ブン吹き!第25回山口杯

本部艇G号。強風コミッティー、あざーーっす!

先週末、相模湾はよく吹きました。
土曜日、久々のテーザー。「胸のすくようなセーリング」をするはずだったのに、「足のすくむようなセーリング」 でした。あはは~。逗子湾ブローに撃沈・・・。以下省略・・・。ご飯いっぱい食べて出直します~。

翌、日曜はホビ号で第25回山口杯に参加。吹いてもいいよホビ号なら(≧∇≦)。久々の強風レースに期待!・・・のはずだったのに、朝、家を出る間際になって、3日酔いのビール先生ドタキャン。マリーナに到着すると前日よりもかな~り吹いていて、ヒューヒューとリギンが鳴いてます。デンゲーはもちろん赤旗。のざPの穴を埋めるため無理矢理ブースカUさんを拉致ってたのに、結局ビール欠席でプラマイ・ゼロ。ま、できる範囲でガンバロ~!ということになり、下架し、準備万端!

ん?ここでメールが・・・。バゥのヨシオより。「今起きました。本日もう間に合いませんごめんなさい」 ガーーーーーン。ブン吹き、バウマン不在で計4人うちジョシ2人となり、めでたく「本日、スピンなし」決定!ガクッ。そんなわけで本日の目標は、フネ壊さず、ケガ人出さず、4人で廻って帰ってくることにシフトダウン。

海面に出てみると・・・。し、白うさぎ7500万匹。 ガッツリ重い北東風で、逗子湾ブローはかなり強烈です。迷わずNo.3をセット。波はないけど、ベアポールの機走でもヒールするよ~。(汗)

時間はたっぷりあったはずなのに、強風で結局セールアップに手まどって時間ギリギリ。慣れないメンバーでもあり、艇長としての責任に心臓がキュッと引き締まります。隣でメイン持ってるブースカUさんにティラー託し、前へすっ飛んで行って、セールさばいてまた戻ってきたり。何艇身か遅れたけどスタートラインに流れ込んでなんとかスタート。ハリテンはズルズルだし、リーチコードも抜けちゃってリーチがパタパタ言ってるけど、とりあえず安全第一モードということで、気にせず(いや、ヒジョー~に気になるけど)走り、なんとか無事完走。

2レース目。少しだけみんなも体慣れてきた感じ。スタートもきれいな風の中クリアに出られてラッキー。今度はジブもきれいに張って、気持ちよく走ります。ガガガーーと強烈なパフ入っても 「おっとっと~」 とならないよう、ツボに入れながら逃がす感じもメントリとだんだん息が合ってきました。こうなると強風も楽しいですねぇ。スピンをあげてるのは半分くらいでしたかね?豪快なブローチングもあちこちで。以下、Photo by ぐっちーです。


フェロちゃんもチョイこけ、、、無事でしたか?


妖精号!チ、沈?!

ホビは、艇長がチキンなので、30kt近い風になるとバウマンがいてもスピンは揚げなかったかもしれません・・・。破いたら・・・高いし(汗)
で、スピンあげなかったくせに、最後のシモマーク回航でどーーーーしても落しきれなくなり、バイザリーでアプローチしたところ、結局ダメでぼよーーーんとマークタッチ。で、その反動で結局野生ジャイブ。し、失礼しました~!ぐるぐる廻って解消して最後の上りへ。

リベットが一箇所飛んだところがあったけど、とりあえず無事に2レース完了~。クラブレースをやるにはMAXに近い風速だったと思うけど、陸風で波もなかったし、それほどデンジャラスという感じでもありませんでした。HMYCのクラブレースは、これでまた強風レースの場数を1コ増やす事ができました。こればっかりは、経験しないことには始まらないので・・・。


東工大ヨット部!若いってスバラシイ。

今日は、東工大ヨット部の学生さんがたくさん分乗してくれました。今日はブン吹きでディンギーは赤旗。出艇できなかったわけです。で、クルーザーレースの方は強風でどのチームもバラストが必要で、、、お互いがっつりリンクしたわけです。このシステム?すばらしいですねぇ。学生さんたちもクルーザーの豪快な強風レースを経験してエキサイティングな一日だったみたいです。せっかく同じマリーナで活動してるんだから、これからも垣根なくどんどん若者を取り込みたいものです~。

で、翌月曜日。なんか。耳が。擦りむけてヒリヒリする。ワイジャイでメインシートが耳をかすめていったからだー。ねぇねぇ、その歳で、一体どんなことをして過ごすと、週末に耳を擦りむくのかと、会社にて真顔で質問された時には死んだふりをしようかと思いました。ほっといてくりー。
 
本日のメンバー:4人(でも体重は6人分以上)
バゥ=不在!強いて言えばわたしか?
ミドル=まりりん
ヘッドセールトリマ=コージ
メイントリマ=ブースカ
ヘルム=わたし

第25回山口杯成績表はこちら
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逗子マリーナカップ!

