よむよま

よむ・よまない、それから。

「やすらぎの郷」第4週(前半)

2017-05-02 22:12:39 | 見る
「やすらぎの郷」第4週

作家・濃野佐志美である井深涼子(野際陽子)、
出版をやめるように話をしようとしている菊村(石坂浩二)に、
「二人だけでゆっくり話そう」と言われて、
涼子は、「久しぶりに勝負服着よう」とひとりごと。
約束の時間に、着物姿で現れました。
紬ですか、野際さん素敵です。

山一つ越えたところの隠れ家的な料理屋で話す二人。
この店の名物が「鯉の刺し身」だったの。
鯉の刺し身と冷酒が出て、
「昼だけど一杯やろう」と涼子が言い、お酌するんだろうと思ったら、
「手酌で」と言って、それぞれ自分の盃に注いだのが、オッと思いましたね。
オトナな感じ。

彼女のこれまで書いた小説の中には、菊村をモデルにしたものもある、
それは「先生が若い女優とデキちゃったとき」の話だと聞かされて、
ムッとしたりしながらも、物書きは100万人を感動させても一人の人を傷つけてはダメだと、
自分の体験から実感をこめて説得する菊村。
涼子は説得に応じて、加納と九条摂子の特攻隊員の話は出版を中止すると約束した。
いいと思って書いたのに納得できたの?

この一件は収まったけど、涼子はくやしいモヤモヤが残ってた。
くやしいから先生に復讐してやる、
今度の作品で菊村の浮気を再びモデルにして書いてやると言うの。
例の若い女優とデキちゃって奥さんが自殺未遂起こした、あのエピソードをまた書いてやる、
うんとエロティックなベッドシーンを書いてやるって。
その晩、菊村は亡くなった妻(風吹ジュン)が夢に出て来てうなされてた。
夢の中で菊村は、いま自分は若い女優に夢中だが、彼女をいとしく思うほどキミもいとしくなるんだ、
なんて言っちゃってるの。
とっても正直に妻に語っちゃってます。
そしたら、妻に角が生えたの。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする