長かった! パールレース2010

今年も僚艇Gaiaにて参加させてもらいました。皆さんどうもありがとうございました!

長かったーーー。今年のパールレースはこの一言に尽きます。
3連休は、梅雨明け後の晴天に恵まれ、絶好のコンディション!・・・と言いたいところだけど、今年のパールレースは風が吹かず、42時間耐久灼熱地獄ガマン大会になってしまいました。丸一日遠州灘でプカプカし、レースしてるのか漂流してるのかわからなくなりながら、2日目の陽が暮れてもまだ御前崎に到達できず、一時はフィニッシュは絶望的な状況だったけど、3日目突入を前にしてようやく風が吹き、無事フィニッシュ。そして、もう暫くはセーリングも太陽もノーサンキューで、クーラーの効いた清潔なお部屋でアイス食べながらゴロゴロ過ごすんだ!と固く心に誓ったのでした。でもまぁ、終わってみれば楽しかったです!

◆7月17日(土)微風の中スタート

本部艇ラッキーレディーVII。スタートから伴走までありがとうございました

真っ青の空に遠くの入道雲。夏休み!という天気です。でも、高気圧がぽわーんと上空に居座っていて風が吹きそうにありません。それでもスタートの頃はまだ風がそよそよ吹いてます。でもこの先はヒョロヒョロになってくる模様。今回のメンバーは、オーナーのモギモギと7名のGaiaオリジナルメンバー、ノースのタクミ君、わたしの計10名です。


180マイルの旅のスタートです。行ってきまーす!

第一レグは五ヶ所湾口から南東方向の神の島への8.2マイル。南寄りの風の中、スタボロングの上りです。スタートダッシュをしたかったけど、ライトなコンディションでなかなか頭を出せません。序盤は艇団の中でモゴモゴしていました。岸の方が若干風がイイ感じなので岸ベタを進みます。例年は沖に出すことが多いのですが、今年は慣れない土地の浅瀬を横目に岸伝いに進みます。デプスが10mを切るまで岸に突っ込んで慌ててタックしたり。その後もGPSの"デンジャーエリア"に惑わされてタックしたら、もっと恐ろしく岸に寄った後続にやられたりと、ちょっと冴えない滑り出し。来年はこの岸ベタコースの避険線をちゃんとプロットしておきます。反省。

それにしても、艇速が伸びません。ターゲットボートスピードに1ノット以上足りず、ズルズルと遅れ始めます。コブコブを作ったロープを流して手繰ってみるけど、何も出てきません。水中メガネをしてオーナー自らスタンから頭を突っ込んでみますが、ラダーにも何も引っかかっていない様子。風は予報どおり落ち始めます。


日が傾いてきました。スロ~~~~な展開。

神の島通過はなんと16時過ぎ。何年か前も、風がなくて大王通過が夕方になってしまったことがありましたが、今回はそれどころか夜になりそうな勢いです。ここから先は利島へ向けて東へ向かう125マイルの長い第2レグです。

◆9マイルのロス
夕方になりました。なす術がないままズルズルと遅れ、ついにはリーディングフリートが見えなくなってしまいました。もう一度ロープを両側から回して引きますが、藻は出てきません。でもやっぱりどう考えてもおかしいよ!ということになり、ジブ下ろしブームを出してバックすることにしました。そしたらほんのちょっとチッコイ藻が出てきました。ムムムムム。このまま走り続けるわけには行かないので、フネを止めて潜ることにしました。誰が潜るんだろ?と思ってたら、モギモギがもう服を脱いでました。あはは。そして。
ペラに挟まった小枝とそれに絡まった藻を発見!!ギャー!ペラも半開きのまま6時間も走ってしまいました!!
走り始めたら艇速は1.5ノット程アップし、ほぼターゲットどおりのスピードが出るようになりました。はー。初っ端から9マイルのビハインドとなってしまいました。でもロングレースではこんな事はよくある事なので、全てタラレバです。まだ先は長いし、気を取り直して挽回するしかありません!がおー。



ついに日が暮れます。まだ三重県

挽回しようにも、風がありません。ついに1日目のナイトに突入。航跡を見ると、大王沖で日没を迎えています。艇速は2~3ノット。時折1ノット。潮がきつく、シビレる展開です。

夜の間、頼りない風が南東~南の間で振れまくり、時々ジェネカーが揚がる角度になります。揚げたり下ろしたりを幾度と無く繰り返すけど、かっ飛ぶような風には程遠く、日付が変わった18日0:00のロールコールはなんと、まだ渥美半島の真ん中くらいで浜名湖にも到達していません。利島まで100マイル。

