よむよま

よむ・よまない、それから。

「直虎」第18回

2017-05-10 21:12:47 | 見る
「おんな城主 直虎」第18回

鉄砲を作ろうとしていたことを政次に見つかってしまい、
後見を譲るか駿府へ行って申し開きをするかと迫られ、またしても駿府へ行く直虎。
だから、政次を取り込むか、結婚するかしちゃわなきゃ、無理なんじゃないの?

鉄砲を作って儲けようともくろんでいた方久(ムロツヨシ)は、
えー?どうしよう?これじゃ元も取れないと落ち込んだが、はたとひらめいた!
今川に売り込もう!
直虎一行より一足先に駿府に到着した方久は、氏真(尾上松也)に、
「井伊家の言いつけにより、鉄砲作りを今川様のもとで行わせていただきたい」
と願って承諾させてしまいました。
まあ、凄腕!
氏真のそばに仕えてるのは矢島健一さんなのよ、
たいていいつも殿様にお仕えしてるよね、広沢さまの矢島さんは。

無事に帰って来られた直虎は、しかし、いつも誰かに助けてもらうだけの自分に自己嫌悪。
それではと和尚(小林薫)が勧めたのは「孫子」兵法の書。
殿様はみんなこれを読んで策を立てるのだと聞いて、それなら政次の策もわかるかもと読んだ直虎、
「敵を欺くためにはまず味方から」という言葉に、はたとひらめいた!
いままでずっと政次の言葉に欺かれていたのではないか、
あんなに後見になりたい、後見を譲れと彼が迫っていたのは、
自分が後見をやっていては井伊も危うい、自分の命も危ういからではなかったか!
彼があのとき直親(三浦春馬)を裏切ったのは、そうすることで井伊を救ったのではないか?

(いや、そんなに純粋じゃないとは思うけどね)

例の井戸のところで政次をつかまえた直虎は、必死でその袖をつかむ。
「いまさら嫁にしてくれと言われても困るが」
とかなんとか言っちゃう政次。キーッとなる直虎に、
「戯れ言でござる」
そういう言い方しかできないのね、ほんとはずっと好きなくせに。

井伊を乗っ取れば自分の領地、そうなれば何としても井伊を守るはず、
「そなたのことゆえ、いやらしく緻密に策を練っているのであろう」
それを教えてくれと言う直虎。
「われをうまく使え。われもそなたをうまく使う」
そうそう、やっとそこにたどり着いたのね。

今川は衰退しはじめ、武田との同盟も揺らぎだしている。
松平(徳川)も盛り返してきている。
大国に挟まれた井伊はこれからますます難しいかじ取りが必要になるんだって。
それって去年の真田と同じじゃない?
でも、井伊はすごいよね、結局最も強大になっていく徳川についたんだから。

このあいだから山の中をウロウロしてた変な男(柳楽優弥)は山賊のボスなの?
ここに場面が切り替わるとき、真っ黒な画面をパッパッと挟んで、
ほんとに「画面を切り替えて」見せたの、おもしろかった。
そして山賊(?)一味のたむろしてるシーンは、使われてる曲も含めて「平清盛」風味だった。
コメント
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