初島ダブルハンド またまた4位、ザンネン!

71艇142人!46マイルの二人旅のスタートです。
真ん中のひときわ小さい黒セールがホビ号です。photo by 葉山のU子りん

初島ダブルハンド、無事フィニッシュしました!
今年は順風に恵まれ、体力的には比較的楽チンなレースだったけど、やっぱりそれなりに色々あり心に残るチャレンジとなりました。

金曜午後、準備のためにマリーナへ。ジャックラインとライフスリングつけて、メインをセットして、もろもろの最終チェック完了。おとなしめに夕飯を済ませて買出しして、22:00にはモギマン(もぎもぎのマンション)のお布団に潜り込みました。(今年もお世話になりどうもありがとうございました)

レース当日、4:30起床、5:00出発、徒歩5分でフネに到着して、6:00ドックアウト。ドックアウトの時に緊張するなんて、久し振りのことですッ!スタート海面にはウジャウジャと71艇が集まってきました。風は南南西、初島へはポートロングの上りです。

大きな藻がたくさん浮いているので、最後にエンジンでバックして、ジブ上げてラインへ入ります。今年は、午後からのサーマルじゃなくて朝から南がそこそこ吹いているし、沖の方が風があるという予報。二人で決めたコースプランは、ラムラインをベースにやや沖。初島へは左からアプローチ、セールチェンジは迷わずにどんどんやる、ライバルの青いフネから絶対に目を離さないように~!です。

アウターは混雑必至なので、スタートライン中央の空いたところから、フレッシュな風でスタートすることにします。一応周りと頭を並べてきれいに出ましたが、どうやら真ん中はかなり凹んでたみたいです。んー。何はともあれ行ってきまーす!!


葉山応援団に見送られて「行ってきまーす!」photo by 葉山のU子りん

今年は軽風でのスタートです。もう少しあがってくる予報だけど、落ち着いてスタートできました。すぐにライバル艇を確認します。もう1つ同じクラスの赤いのも発見。ホビ号はBクラスの最小レーティング艇なので、見える所にいれば勝ちです。後半を考えるとスタートダッシュでなんとしても前に出ておきたかったけど、最初から追う展開になりました。上りの性能差はそれほどないはずなので頑張って差をつめるべく集中、集中。

その後、往路の半分くらいまで来たら、だんだん風があがってきました。古いタイプのホビは、150%ジェノアです。トラベラーをちょっと落とすと、もうバックウインドが酷くメインがバサバサいいます。ヒールもきつくテルテールはカミペラさせっ放し、リーウェイも酷くなってきました。最近のフネはジブのオーバーラップがないので、みんなヘッドセール小さいですね。でもアタシらデカいぞ150%!すっかりジェノアクイーン!と化してました。そしたら近くに大きいクルージングボートで更に巨大なジェノアを上げているフネ発見!敗北!ジェノアキングと呼ばせて頂きます

もう完全にオーバーパワーになったので、ここでNo.3へタックチェンジ(Mッキーが)。結果、No.3でジャストでした。角度も良くなり、走らせやすくなり◎。もっと早くチェンジしも良かったかも。フルクルーの時はこの風域でNo.3なんて考えられないけど、やっぱり二人しか乗っていないと大きいセールでは走らせられませんでした。ふと気づくと、ジェノアキングも小さいのに変えてました

それから先、右を長めに走って岸に近付くと風が弱くなってくるので、また沖に出し、ラムから離れすぎないようにまた戻して、とシフトも見ながら刻んで行きます。ライバル艇とも差が詰まったり開いたりしながら、なんとかすぐ後ろについて走ります。波も少しずつ悪くなってきます。特にスタボータックは正面から叩かれるのでずんずん落っこちてしまいます。でもこれは同じクラスの小型艇はみんな同じなので仕方ないッス。

初島が見えてきました。みんなアプローチに向けてグチャっと集まってきます。ホビもオーバーセールは嫌なので、少し落として島の右端を狙います。でも結局20度くらい右に振れてのぼりきれなくなりました。ちょっともったいない事をしました。でも周りも同じような感じです。島に近づくにつれお約束のように風が弱くなってきて、ここから先は振れタックしながら丁寧にフネ滑らせます。

風がヘロってきたので、No.3では初島廻れそうにありません。無駄なタックはできない場面なので、カミ上げシモ下ろしのストレートチャンジ(Mッキーが)。Mッキーがんばれ~アタシは後ろでハリヤードのスラッグを取って応援するだけです。ヒヒヒ。


photo by 壷のU子りん

初島の近くで、応援の観覧艇が2艇来ていました!友人たちがたくさん乗ってます。たまちゃんやまりりんもの姿も!ちょっと風が落ちて神経戦に入ったところだったので、手を振るのが精一杯でそっけなくてスミマセン。でも声援ありがとう!