丑三つ時を過ぎて、ついに、セールがぱったんぱったん言い始めました。殆ど進んでいません。潮はずっとアゲインストでSOGは1ノット以上マイナス。まわりに数艇のマスト灯を確認できますが、もはや誰か特定できません。ふと強い不安に襲われます。みんな漂っているのか、それともこの辺りだけカームに捕まってしまい完全なる脱落組となってしまったのか。ヒジョ~に気になるところです。

さっきまで誇らしげに輝いていた明るいハーフムーンが、水平線に沈んで行きました。天の川と満点の星空だけが、ただただ美しい夜。フネは、夜光虫をかき分けながら静かにゆっくり進んだり、ツルンとした水面にまた漂ったり。そしてこのまま浜名湖の沖に漂いながら朝を迎える事になります。

◆7月18日(日)漂流記
夜が明けました。2日目の朝です。フネはちっとも進んでいません。


ぱったん、ぱったん。ちっとも進まん!

6:00のロールコールで、相変わらず浜名湖沖。ここ数年のペースなら、もう夜明けには利島を確認し、午前中に大島にとっつき、お昼前後にはフィニッシュしていました。なのに、昨日の夜からずーっと浜名湖沖。一度、思い切って南に沖出ししようか、という話もしたけれど、その後結局またぱったんぱったんと始まり、プロパーに向けておくしかなす術がなくなりました。そして、またここで一日中漂うことになります。


朝バナナです。このころはまだ元気でした。

12:00。天竜を越えて磐田の沖くらいか。ロールコールをした時、「御前崎ですか?それとも12時のコールですか?」と聞かれ、もう御前崎に到達したフネがいるらしいと知り、軽い喪失感に見舞われます。やっぱり脱落組なのかな。でも、どうあがいても風がないので進めません。

もうやることがなくなってきました!「宝くじで3億円当たったら何に使うか」とか「今何が一番食べたいか」とか。みんな冷え冷えビールとギョウザとか、かき氷とか、カツカレー大盛りとか言うけど、わたしは思いをめぐらせた結果、一番食べたいものは薬味がたっぷり載った冷奴と冷たい麦茶!そういえば、誰かのツイートで、「Cool Guy」という意味だと信じ込んで「冷奴」というタトゥーを入れたアホなガイジンがいるって書いてあったとか、早くシャワー浴びてクーラーの効いた清潔なサラサラなシーツの上で眠りたいとか、夏休みはもうクルージングはやめてアイス食べながら高校野球を見てようとか、アホなダンシの合コンの練習として、仮想の合コン相手の役をやってあげたりとか。くだらない話もし尽くして、脳天直撃の炎天下で脳みそが溶けてきました。


漂流・・・。もうやることがなくなりました。

シモヒールで丸一日縮こまっているのでエコノミー症候群になりそうです。楽な体勢を作りだすのに苦労します。そして、灼熱地獄の中、日陰の争奪戦も始まります。バウは利島へ向けてるけど、ジャンボが時折「COGは真後ろの西に向かってるよ」と悲しいお知らせを表示します。GPSも利島への所要時間は99時間!と出たと思ったら、3ケタ以上は表示できなくなって「---」と表示されたり。強烈な潮の動く歩道の上をテクテクと逆にあるいている感じの一日。フネは止まったまま、潮に乗って色々なものが流れてきては後ろへ通り過ぎていきます。ふと、残りの食糧と水の心配が始まります。そして、今リタイアしたとしても積んである燃料では葉山まで辿り着けないことも発覚。下田か、波浮か。みんなで色んなことに想いを巡らせながらも、時間はどんどん過ぎていきます。


周りのフネをチェック。脇をキュっと締めるのが自衛隊員の証です。

◆雨雲大作戦!
陽が、傾いて来ました。遠くの黒い雲がスコールを降らせているのがわかります。冷たい風がヒョロっと来たので、雲のエッジに向かって走りだします。そして空からシャワー。灼熱地獄だったので、涼しくて気持ちよくて誰もカッパを着ません。利島へは大して近づかない角度でも、何とかこの雨雲の端っこに留まっていれば、少しだけプラスのアングルに進めるかもしれません。ジェネカーで何度かジャイブします。久々の「セーリング」。前に進むって素晴しい~。セーリングって素晴しい~。



