなり珍しいのですが、BFDにならないよう皆さんかなり慎重になり、無事スタート。

Gaiaの走りは悪くなかったです。1カミもライバル艇を押さえて廻ったのですが、なんせポールが使えないためスピンが揚がりません。レーティング対策の微風用小さめジェネカーで走るしかありません。強風でみんなデッドでがんがん走れる風なので、当然厳しく、抜かれてしまいます。また次のビーティングで抜き返すのですが、結局ダウンウィンドでまた先行され、ノープロさん、ケットさん、そして僅差でGaiaの順。
クラス3位、オーバーオールで5位。いい走りが出来ていただけに残念無念ですが、制約の中でベストを尽くしたと思います。
初日を終えて、総合で2位につけています。色々大変な1日でしたが、いい風に恵まれて、濃~いレース楽しかったです。

★9/18 Race-4、5、6
翌日は、風が落ちました。さわやかな軽風です。実はわたしはこの日はホビ号の本部艇当番で一時離脱です。クラブレースの方は逗子レガッタ参加艇が多かったので14艇と少な目でしたが、安定した軽風で順調に終えました。


2日はクラブレースの本部艇当番。気持ち良い1日でした。photo by わださん

風が弱めなので、Gaiaどうかなーと思っていましたが、やはり少々苦労したらしく、、、。最終レースは風が上がってきて、良い走りだったようですが、プーが、、、ならなかったようで、皆さん少々(かなり)凹んでました。ドンマイ!攻めなければ、勝てないんだから!
この日の結果は、クラス5―3―OCS、オーバーオールで現在3位。まだまだ入賞圏内に踏みとどまっているようです。今回は捨てレース無しなので、OCSは非常に痛いですが、いい走りをしたようなので、そのイメージを大切に、次、次~!

★9/19 Race-7(ショートディスタンス)
2日目の夜から、また合流させてもらい、みんなと語って飲みました。最終日、なんとか一矢報いるよう頑張るのみです。

なのに~、な~ぜ~。唄ってる場合じゃないです。本当に風がないんです。予報でも北ひょろひょろ→ベタ→南そよそよくらいの風で、当初は南西ブイを含む20マイル程のトライアングルのショートディスタンスが予定されていましたが、朝、早々にSIの変更があり小網代ブイ往復に変更になりました。


最終日はヒョロヒョロ風予報。photo by キワムの写真館

短い間APが揚がりましたが、その後さわさわと入りはじめ、まぁ、そこそこ走れる風になってAP降下となりました。
小網代まで165度くらいだったか?すんません忘れましたが、ほぼスタボの片上りです。亀城と、佐島沖の大網をかわすので、ほんの少しアローワンスが必要です。風は7~8kt。ある程度滑っている時はいいんだけど、風が弱いと途端にCOGかなり落とされてしまい、大網は大丈夫でしたが、亀城はかなりのギリギリ作戦で、色の変わった浅いところを汗かきかき通過しました。デプス4mくらいでした。

結局その後も落とされてタックしないと足りなかったので、風が弱いのに上り一杯のムリ帆するくらいなら一度返してパワーつけて走った方が良かったのかもしれません。でも後の祭りです。あの場面では誰もタックせずにいたので、逆タック走った分そのままマイナスになりそうで、リスクが大きすぎてタックはできませんでしたから。


やっとこさ小網代回航 photo by キワムの写真館

苦しい走りとポジションのまま、小網代ブイ回航。応急処置でカーボンでぐるぐる巻きに補強されたポールでスピンアップです。かなり上らせていいツボを探りながらの走りです。みなさん同じような感じなので、じわりじわりと差を詰め、アップウィンドで先行されていたフネをずいぶん抜きました。いいぞー、がんばろー。

名島の手前に、フィニッシュマークらしきものを見つけました。ハンドコンパスで確認し、GPSのベアリングと合っていたので間違いないです。ここで、コースのコンセンサスをみんなできちんと確認しなかったことが痛い敗因となるわけですが、艇団の中でかなり遅らせてジャイブしようとしたところ風が後ろに振れ、結局ジャイブ後はタイトリーチになってしまい、大大大オーバーセールの巻。冷静に考えれば2番目に沖出ししていたGaiaは、2番目にジャイブすべき位置でしたが、ジャイビングアングルがかなり大きいことや、内側と絡むのを嫌ったりで、ジャイブを長いこと様子見してしまいました。これはナビっぽいことをしていたわたしにも大きな責任があります。なんとなく後ろに任せればいいや、みたいになり、ヒジョーに中途半端な感じでした。ホントにダメダメです。一時は2番手のグランブルーさんにも並びかけたのに、それどころか復路でコツコツと抜いてきたいくつもの艇にフィニッシュ前0.5マイルでやられてしまうという屈辱のレースとなってしまいました。はー、ヨットって難しい。

逗子レガッタ、今年も色々ありましたが、青空のもと、良いコンディションでレベルの高い皆さんとの3日間のシリーズレースは本当に楽しかったです。IRC-Aクラス優勝はケットフィークでした。おめでとうございます!2位にノープロブレム、3位に油壺のグランブルーが入り、Gaiaは惜しくも4位となりました。(えぇっ? 4位の会?!)

Gaiaの皆さん、そしてZMYCの皆さん素晴らしいレースをありがとうございました。

★逗子レガッタ2011 リザルトはこちら
キワムの写真館に3日間のすばらしい写真がたくさんあります!
 
 

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