「ガンバレ」って横断幕より「うまい!生ビール」って幟に目が釘付けに・・・
photo by キワムの写真館

初島へのアプローチは結構成功し、周りのフネを少しカモって、気付くと同じクラスの4艇が至近距離でガチンコの初島回航。ライバル艇のおじさま達の顔まで見えるようになりました。ウシシ。アタシたちここに居るよー、見えたら勝ちだゾー、とプレッシャーかけ、精神的なダメージ与えなくちゃいけません。でもここから先が、ヒジョーに苦しかったです。風がなくなり艇速がゼロに近くなり、、、、岩に吸い寄せられます。
で、Mッキーとの会話。ねー。これって。どう考えてもライトのコンディションだよね。・・・。セールチェンジは思いついたのに、セールチョイスに失敗したおバカなわたしたちです。

このカームから抜け出すために脂汗をかきながらのた打ち回り、岩をかわすのにタック8回!一時はバックして岩に向かっている時もあり本当に脂汗出ました!実際に小回りしすぎて座礁した艇もあり、もうどーなることかと思ったけど、何とか抜け出しました。ふー、初島ピットストップ1時間!

後ろから来て大回りしたフネに少々抜かれました。ホビより大型の艇が多かったけど。結果的に寄せすぎずに大外狩りをすべきだったようです。これも今まで何度も経験してきたことです。でもライバル艇と競っている時は、やっぱりオーバーセールで外を廻る勇気はありませんでした。回航後は一列になってスピンランで帰るを考えると、ここでインを取って前に出ないと勝ち目はありませんから。はー、本当に難しい・・・。

少遅れをとったけど、まだライバル艇が前に見えます。照準圏内です。気を取り直してスピンアップして追います。もう、あとはイケイケホイホイだぁー!
・・・と行きたいところだけど、ん?何故かスピンが開きません。Mッキー大変!スピンがちょうちんブルマーみたいなんだけど?
そうだった、前日の強風の予報にビビったアタシたちは、スピンハリ半分でスピンがはらんじゃったらどうしよう~とビビりまくり、毛糸でヤーンをしていたのでした。でも毛糸が解けるほどのプレッシャーすらなくて、慌てて半分下ろしてほどいて再アップ。ダサい。
そしたら近くにもっと素晴しくたくさんヤーンをしてあったフネがいて、見事な棒状のスピンが上がっていました。カナリ切なそうです。

スピン揚げて暫くは、風も弱めです。後続は少しずつ引き離してるし、前にも追いついてきて、スピンの柄まではっきりわかるようになってきました。ヨーシ!今度こそイケイケホイホイじゃー!

・・・と思ったらだんだん風が上がってきましたよ。途端に後ろのフネがどんどん大きくなり、前にも離され始めます。こうなったらちんまいスピンのホビ号はなす術がありません。必死で波乗せして、プロパーで最短を走らせるだけです。風はクォーターリーの1本コース。順風のスピンランでマストヘッドスピンに勝てるはずありません。安パイのリードを保っていた後続の遼艇M号にまで捕らえられます。悲しいけど、何もできることがありません。なので、とりあえず、冷え冷えのトマトとパイナップルを食べることにします。

風が振れるとか、めちゃくちゃ吹き上がってみんなスピン巻きつけたり下ろしたりとか、何か動きがないとこのまま後を追いかけてもチャンスは皆無です。ホビはスピンが小さいので割と取り回しが楽です。ブローチングもしにくいです。なので心の中ではもっとババ吹きになれ~、と祈ってみたけどダメでした。