虹が出て、雨雲大作戦もおしまい。

やがて、雨雲大作戦も終わりのときが来ました。大きな虹がかかります。そしてまたぱったんぱったんと始まりました。みんな無言になります。残航を計算し、5ノット平均で走り続けてギリギリ明日16:00のタイムリミットに間に合います。が、今すぐに走りだせばの話です。海面は見渡す限りのベタです。今度こそ本当に絶望の空気が漂い始めます。

18:00のロールコール。御前崎にはまだ到達できません。結局、この日はずっと遠州灘に漂っていたことになります。このあたりから時間の感覚がおかしくなってきました。

19:00過ぎに御前埼の経度線を越えました。そして、陽が暮れてから、少し風が入りま始めました。ジェネカーで利島まで一本で走れる風。軽風だけど、神風と言っていいかもしれません。そしてこの風は利島に近づくにつれグングンあがり、絶望の淵からひっぱり上げてくれる風でした!(≧∇≦) あきらめなくてよかった~。

◆真夜中のブラインド・ナビ
風が上がり、追い潮をガッツリもらい、ビッグジェネカーを揚げて10ノット台の艇速で利島へ向かいます!新島の明かりが見えてきて、白6秒の利島灯台も確認。新島と利島の間には鵜渡根があります。神子元みたいなゴツゴツした無人島です。島というよりは巨大な岩山で、灯台はなく、岩場なのであまり寄れません。ここで重大な事に気付きます。もうすぐ月が沈みます。真っ暗闇の中、利島と鵜渡根の間を抜け、ジャイビングポイントをコールするナビゲーションです。恥ずかしながら、真夜中に利島を廻ることを全く想定していませんでした。過去は、明るくなってから回航するのが常だったので、利島にさえ辿り着けば、あとは目視しながらセーリングできるしジャイブは頃合を見て、、、という感じだったので、どうってことありませんでした。少し遅れて昼や夕方になることはあっても、まさか翌日の未明になるなんてまったくの想定外です。ホント、ここに甘さがありました。うーん、うーん、猛省。

アプローチが近づくにつれ、緊張で喉カラカラになってきました。慌てて利島の東側にもう1つWPをプロットし、アパレントは何度だからぁ~、ジャイビングアングルは~、なんてやってる間にもう着いちゃいます。結局、タクミ君に助けてもらって・・・、安全なところで無事ジャイブして北上を始めます。はぁ。自己嫌悪。マンモスに踏み潰されたような気分

タジタジのナビはまだ続きます。江ノ島へ向けるには、大島の西端にチコっと引っかかるので、風早の手前の乳ケ埼をかわさないといけません。運悪く風が少し西に振れて上りきれなくなりました。漆黒の闇、潮もありCOGも少し落とされているので、このまま行くと元町へ突っ込む感じ。今、激バシリ中のGaiaにとって、ジェネカーのアドバンテージは非常に大きいので、ギリギリまで岸に向かって突っ込んでジブアップ、かわせたら即ジェネカーというオーダーです。

岸までの残りマイルをコールしながらジェネカーで突っ込むのも怖かったけど、ジブ上げてから潮の悪い千波沖を岸に沿ってギリギリを進むのはヒジョーに恐ろしかったです。風は20ノットくらいにあがってきました。ここでも避険線を引いていなかったし、潮でどんどん東に寄せられてるし、ひぇー、この先は浅いよ~! 頭が混乱して、もぅ、まさに支離滅裂!この艇速で浅瀬に突っ込んだら大変なことになります。恐ろしくなって、結局コースを修正させてもらいました。

さっきまで10度と言ってたくせに、「やっぱり355度まで上げてくださいぃぃ~!!」と絶叫。一瞬デッキの上を「はぁ?」って空気が流れましたが・・・。いいんです、ぶつかるよりは!!ぜぃぜぃ。

ごく近いWPへ10ノットオーバーのスピードで向かっていたら、当然ベアリングはどんどん変わっていくし、COGがちょっとずれるだけで、あっという間に変化しちゃう事をちゃんと頭に入れておかないと、今回みたいに慌てふためくことになります。ダサい。っていうか危ない。みんな呆れてないといいけれど。

結果的にこの角度は走りやすい角度でVMGも良かったので、結果オーライということに。ふー。

◆7月19日(月)フィニッシュへ


江ノ島へ向けて快走!あと少し~。

3日目の朝になりました。江ノ島へ向けての最終レグです。さっきまで威勢のイイ風が吹いていましたが、だんだん落ちてきました。でももうあと少しです!!
江ノ島が見えてきて、フィニッシュの自衛艦「はしだて」を確認。6:44フィニッシュです!(≧∇≦) 42時間19分の長い長い長ーいレースでした。