G号にて烏帽子岩回航~!

あ~もう、売れない作家になった気分の一週間でした。やっともの書きウィーク完了。
三連休の中日、自称Gaiaちゃっかりメンバーであるところの私も恒例のお祭りレース「逗子マリーナカップ」に参加しました。豪華賞品で知られるこのレースは、逗子沖をスタートして烏帽子岩を回航して戻ってくるレースで、クラスごとの優勝賞品はナント、ハワイ旅行!HMYCからは、アド号・フェロ号・心臓号(泥酔三兄弟?!)と、Gaiaが参加。

雲が多いけどサワヤカなお天気です。そしてレース海面に出てみると逗子湾ブローがガガガーーーっと入っていてイイ風です!ハピネスクラス(スピンを揚げないクラス)、オープンクラスのスタートを待って、ORCとIRCが最後に一緒にスタートです。かなりのピン有利で混戦になるかと思いきや、それほどでもなく・・・ピンに位置取りしてマニューバに入ります。クラブレースのあの修羅場スタートで毎月もまれてると、心なしかヨユーな感じです。

・・・がーっ、スタート直前に風がへろってしまいました!急激に右に振れ、東っぽい風になります。ガクッ。Gaiaは横っちょジェネカーで爆走予定だったのに。
風はオシレートを繰り返し、30度くらいの左のブローと100度くらいの右のブローとが交互に降りてきてものすごい振れ幅。真ランになったりパツパツのタイトリーチになったり。全体的に左の逗子湾ブローの方がいい風なので、網のエンドぎりぎりを狙って艇団のカミ側を走ります。スタートでちょっと先行された艇団にじわりじわりと追いつき、烏帽子でジェネカーをドロップして過激に先行艇団のインを取り、上りはじめます。すぐそこで波がくだけてジャパジャバいってます。コワー。


ZMYCのティブロンです。ダドさんも乗ってました~!

同じクラスの上位レーティング艇がすぐ前にいるので、差が開き過ぎないようにキープしたいところ。下のレーティングのライバル艇は結構離れているので、今のところ安パイな距離です。江ノ島の網まで突っ込みタックしたあと、しばらく沖へ出します。風が弱まりつつあるので後続艇団は網の北側を通ったみたいです。で、岸の風がヒョロヒョロになったとき、やや沖出しのGaiaのところに南東の風が入りました。最大で130度くらいまで振れて、かな~りイイ景色に!
「こ、これは・・・フ、フ、ファーストホームか?!」などとつい口走ってしまったら、途端に風の神様にソッポ向かれてしまいました~。

結局、網が運命の分かれ道でした。網の北側を通ったか南側を通ったかではなく、、、、フィニッシュ直前の風が弱いエリアに入った時、北寄りにいたか南寄りにいたか、です。北は僅かな岸の風が残っていて、フィニッシュ直前にスルスルと伸ばし、そのままフィニッシュ。ガーン。振れきったかに見えた南の風は結局そのまましぼんでしまいました。

まぁ、でも楽しく気持ちよいレースでした。速いフネはやっぱりイイなぁ。そして、成績も、最後のブレーキで優勝の夢こそガラガラと崩れ落ちましたが、クラス2位!!

そしてそして、フェロちゃんクラス優勝でハワイ旅行ゲット!アド号もクラス優勝でハワイ旅行ゲット、心臓号、Gaiaもそれぞれクラス2位でまたまた葉山軍団で表彰台を占拠・・・というのは言い過ぎだけど(^_^;)、全艇入賞でゴキゲンな夜でした。Gaiaの皆さんありがとうございました!



ORC優勝のフェロ号です!N本泥酔委員長の勝ち誇った顔・・・。
やっぱり「気合刈り」が効きましたかね

そして。西宮でおこなわれていたX-35ODの全日本では、僚艇ケット号が並居る強豪を抑えて見事優勝したとのニュースが飛び込んできました。おめでとうございます!!こういうニュースはホントうれしいですね。万歳!

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風、なーい!第18回葉山マリーナカップ

風無く、絶好の行楽日和です!ヨット日和にあらず(-_-;)。
photo by ぐっちー

最近しぼんでるわたしですが、日曜日はG1レース(年間シリーズで低得点方式のポイントが半分になるグレード1レース)の葉山マリーナカップに参加。和歌山行ってたり、航海訓練?に出てたりで久々の葉山のレースは、風ない!の一言に尽きるトホホな一日。

1レース目は最終カミマークは前にくっついて回ったものの、大型艇がフィニッシュしてからまっっっったく風がなくなり、タイムリミット数分前にやっとこフィニッシュするという拷問レース。ま、こればっかりは仕方ないス。風のことだし逆もあるわけだし。

でも。2レース目は最初から風がなく、、、途中更に風が落ち、そのうち全く無くなり、大きいのはソロソロと前に進んでたみたいけど、その頃私たちはソロソロと流されてバックしてたりして。 はうー。何?これ?レースじゃなくて修行~?また神様に試されてるのォ~?スタートする前からもう修正結果も想像できちゃったりして、切なかったス。で、不本意ながら 「チーム切ない」 に分類された何艇かは、途中でレースやめてたけど、ホビ号は一応ダメモトでも意地で走りました。だってー、ここまでやってDNFになるのと、ビリでもプーが鳴るのとでは、レース後のどんより感がまったく違うんだもん。最後は西の風がすこーーーーーしだけ入り、ライトシートでなんとかスピンを飛ばしながら、2.4マイルを2時間半かけてフィニッシュ。フー。

こんなに頑張ったのに、ハイ、あんたビリ!遅い!ヘタクソ!とか言われた日には、白目むいてよだれ垂らしながら床をのた打ち回ってアホのフリをしようかと思います。

ま、でも、今日は楽しかったのです。サワヤカな秋晴れの、風のない絶好の行楽日和(!)の空のもと、みんなとわいわいセーリングしたのはもちろんチョー楽しかったけど、ホントは無風の中、なんていうか、尖った針の先っぽみたいに集中して、ひっちゃきにフネ滑らせた事もカナリ楽しかったって言うか。こういうの、最近のわたしのささやかな 「悦」 だったりします。ワハハ。

で、更に悦に入るためには・・・。船底を・・・。磨かなくちゃいけません(汗)。

本日のメンバー:5人
バゥ=ヨシオ
ピット=まり
ヘッドセール=コージ
メイン&総監督=のざP
ヘルム=わたし

 
レース結果は、見なくていいです
 
 
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和歌山にて

 
最近、胸のすくよなセーリングしましたか?

今年はテーザーの全日本に出場しませんでした。協会のいろんな業務にもう押しつぶされそうで、どうしてもスイッチが入らなくて・・・。そしたらテーザーフレンドのウドさんに言われました。
カモ~ン, it`s not your style, sail on the water anyway !!

最近、自分の中に楽しいヨットと楽しくないヨットが存在してます。ホビでの活動は仲間とワイワイその点はまことに楽しくて、いつもみんなに救われてるけれど、フネの外に目を向けると色々腑に落ちず思うところもあります。私にはあまり縁のない他のレースシーンもしかり。気が滅入るような問題や、お金とか、組織とか。ヨット界のボトムをガッツリ支えてるわたしみたいな末端のセーラーから見て、夢のあるワクワクするようなシーンは、今あんまり見当たりません。そんな事ぼやいたからってどうにもならないけど。あ、でも、ちょっとワクワクすることと言ったら、ちょいわるオヤジ斉藤実さんの更なるチャレンジでしょうか。いつかヨットでうんと遠くへ行きたいと思ってるひとりとしては。

全日本は出なかったケド、せっかく和歌山まで行ったので、レースが終わった後O谷さんが持ってきたピカピカのbrand-newテーザーに乗らせてもらいレース海面を走り回りました。

久々の、スイスイ走るテーザー。
ほっぺに感じる風。
2本指でつまむティラー。そこから感じる空気みたいに軽いヘルム。
びてい骨で感じる加速のG。
突然動き出した眉間に埋め込まれたスピードセンサー。
ほんの短い間だったけど、わたしは生まれ変わってすっかり別人になってました。


人それぞれ色んなヨットがあるけれど、わたしはこれからも、自分のお金で、身の丈にあった自由なヨットを続けていこうと思います。シンプルに、等身大にやってれば、背伸びも虚勢も必要ないし、何も期待しないしされないし、計算・画策・思惑なんかも関係なく、自由な心でいられます。結局、長く楽しみ続けるためのカギはいつだって万事そこであり、とにかく海に出て、気の合う仲間に囲まれてもうこれ以上、ムリ!ってくらい楽しんで、そのままおばあちゃんになって、笑いながら死ぬのです。そういう、幸せな女ヨット乗りでいようと思います。ちっちゃいまま、普通に。

なので、えーと・・・、
とりあえずボヤくのやめて、笑いながらヨット乗ることにします(阿呆)。
これからのセーリング界どうあるべきか?机上の議論もいいけれど、そんなことより胸のすくようなセーリングをしましょう。

That`s the spirit!
いい風が、吹いてきました。
 
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