小雨が降りだして、辺りがガスって視界が悪くなってきました。ライバルB艇は、霧の中に辛うじて確認できるくらいです。抜かれた遼艇M号には、なんとか置いていかれないよう付いて行けば修正でひっくり返せると信じてがんばっていたけど、計算してみて、この時間差では無理だなぁと「敗北」を受け入れた瞬間がありました。前に3艇いて、ひっくり返せない位置なので、ここで4位確定な感じです。んー、敗北宣言

残り3マイルを切った頃に、急に風があがってきました。遅いよもう~!
心の中は敗北だけど、ここから先は気を引き締めてフィニッシュしないといけません。戦闘モードから安全完走モードへスイッチです。Mっキーに「うしろ見て」と言われて振り向くと、真っ黒い雲と押し寄せる大波、視界が悪く恐ろしい光景。

・・・なんか時化なんですけど。ガストがバーン!と入ると舵が持っていかれ、スピンが激しく暴れます。冷や汗がドバーっと出ます。もう、フィニッシュは目前なので、なんとしてもトラブルなく走りきらないといけません。

本部艇とフィニッシュマークを確認。マストが大波で振り子みたいに揺れています。ブローチングで切れ上がったら本部艇に刺さってしまうので、最大の集中力で走ります。小さいボートが脇に居るけど、まさか逗葉新道号じゃないよね?こんな夕方にしかもババ吹きでビチョビチョになっちゃうし、、、と思ったらビンゴでした!大きいフネはとっくにフィニッシュしたはずなのに、ホビのフィニッシュをみんなで見に来てくれました。ビール先生、ろって、フェロ号チームの姿も。

17:25、フィニッシュ。
10時間25分の二人旅が終わりました。今年もトラブルなく無事二人で初島を廻ってくることができました。

フィニッシュラインを切る前から、この風でどうやって二人でスピンをおろすか、そのことで頭がイッパイになっていました。でもデッドランをキープしている間にMッキーが要領良くスピンを潰してくれてなんとか回収。ホッ。そして、マリーナに戻るまでが遠足ですッ!くたくたになってメインをおろし、マリーナへ向かいます。入港したら、仲間たちがポンツーンに誘導してくれて、舫いをとってくれました。そして、先にフィニッシュしたフネの人たちが大勢集まって、セールをパッパと畳んでくれました。本当にうれしかったです!ありがとございます!

結果は、計算したとおりの4位でした。ザンネン!
遼艇M号とは修正で69秒差でした。惜しかったケド仕方ありません。そしてライバルのおじさまチームに今年もまた完敗です。青いトランサムをガン見しながら追い続けた10時間でした。でもなぜか心はサワヤカです~。完敗に乾杯!(≧∇≦)

一晩寝て、色々考えました。
Mッキーもわたしも20年近くヨットやってて、毎週のようにセーリングしてます。葉山のクラブレースでも揉まれてるはず。なのに、いくら女子コンビだからって、ハンディキャップはフィジカル面だけなのに、セールチェンジして満足してるようじゃ全然ダメってことですな。
今回みたいなコンディション。ただ初島廻って帰ってくるのは特に難しいことじゃないので、ラッキーだったらたまには勝てることもあるかもしれません。でも、コンスタントに成績を狙うって、やっぱりホントコ難しいことです。色々な場面での判断ミスやセーリングの精度など、ツメが甘くて反省テンコ盛り!セールトリム1つを取っても、もっと精度の高いセーリングでレースを展開しないと、お話にならないです。まー、良く解釈すれば、完走して満足してた頃から1つ上のステージに上がったって事で、情けないけどヨシとします。で、自分の未熟さを噛みしめてます。


ファーストホーム&Fクラス2位のアド号です!おめでとう!かっこいいじょー。
photo by キワムの写真館


Eクラス優勝のフェロ号です!おめでとうございます!


今年も唯一のレディスコンビということで、賞を頂き恐縮・・・。
photo by コバ

ふー。今年の前半を締めくくるチャレンジが終わりました。この週末、あれこれ考えてコース引いてセールチェンジして、漂ったり爆走したり沸き立ったりシュンとなったりしながらプチ冒険レースに没頭していたっていうのに、平日のわたしは平凡なサラリーウーマンです。あまりにも浮世離れした週末を過ごしたあと、椅子に座って黙って仕事しろって言われても無理なんですけど。会社って何だっけ?って感じなんですけど。自分のこのギャップがいかんともし難くてどうしていいかわからなくなってしまいます。でも、こんな人生もまーいっか。


チーム葉山の集合写真ですッ!楽しかったです!

初島ダブルハンドは本当にすばらしいレースです。ZMYCの皆様と、相棒Mッキーと、サポートしてくれた皆さんに感謝。

初島ダブルハンドヨットレース 成績表

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第1回 MUSTO CUP

ババ吹き&大波。がぉー。U子りんの写真スバラ!

日曜日はMUSTO CUP。PSJがスポンサードしてくれて豪華賞品&展示即売会つきのレースです。ホビも、出来立てホヤホヤのMUSTOのチームウエアで臨みます!

この日は東北の日本海側に発達した低気圧があって、そこに吹き込む南西風が結構吹く予報です。レースはできそうだけど、強風レースになりそうなので、前日から血眼になって人集めをして、頼りになりそうなお方2人ゲット!

ドックアウトの頃はまだそれほど吹きあがっていていません。本日はもう1つ秘密兵器があるのです。あまりに強風だったら使えないかな?と思ったけど、これなら行けそうです。ゴワゴワのパリパリのnew sail。

第1レース。風軸195度くらい。最初はややシモ有利な感じだったけど、たぶんカミがふくらんでゼネリコ。その後はイーブンぽくなった(と思う)ので、カミスタートを試みます。カミスタートは小型艇の聖地なんだけど、大きいフネがウジャウジャ居て、チキンなわたしはなかなかフリーウォーターを確保できません。そしてそこからゼネリコ更に3回!ひぇー。わたしはイッパイイッパイになり、もうアドレナリンが枯渇しそうだったけど、隣のろってから気化したアドレナリンがむんむん立ち上っていたのでそれを吸い込んでチャージしてまたもう1回戻ります!ファイト!


いいスタートもあったんだけどゼネリコ4連発~。photo by U子りん

ゼネリコを繰り返した中にはいいスタートもあったのに、5回目となった本チャンのスタートに限って一番しょぼいスタートになります。ま、こんなもんです人生。

スタートして最初の右フレが入ってきた時、一番右に居たのでその時は信じられない景色だったけど、まあ上マークまでに定位置に落ち着きます。思ったほど吹いていません。なのにうねりと波は強烈で難しい走り。波に叩かれて失速するとどんどん落っこちて行きます。時々風が弱まる場面もあって、一時シモヒール隊も出動したけど、なんだかんだで風は予報どおり南西の強風になりました。波にもみくちゃになりながらも何とか前にくっついて入り、このレースは20艇中、着順18位で修正8位。なんとかシングル。

第2レース。いよいよ吹き上がってきました!と思ったらまた少し抜けたり。セールチェンジすべきか最後まで迷ったけど、1カミはこのまま走ってみて、無理そうだったらチェンジすることにします。で、結局最後まで走りきってしまいました。最終レグだけはかな~りオーバーパワーだったけど、なんとか逃がして走ってフィニッシュ。


最後のタックをしたところ。バウ沈しながらフィニッシュ。ふー。
photo by U子りん

No.1で強風を走りきったのは久々だったので、色々難しかったです。ちょっと逃がすともうバックウィンド酷くて全く張れないし、のぼして逃がしたり、でも波に叩かれるのでやっぱりドライブにしてみたり、リーチ詰めたり開いたり。なかなかツボが掴めなかったけど、所々でイイ感触もありました。色々考えながらツボを探す試行錯誤のセーリングは勉強になります。

あ、でもこれは上りレグの話で、スピンランはもうローリングするたびにビビって泡吹きそうでした。大波とうねりは小型艇にとっては拷問のようだったけど、みんなで頑張ってなんとかトラブル無く終えられたので◎。このレースは修正9位でこれまたなんとかシングルでした。総合は7位なので満足です。

今日は、最後は瞬間30ktオーバーまで吹き上がりました。強風レースもだんだん麻痺してきて、みんな当たり前にスピンあげるしジャイブもバシバシ決めるし、なんというか、自分も含め慣れってスゴイなぁと思います。強風レースの経験がクラブレースでどんどん積めることはスバラシイことなので、楽しいですッ!
で、今日の強烈なうねりと風を走ってみて、やっぱりダブルハンドでジャイブは絶対に無理、、、、とはっきり悟ってしまいました。超特急の下ろし上げジャイブができるよう今から段取りをイメトレ中~!