一時はフィニッシュも絶望的だったし、昨日まで白いダクロンセールの艇団と一緒に居たことを考えると、フィニッシュできてもかなり切ない成績になると思っていました。でも最後はまずまずの風に恵まれました。クラス5位、IRC総合は35艇中13位という結果は、ちょっと残念ではあるけど、よく挽回したし、何よりも気持ちよいセーリングでフィニッシュできてよかったです。利島アプローチ、大島の千波寄せは強烈な経験となりました。

ナビは、冷静に、自信を持ってはっきりと情報を伝えないといといけないのに、自信がなく中途半端な場面が多すぎでした。真っ暗闇のブラインド・ナビゲーションについても、全くの準備不足だったし。クラブレースでヘルムバカになって、やった気になっててもダメですね。自分はショボくて甘い三流セーラーだなぁと強~く認識。もっと勉強して出直します~。

そうそう、今回見た、南の水平線まで伸びる天の川と、びっくりするくらいの満点の星空は、今までの人生の中で間違いなく一番キレイでした。ある意味すごーーーく思い出深い今回のパールレースは、きっとこの先みんなで集まる度に語り草になって、おばあちゃんになっても絶対忘れないはずです。そういう思い出はやっぱり宝物なので、そんな時間を共にした仲間たちと、素晴しき海に感謝。
どうもありがとうございました!

第51回パールレース 成績
 
 
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お散歩カメラ 7月

多摩川の夕暮れです。久々のお散歩カメラ

あぁー、歳ですかね。ヨットの予定が入っていない週末はちょっとホッとします。本当は今週テーザーの西日本選手権があって、いつもだったら芦屋に遠征してるんだけど、ワールド終わったし、別に海逃げないし、焦らなくても自分のテーザーだから好きな時に乗れるし。ということでお休みにしました。
暑いうちは、家でのんびり。庭は、蚊がすごいので「虫コナーズ」を吊る下げてみたけど果たして効果あるのかな。


マーガレット、寒いうちからよく咲きました。


窓全開にして空眺めます。


のんびりモードはネコにも伝染。
はー、何の悩みも無さそうだ。お腹の贅肉もきっと気にしてなさそうだし。


いつのまにかサルスベリが満開になってました。


餌台にオナガがやってきました。

いつもは、オナガは朝早く群れでやって来ます。結構警戒心強く、必ず複数の見張りを立てて順番にエサを食べに来ます。窓辺に人影が映るだけでも一斉に飛び立ってしまうのであんまり写真に撮れないんだけど、これは昼間に一羽でやって来ました。何故かカメラ構えても逃げませんでした。キモ座ってるみたいです。見目麗しい鳥だけど、鳴き声は強烈。「ギャー!ギャー!」
でもキレイな鳥なので、来るとうれしいのです。


ムクドリです。ちょっとピンボケになっちゃった。

ムクドリは、なんとなく素っ頓狂で、ひょうきんな感じが好き。わたしは勝手に「カケスのサミー」って呼んでます。古ッ!

日が傾いて、さわやかウィンドが吹いてきました。だいぶ涼しくなったので、多摩川へ夕涼みのビール飲みに行くことに!!水辺はやっぱり涼しいです。いい風が吹き抜けていきます。


海もいいけど、川っぺりもいいですね。空が広い~。


兵庫島ピースの河原席は満席でした。窓際の席へ。窓際って言ってもフルオープンだし、もともと建物だって大きなテントのようなので大差ありません。冷え冷えのビールを喉に流し込んだあと、結局CAVAのボトルを頼んでしまいました。


陽が高いうちから飲むってステキだー。


陽が沈みました。東京の夕焼け。さよなら太陽また明日。


久々のお散歩カメラ(半分は庭だったけど。。。)風景や日常をカシャっと切り取るのが好き。難しいうんちくや撮影テクとは相変わらず無縁だけど、まぁ、右脳で。

さぁ、土曜日からパールレースです。
今年も葉山のGaiaで参加させてもらいます。願わくば、梅雨明け!いい風が吹きますように!!
 
