よむよま

よむ・よまない、それから。

赤坂大歌舞伎2021

2021-11-25 21:01:37 | 見る
赤坂大歌舞伎2021

赤坂ACTシアターでの歌舞伎公演、今回は2016年初演の「廓噺山名屋浦里」の再演をメインに。
タモリさんがブラタモリで行った吉原で聞いた江戸時代の実話をもとに、鶴瓶さんが落語にし、それを聞きに行った勘九郎が歌舞伎に仕立てた作品。
留守居役として初めて江戸にやって来た実直な田舎武士(勘九郎)が、遊興三昧の他藩の留守居役たちにいじめられ、吉原の馴染みの女を連れて来いと言われたことから、吉原随一の花魁(七之助)が彼の誠実さにほだされて協力する話。
約束の当日、花魁の到着が遅れ、田舎武士が、女は来ないじゃないか、嘘をついたなと責め立てられ、あの花魁にだまされたのかと観客も一緒にがっかりしかけたところに、豪華絢爛な正装の花魁が登場!美しい!
ここがまずクライマックスで、他藩の留守居役たちがびっくりしてヘナヘナになり、観客も一緒に溜飲が下がる、気分のいい華やかな場面。
そのあとの、花魁が田舎武士に心を寄せたわけを話したい、自分の身の上を話したいと、それまでの廓ことばをやめてお国なまりの田舎ことばで訥々と話す場面が第二のクライマックス。ただ、七之助は廓ことばでは高い声を張っていたのを、お国ことばのところで急に地声にするので、ちょっと中年のオバサンみたいに聞こえるかも。うんと差をつけて見せたいためだと思うけど。
そういう、わかりやすさもテンポも、初演のときより上がっていて、ホロリとさせる人情劇として、ちゃんと出来上がりましたという感じです。
勘ちゃんはこういう、田舎者の朴訥な佇まいに違和感がないんですよね、全然田舎の子じゃないのに不思議ね。

20分の休憩を挟んで、舞踊二題。
「越後獅子」は長男の勘太郎くんが一人で。
勘太郎くんは十歳、去年より踊りがうまくなってる!越後獅子は、後半は高下駄履いて、両手に晒し布を持って(新体操じゃないけど)扱わなきゃいけないから、なかなか大変ですが、きちんとできてる。偉いねえ、ちゃんとお稽古してるのね。
最後は今回のための新作舞踊「宵赤坂俄廓景色」
鳶の頭たち(勘九郎、長三郎、虎之介、亀蔵)と芸者たち(七之助、扇雀、鶴松)で賑やかに舞い納めます。八歳の長三郎くんもお父さんの隣で一人前に鳶の若い衆をやってます。ふふふ。
TBS開局70年と来年からこの劇場が変わることを寿いで、途中に「お手を拝借」と手打ちも入れて、ラストは長三郎くんを吊り上げてハリー・ポッターにしてた。
ここが来年からハリー・ポッター専用劇場になってしまうから、赤坂歌舞伎は今回が最後なんでしょう?それでも祝福しちゃうんだ。
勘太郎くんは高所恐怖症だけど、長三郎くんは平気なんだね。
勘ちゃんの鳶の頭は、芝居のほうの田舎武士とは打って変わって、江戸前の教科書みたいなカッコよさ。踊りは余裕ありすぎ。

勘ちゃんの目一杯な踊りが見たいな。来月は道成寺があるか。でも、変型ですよね。勘ちゃん一人の「京鹿子娘道成寺」が見たいですね。
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「7.2新しい別の窓」(2021.11.7)EXITとホンネトーク~ラジオパーソナリティ

2021-11-10 21:35:25 | 慎吾
「7.2新しい別の窓」(2021.11.7)EXITとホンネトーク~ラジオパーソナリティ

今回はオープニングからつよぽんのテンションが高い。舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」の稽古が始まっているせいなのか、わからないけど。
稽古が始まってるのはすぐわかるのよね、つよぽんは。たちまち声が嗄れてるから。演出の白井晃さんがときどき「ゴローさん!」と間違えて呼ぶんだって。
ゴロ「うれしいな!」
逆のケースはないそうだ。

EXITと3人のホンネトークのコーナー。
前のメルカリの宣伝コーナーで披露した生歌生ギターの弾き語りが失敗したつよぽんがヘンなテンションになっているのを慎吾くんがツッコミながら、EXITの兼近くんが小説を出版したニュース。前に、ゴローちゃんと控え室トークの中で、兼近くんは本が大好きだと言っていたので、見た目と違い過ぎてびっくりしたんだけど、自分で小説を書いたの?すごいね。又吉直樹に憧れてたんだって。へえ!出版界が注目されるのは良いことだと思う。兼近大樹著『むき出し』出版社は文藝春秋、本格ですね。