本日のメンバー:7人
バゥ:ヨシオ
ピット:まりりん
ヘッドセール:のざG、はってぃー
メイン:ろって
フローター:Hさん
ヘルム:わたし

special thanks to はってぃー&Hさん

第1回 MUSTO CUP 結果はこちら

 
 
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ダブルハンド準備&艇長会議

マストトップより。イイ景色ー。

初島ダブルハンドのシーズンになりました。今回で7回目、ジョッシーコンビでは3回目のチャレンジです。2人だけで初島を廻って帰ってくる46マイルはプチ冒険レースなので、毎年チコっと身が引き締まる思いです。でも一年に一度自分のフネをじっくり点検して整備して、油断せず、迷惑かけないよう安全に帰って来なければ、、、という気持ちになるのは、初心に返るとてもよい機会です。


マスト周りをひととおり点検

土曜日は強風の予報だけど、雨が上がっているので一気に整備を片付けます。まずはマストにのぼって、シーブとハリヤード類、スプレッダー、リギン周りのボルト・割りピン等のチェックとテーピング。一応ストームもあげてみます。N0.3での観音開きのシート取り回しやアウターブロック位置なども再確認。スピンを広げてピンホールがないかチェックして、航海灯、バッテリー、安全備品等をもう一度確認して、やっとこ完了。

夕方から、逗子マリーナの艇長会議へ。いつもの所でやると思ったら、なんとリビエラのウエディング会場の方でした!


短パンTシャツで入るのはちょっとビビりましたが、周りもそんな人ばっかりなのを確認して安心。いつもの面々がたくさんです。その後のウェルカムパーティーでも、ジャイブはこうやろうとか、強風だったら微風だったらとか、去年はこうだったとか、色んな人と色んな事をたくさんお話して楽しく過ごしました。

そんなわけで、楽しみになって来ました!!
このレースは自分たちの中でのチャレンジなので、どんな結果であっても、それなりに大きな想いがあって、大きな達成感が残ります。これは実際に出てみた人じゃないとわからない気持ちかもしれません。こういうレースにコンペティターとして参加できることを幸せに思ってます。フネと相棒Mッキーに感謝。

参加艇は72艇。HMYCからは初出場も含め12艇が参加!小さいのはホビ号から大きいのはアド号まで。ちょっとしたフリートです。
スタートは、6月26日(土)7:00!今年も熱く楽しくチャレンジしたいと思います。もちろん安全第一で。
どんな風が吹いても、2人でベストを尽くしてフィニッシュを目指すだけです~!!頑張って完走しますので、みなさん今年もよろしくお願いします~。
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2010湘南コモドアズカップ観戦!

今年のコモドアズカップはイイ風吹きました!
久々にヨットの写真撮ったゾ。

週末は、2010湘南コモドアズカップの外野としてワイワイ観戦しました~。
湘南コモドアズカップは、外洋湘南の水域にあるヨットクラブのコモドア率いるチームが、年に一度ガチンコ対決する対抗レースです。って同じことを今までも何度も何度も書いてます。こんなだったり、こんなだったり、はたまたこんなだったり、こんな年もありました。そして昨年はこんなでした。そうです!熱海ヨットクラブと毎年優勝フラッグの奪いあいをしてるのです!そして、わたしのこのあほあほブログも随分長く続いているもんです・・・(恥)


6艇のワンデザインでのガチンコ対決です。

普段は紳士なコモドアも、この時ばかりは白髪振り乱してヘルムを取ってレースに燃えます!外野も運営もかな~り盛り上がります。「○○対抗」とか言うと、なんでも盛り上がるものですねぇ。
今まで、何回かは選手で楽しませてもらいました。そして、はじめてのレース委員長を経験させてもらったのも、このコモドアズカップです。そんな意味で、何かと思い出深く、1年に1度盛り上がるイベントです。

今年は、運営のオツトメもなかったので、思いっきり外野として楽しませてもらいました。まぁ主たるテーマは、観戦がてら梅雨入り前の最後のサニー・サンデーを楽しむことだったので、逗葉新道号を出して、クーラーボックスにワイン、ビール、チーズにスモークタンなど一杯詰め込んでGO!


HMYCの『チーム・ハーフトン』です。100kg超2人、コモドア含め80kgクラス3人!紅一点はマリオ。
ヒールはビターーーーっと起きてました!

サニー・サンデーを楽しむと言っても、結構イイ風が吹いて波も出てきていたので、実際にはビッチョビチョのジェットコースター状態でした。でも、ギャーギャー言いながらそんなも楽し。すっかりリフレッシュした日曜日でした。


結果は、熱海ヨットクラブに優勝フラッグを奪取されました!キャー!ドロボー!
でも、すばらしいレースでした。おめでとうございます!
我がHMYCは今回は3位でした。皆さん大変オツカレサマでした。楽しかったですね。外洋湘南バンザイ!!
 
 
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第3回 神戸クリニックカップ

スタート良かったです!photo by わだsan

1ヶ月ぶりのレースです!
朝からすんばらしいお天気。今日は7人と、メンバーもばっちりなので楽しくレースできそうです。でも、、、風が、、、ひょろひょろなのだけが気がかりです。
ドックアウトの頃は、まだ北風だったけど、長者のあたりまで行ったら南寄りの風がちろちろっと入り始めました。でも軽くて弱い風です。あー、やだなー微風。

1レース目。風も弱めだし、右ブローを拾いたかったのでカミスタートに決めます。カミ一狙っていたけど、一瞬はじき出されそうになったので少し抜いてなんとかやり過ごして無事スタート。チコっと遅れたけどまぁ狙い通りなのでヨシとします。少し行ったところで右フレをゲットしました。大型艇に絡みながら中盤まではまずまずの位置です。でも風の弱いフリーではすこーしずつ離され、まぁ順当な感じに。

レース後半はしっかりとした風が吹いてきたので、時間がかかっている割には差が開いていません。これはちょっといいかもしれませんー。頑張って走りますが、最終レグ、大型艇がフィニッシュしたあとにまた風がひょろひょろになってしまい、ちびっ子の3~4艇がスローなフィニッシュとなりました。残念ー。・・・と思っていましたが、終わってみたらこのレース修正で第4位だったのです。やっぱりちょっと良かったみたいです。どこがどう良かったのか?!・・・が、よくわからないのが一人旅の悲しいところです。

最終フィニッシュして、スピンダウンして、ふー。腹ペコだったので、戻りながら大急ぎでおにぎり食べます。でも、やっとこみんなの元へ到着した頃に、待ち構えてたように予告信号があがります。ひぇぇー。

わたしの食道にはおにぎりの塊が詰まってて、のざPと、ろってと、糸りんの口からは、スルメの足が飛び出したままなので  みんな何を言ってるのかさっぱりわかりません!!でもスタートラインに一目散に向かいます!!急げー!!


お、おにぎりとスルメがぁー。 photo by わだsan

今は、まずまずの風があります。早目にラインの中に入って位置取りして、ちゃんとトップスピードで第一線で出ることを目標にします。これ、当たり前のことのようですが、チビ船はそういうスタートを試みてもスタート1分後を考えると美味しいことが殆どないので(T_T)、なかなかそういう機会がありません。今回はイーブンでゆったり目のラインなのでやってみることにします。で、きれいなスタート!やった~と思ったらゼネリコでした。無念。
仕切り直しのスタートもなるべく大型艇に絡まないようにして、最後はちゃんとシモに加速のルームも取れたので◎。テーザーのレースでいつもチンチンにやられてるワタシですが、今日のスタートは満足です~。

でもやっぱり艇団の中にいると1分後には厳しいです。ポートで前を切られた挙句にバシっとタックでかぶせられて、敢え無く逃げのタック。さっきよりは風も安定してきてだいぶ走らせやすくなりました。他艇との絡みが少なかったけど頑張って走ってフィニッシュ。このレースは修正9位で辛うじてシングル。

本日も最小レーティング艇でした。着順も順当でした。見えない敵と戦いながら2レースともどべフィニッシュなので、レース終わった直後は、このレース一体良かったのか悪かったのか全然わかりませーん。でも総合は18艇中6位!なので上出来ですね。

優勝はナポリでした。SLED軍団で出ていたBros.との同点首位をRtg.で押えての優勝。今日は追いつけなかった!速かったです。おめでとうございます。

梅雨入り前のサワヤカな快晴、南の軽風、サイコーでした。今日もスバラシイ一日!(≧∇≦) どうもありがとうございました。

第3回神戸クリニックレガッタ リザルト
HMYCフォトアルバムはこちら
U子りんのカッコイ~動画もあります!