 
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晴天!第2回 七夕レガッタ

梅雨の晴れ間ー!!photo by U子りん

7月に入って梅雨真っ盛りです。金曜の風予報で日曜日は荒れ模様とのことだったけど、その後すぐに雨・ベタの予報に変わり、結局それもはずれて真夏の太陽がギラリ!朝からカッパを覚悟して行ったけど思いがけない青空でしたー。

初島ダブルハンドが終わって、ちょっとまったりしたかった週末だけど、クラブレースは容赦なく続きます。葉山クラブレース道場の門下生であるからして仕方ありません。時間と体力がある限りがんばります。たぶん。。。

朝から肌にまとわりつくようなジトーっとした猛暑で、艤装を終えた時点ですでに汗びっしょり。暑い暑い暑い! ・・・と言っても涼しくなりません!なので本日「暑い」禁止令が出ました。言ったら100円です。小学生並みのレベルの低さでスミマセン。
APが揚がりましたが、少しずつ南のそよ風が入ってきて第1レースは10分遅れのスタート。カミイチから出ます!(2列目だけど)

小さい波と変なうねりがある軽風でホビには苦しいコンディション。うねりの底から持ち上げられてバウがタプンとなる度に失速。右展開が有利で、右フレをもらいゲインできたので何とかフリートにくっついて上マーク廻ります。その後、
だんだん風が頼りなくなってきました。あぁ苦手。失速しないギリギリの角度を探りながらスケーティングさせるのが。「もう少しがんばりましょう」のハンコを押されそうな走りで24艇中修正10位。

第2レース。風は辛うじて残ってます。かなーり低くタックしないとライン上りきれないような大惨事のスタートはゼネリコになってラッキー。次のスタートはI旗が揚がってチコっと下有利。戻るのが遅くなりピンエンドに向かって押し寄せる艇団をかわせず、、、そのままタックして混雑したラインに並ぶ羽目に。小型艇にしてはかなりチャレンジャー!なスタートになってしまいます。潮でジワジワ押し出されそうになり、まだ1分以上あるのにみんなフネ止めてシバーです。く、苦しい。

すぐカミ側のフネは横っ腹がはみ出してラウンジエンドにひっかかったもよう。ホビは何とか時間まで耐えてヨロヨロ走り出しました。隙間を見つけてタック。やっときれいな風をゲット。ふー、ホントに、、、毎回毎回鍛えられます。既にぐったり。

うねりを下るときにバウが振れてテルテールがバタつくけど、舵使いすぎるとすぐに失速。周りに比べて角度も悪いけど、ビミョーに風が剥がれそうでのぼれません。ホビはもっちりした走りのとってもアンダーパワーなフネなので、スピードに気をつけてパワフルに走らないと微風+うねりにケチョンケチョンにやられてしまいます。

下りレグで風が極端に落ちます。トップ艇との差が開きすぎてあやし~い感じになってきました。DNFが頭をよぎります。ぐぉーーー、灼熱地獄!フネちっとも走らんし!もうこうなったら精神修行とでも思うしかない!暑い~!・・・あ、暑いって言ったら100円だった。と言ってた矢先、ろってが突然取り憑かれたように暑い暑い暑い暑い暑い暑い!と連呼。チャリーン。600円也。

まぁフネの上はいつも通り阿呆なんだけど、すぐ後ろに1艇迫って来ています。精神修行は続きます。相手の正面キープで頑張って走っていたけど、集中力の欠如により相手に低く走られてしまいます。このままだとシモに入られそうなので、先にジャイブすることに。これが功奏。なんとか引き離します。後ろは後ろで戦いがあります。


風・・・ない。みんなシモヒール隊 photo by U子りん

最後、風が左にバコンと振れました。最終レグはポートロングの片上り。レース時間も2時間を越えてきたので、ちょっとばかり小型艇有利です。フィニッシュできればだけど。
最後の上りはとてつもなく長く感じたけど、フィニッシュラインを切ったらプーが鳴りました。ホッ。プーが鳴ったおかげで修正6位。

総合成績は第6位でした。微風頑張りました。でももう当分ノーサンキューです。カンベンしてください。あんまり苛々する性格ではないんだけど、こればっかりは、もう、精神に異常をきたしそうなので。速かった皆様、本日も大変お待たせいたしました。ありがとうございました!

本日のメンバー:7人
バゥ=ヨシオ
ピット=まりりん
ヘッドセイル=のざG、山ちゃん
メイン=ろって
ヘルム=わたし
タクティクス=Hさん

special thanks to Hさん

第2回 七夕レガッタ結果はこちら

 
 
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