EXITの歴史を聞いたあと、EXIT側から「今日、いろいろ聞いていいですか?ネットニュース揺るがせちゃうようなこと聞いちゃうかも」と言われてニッコリ慎吾くん「何でも聞いて!聞けるならば」。いつぞやのフジテレビの27時間テレビで芸能記者が、SMAPに面と向かったら何も聞けなかったのを思い出しますね。
お休みの日は何をしていらっしゃいますか?とフツウの質問を繰り出しちゃうEXIT。
3人は、いま初めて、何か仕事が終わるとちょっとゆっくりする時間がある、そういう状態は初めてだと。常に何本もレギュラーがあり、超多忙のまま走り続けてきた。
慎吾「ほんとにイヤだったらどこかで辞めてると思う。結局、好きだから、続けてきて、それが30年と、長く続いてきただけだと思う」
小学生から走り続けてきて、おかしくならないですか?とEXIT、
慎吾「おかしくなったのがこの結果なんじゃない?」なるほど。
でも、事務所をやめるときに、ゼロになるのだと考えていた慎吾くんは、
慎吾「僕、まちがえてたんだよね。ゼロじゃなかった、応援してくれる人たちがたくさんいた」
慎吾くんはいつもそれを言う。応援してくれる人たちがいるから続けている、芝居の仕事は苦手だけど、求めてくれる人がいるならやろうと思うんだって。そう言われるのは、うれしくもあるけど、慎吾くん自身がやりたくないならやらなくてもいいよと思ったりもするのですが。でも、ドラマも見たいし、舞台もやってほしいが。
つよ「うまくできないことはまたやってやろうと思う、次につながる。今日、オレ、ギターだめだったけど」引きずってる。
EXIT「成功の連続なのかと思ってた」
慎吾「いやいや、僕たちは失敗の連続だったよ」
EXIT「ゴローさんはどうなんですか?こっちのお二人はアツイけど、それを俯瞰で見てるような。バランサーというか」
ゴロ「バランサーの面はあったよ、グループの真ん中だったし、中間管理職なんて言ってた。でも、一人で仕事するときはまた違うよね」
EXIT「不安になることはありますか?」
つよ「あるよ。仕事がなくなったらどうしようとか」
EXIT「仕事なくなっても、貯蓄はあるでしょ」
つよ「まあね」いかほど?
ゴロ「仕事しないでいけたとしても、仕事してないのは楽しくないんじゃないかな、いくらたくさん趣味があったとしても」
つよ「この仕事以外のこと知らないしね」
ゴロ「落としてきたことはいろいろあるとは思うね」
EXIT「バイトとか学校の中での恋愛とかの経験はないわけですよね」
ん?ゴローちゃんは学生時代の恋愛はあるんじゃないんですかぁ?

30年間、人に知られず生きてきてやっと有名になれて、まだ、人に見られてキャーと言われるのがうれしい気持ちだというEXIT。人に見られたくないゴローちゃん、マスクしてサングラスして帽子かぶって目だけ出してるゴローちゃんの横で、いつもの派手な格好で隠れもない香取慎吾のまんまでいる慎吾くん。30年を超える「人に見られる人生」の中で、自分でいる居方を見つけている。

ラジオパーソナリティをゲストに、ラジオトーク企画。元NHKの住吉さんやゴローちゃんといま一緒にFMをやっている吉田さん、ラジオで人気の芸人さんなどなど。しんつよラジオの話も出て、時間もちょうど同じあたりだったし、うまく生でコラボできたらおもしろかったのに、それはしなかったのね。
慎吾「僕とつよぽんがbayfmでやってるラジオは、誰もゲストとかなしで、27年間やってます」
驚く一同!
住吉「27年やって、話題はなくならないんですか?」
ゴロ「何にも決まってないんですよ、僕がゲストで出たとき、こっちが驚いたもん!」
つよ「急にアイス食べようとか慎吾が言って。ラジオでアイス食べようって、意味わかんない」
しんつよon アイスという企画ですね、いちおうね。
慎吾「ゲストもいないし、スタッフも一人だけ。一人でキュー出したり、ひどいときは手持ちのレコーダーで録音してる」
それでも続けられて、よかったね。このラジオがなかったら、つらい時期を乗り越えるのがきつかったでしょう。

ゴローちゃんがやっているTHE TRADという生放送からのゲスト、吉田さんの証言。
吉田「ふだんご一緒してるゴローさんと、今日のゴローさん別人みたいです。全然違う感じ。ラジオはフレンドリーで」
慎吾「僕も一度ゲストに呼んでもらって感じたけど、ラジオのスタッフとはすごく仲良くしてる感じ。ここのスタッフとは全然ですよ!」
いつもそれを言うね!ほんとなんだ。ゴローちゃんはバラエティのスタッフは好きじゃないの?

くさなぎパークという、ゲストにワンちゃんを連れてきてもらって、専門家に悩みを質問するコーナーが今回から始まった。
ワンちゃんがかわいかったし、ワンちゃんを見てる慎吾くんがかわいい顔してた。始まったと書いたけど、始まったのかな?続くのかな?わからんが。

次回は12月5日午後3時から。
(終了)
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