本日のメンバー:7人
バゥ=ヨシオ
2番=カト君
ピット=山ちゃん
ヘッドセイル=のざG、糸りん
メイン=ろって
ヘルム=わたし

 
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第60回大島レース!運営日記

IRCクラス優勝のカラスのフィニッシュです

今更ですが、、、5/22~23の土日は、大島レースの運営でした。
今年は記念すべき第60回大会ですッ!2007年に参加艇が集まらずに中止になったのも記憶に新しいところだけど、なんと1951年からおこなわれている日本最古の伝統の島廻りレースです。わたしは、過去4回くらいはレースに参加させて頂き色々イイ経験をさせてもらいました。なので最近はお返しに運営サイドにまわっています。

運営も、、、徹夜だし長丁場で大変だけど、学園祭のようなノリで結構やりがいがあって楽しいのです!ヨットクラブの中でも、色々なイベントがある度に集まってくるメンツって大体決まってくるのですが、そういう仲間に恵まれるというのはシアワセな事だなぁと最近思うようになりました。そういうわたしも、楽しくガンバルのが結構好きなのかもしれないかもしれない・・・ので、かなりオメデタイですかね。

朝8:00、レース本部を設置したあと、段取りや分担、タイムスケジュールなどのミーチング。今回はJ-Sailingの取材でトヨケンさんが来てくれました。本部艇とマークボートを下架したあと、レース備品積み込んで、フラッグポールをセットして、氷とシュワシュワドリンクも忘れずに積んで、9:30ドックアウト~。


マークボートは「逗葉新道」!通称ズヨシンです。これは仲良しグループで共同所有しているSRVです。名前はいくつかの候補の中からみんなで投票で決めたんだけど・・・ダメ? 先日「小坪太郎」っていう釣りボート見かけた時、ちょっと親近感湧きました。夏になったらテーザー&バナナボートの会をやるんだー!

レース海面には参加艇がゾクゾク集まってきました。早速L旗を揚げて海上チェックインの準備です。携帯のラジオチェックも始まります。今年は22艇とかなり多いので、何かと時間がかかります~。ロールコールなんてどうなっちゃうんだろう@@とちょっと心配ですが、まぁ何とかガンバルしかありません。

朝は、北寄りのいい風が吹いていたはずなのに、スタートラインをセットする頃は東の風になってしまいました。ここ葉山では東の風なんて安定したためしがありません。南へ変わるか、風がなくなるサインです。今日はあまり風が期待できそうにないので、もしかしたら長いレースになるかも。むぅー。

準備信号があがってから、名島の向こうに南風が見えてきました。そして、スタート直前に南の第一陣が入ってきてしまい、結構グシャグシャのスタートに。


スタートです!みんなアウターに集中してしまったので、あまり写真撮れませんでした~

そしてー!。スタートではリコールがありました。「気づいて戻ってくれ~」と心の中で魂込めて叫んだんだけど・・・。あり?届かなかった??? うーん、「気」が足りなかったみたいです。残念! 葉山の2艇が10%のタイムペナルティーです。何はともあれ定刻どおり、11:00スタート。

一段落して、さて。やっぱりとりあえずコレでしょー!!これがやりたくて早起きしたようなもんだし!


カンパ~イ!第60回大島レース無事スタートしました!!
晴れた日のランチビールは格別です~

南に変わった風は、とりあえずはちゃんと吹いているみたいです。初島までは上りだけど、まぁこのくらい吹いていれば大丈夫かな?ということで、本部へ戻りスタートの写真を早速アップ。やがて来る怒涛のロールコールに備え、段取りしたり色々準備。そうこうしているうちに、トップ艇のエスメ号から14:55に初島回航のロールコールがありました!速ッ!その後も切れ目無く続いてるけど、風が弱くなりどうやら後ろの方は初島にとっつく前にカームでのた打ち回っているみたいです~。ロールコールのことなどは、また別に書きたいと思います。


初島ロールコールを受けているところです!

さて。徹夜チームは6名です。電話が2台あるので電話番は最低2人は必要です。本部船、マークボート、ロールコール対応、Twitter、blog対応、成績算出、パーティー準備と明日の夕方までこの6人でこなさないといけません。結構激しいです!でも楽しくがんばります!

とりあえず、買出しチーム、本部船の夜支度チーム、留守番チームに分かれて準備し、運営弁当を食べたあとはやっと少しだけ時間ができました。なので2人チームでワッチを組んで少しずつ仮眠することにします。ワッチ当番は眠くならないよう、音楽かけてシャキっとします。
BGMは~、「アラフォー・ユーロビート」 結構みんな同年代だったりします。懐かしくて切ない。でもノリノリ。あぁ青春時代ょ。次回からは、大会本部にミラーボールを設置したいと思います。でもって、10曲に1回はチークタイム!

寝たり起きたり踊ったりGoogle Earthと格闘したり蚊に刺されたりしながら、だんだん朝になってきました。雨も降り出しました。海は・・・・ベタです。うーん、皆さんものたこいてそうです。ガンバレー!!

6:00のロールコールで、だいたい様子が見えてきました。夜通し走っていよいよ朝の結果発表って感じです。そしてこれが驚くべき結果に。なんと、トップ艇が入れ替わっていました!大島回航で1時間以上の差があったのですが。いや~、これだから島廻りは難しいですね・・・。


本部艇ドックアウトしました。雨、ベタ、凹む。。。


エスプリの逆転ファーストホームです

07:51エスプリがフィニッシュしました!雨の中お疲れ様でした!ファーストホームが夜が明けてからというのは、近年まれに見るスローな展開です。うしろの小型艇のことが心配だけど、だんだん北東のいい風が吹き始めました。このままみんな順調にフィニッシュできるよう祈るような気持ちです~。
続いてエスメ様が見えてきました!知り合いがいっぱい乗っていたので、心の中で応援していたのですが。これも、応援の「気」が足りなかったかー。最後に逆転され、心中お察しします。何はともあれお疲れ様でした!


エスメラルダのフィニッシュです。特別にズヨシンにて背後からのショットです!

HMYCの最初のフィニッシュ、スパンク号が見えてきました!あと少しがんばれー!


ウィンドの軍団に出迎えられてフィニッシュするスパンクです

その後は、続々フィニッシュです。写真撮ってTwitterつぶやいてblogアップして・・・と、我ながら千手観音かっ!?ってくらいヒッチャカメッチャカでしたが、とても楽しかったです。携帯で数字混じりの文字打つの、かな~り早くなった気がします。んもーJK並み。そんなの社会の役には立たないけど。


フェロちゃんは、全員で「シェー!」のポーズでフィニッシュです。楽しくてスバラシイなぁ。しかも、成績もカラスに肉薄しての2位とはご立派。そして、オーバーナイトレースの後でお疲れだというのに、パーティーの準備まで手伝ってくれました。ありがとう&おめでとうございます!

最終艇のフィニッシュは、トップから6時間半後の14:29でした。大変お疲れ様でした!でも全艇フィニッシュできる風が残ってくれてよかったです。
今年は運営の人数が少なくて何かとバタバタでしたが、みなさんのご協力のおかげで、事故もなく無事終えることができました。参加くださったみなさん本当にどうもありがとうございました。

島廻りレースはいいですね。今年は風が吹かなかったけど、カームでのたうちまわったり、潮に流されプチ漂流したり、最後の最後にどんでん返しがあったりで、なかなか面白いレースだったのではないでしょうか。ひとたび吹けば、大島の裏では必ず吹き倒されるし、大波ザバザバかぶるし、島や半島や難しい潮流。相模湾は、ホントいいですね。そして、どんな結果であっても、フィニッシュした後の皆さんからの「さわやかオーラ」がまたイイです。

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