よむよま

よむ・よまない、それから。

浮世絵スカイツリー

2011-02-28 18:09:46 | 読む
先週の東京新聞に、歌川国芳の浮世絵にスカイツリーが描かれているという記事が出ていた。
180年前の浮世絵、「東都三ツ股の図」という、
隅田川から深川方面を見た絵に、細く高い塔が描かれ、
その塔のデザインがスカイツリーにそっくり。
空想の絵ではなく、スケッチ作品のはずだというから、
そのころに何か高い塔があったことになる。

国芳は180年前のスカイツリーを見たのか!?

国芳にはほかにもいろいろおもしろミステリーがあるんだそうで、
「東都御厩川岸之図」という絵に描かれた、
貸し番傘に書かれた番号が、千八百六十一番。
国芳の没年を西暦に直すと、ちょうど1861年なんだって。
ほえ~~

今日の歩数計:4,841歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遺恨あり

2011-02-27 19:21:31 | 見る
「遺恨あり 明治十三年 最後の仇討」テレビ朝日
実話をもとにしたものだそうで、仇討ち禁止令が出たあと、父の仇を討った青年は、殺人罪なのか?
というドラマ。
主演・藤原竜也で、彼を書生として面倒を見る山岡鉄舟が北大路欣也。
このふたりの場面がすごくよかった。

ずっと敵を追い続けてきた主人公がようやく敵を討てた、
それなのに、やった!という気分にはならないの。
達成感も喜びもない。
哀れで。

彼は、終身刑が10年で恩赦になって、自由の身になって出て来たあとも、
もう一人残った敵、母を殺した男をつけねらう。
周囲のひとのいさめる声も、自分の人生を生きろという励ましも、彼の心には届かない。
両親が藩の攘夷派に殺された日に凍りついてしまって、
自分の人生なんて考えたことがない。
ただ敵を討つことだけを思い詰めて生きてきた青年。
藤原くんがぴったりで、体の中が冷たい感じがするの。

ただただ彼を支えて生きる下女・なかが松下奈緒。
私はてっきり、なかが彼を支えたというのは、一緒になってだと思ってたけど、
そうじゃなくて、彼が東京に出て行った後、なかは国元のほうで情報を探り、金を送る。
そのために東京から赴任してきた役人の妾にもなる。

主人公たちのストーリーのほかに、
武士の誇り、士族の不満、新国家の矛盾、いろんな事柄があるドラマで、
いろんなことを考え考え、見てたので、
スマステがはじまったときも、まだ引きずっちゃった。

もちろん、深刻に見てただけじゃなくて、
藤原くんの伯父が相島一之さんだったもんで、
うぉっ!新見が総司の伯父上?と思ったり、
北大路欣也は竜馬やって勝海舟やって、今度は山岡鉄舟かと思ったりね。
鉄舟って、剣の達人だったの?知らなかった。
清河八郎のお友達で、勝海舟にくっついてた人としか。

北大路鉄舟が西郷隆盛の自刃を知り、終わっていく武士というものへの思いで、
藤原くんを打ち据えるように稽古をつけるシーンが迫力。
父の形見の小刀で敵討ちをしようとしているのを知って、それ用の稽古をするの、
きれいごとの道場稽古じゃなくて、小刀で人を殺すための。

今日の歩数計:5,047歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒桜

2011-02-26 17:04:12 | 歩く
久々、新宿御苑に行きました。
今日は風が冷たかったけど、日射しは暖かくてけっこう人がいた。



ミツマタの花。ミツマタ・コウゾのミツマタだよね。わりと濃厚な香り。




寒桜。もうかなり散っていましたね。もう「寒」じゃないってことね。





帰りに伊勢丹のデパ地下に寄った。
こぶたまんじゅう。目も耳もしっぽもあるの。あんまんです。
ここの中華屋さんに花巻(何も入ってない饅頭)があったので、つい買ってしまった。
私、好きなんだけど、めったにお目にかからない。

今日の歩数計:7,645歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀のいす

2011-02-25 20:54:45 | 読む
「銀のいす」ナルニア国物語4巻目
これ、怖かったぁー!

アスランの教えてくれたことを忘れてしまって、
やり損なう主人公たちはとても読者の身近な人間像。

最初、たいした存在に思わない沼人(ぬまびと)が、実はもっとも重要な人物で、
もっとも重要な言葉を吐く。

彼ら3人が、カスピアン王(すでに老齢になっている)の行方不明の王子を探して、
恐ろしい旅をする。
地下の国へ降りていって、どんどん深く深く行くシーンが、いやなんですよー。
「大地がどれほど重く深くかぶさってきたかを考えますと、息がつまるほどでした」
息が詰まるぅ~~。
そこは、王子をさらった魔女の支配する国で、
3人が王子ののろいを解くシーンがうまいのね。
王子の言葉を信じるか信じないかという瀬戸際が、ハラハラする。

そのあと、魔女との対決になるんだけど、この対決が「言葉」なんですね。
この魔女はアロマを焚いたり、楽器を奏でて催眠術をかけて、
言葉で惑わすんですよ。ごろちゃんか。
3人と王子が、自分の言葉を信じられなくなって、魔女の言葉を信じてしまう、
あわやという最終段階に沼人が言うの、
あなたの世界が現実で、自分たちの言ったことは頭の中のつくりごとかもしれない、
しかし、このひどい世界をうちまかしてうつろなものにしてしまう力がある、と。

長い暗い地下のトンネルから、ナルニアの夜の雪山にポカッと出てきたシーンは、
冷たい空気が気持ちいい。

カスピアン王は、ひと目、王子に会えたけれど、死んでしまいます。
王子のころも苦労して、王様としての晩年も不幸で、なんかかわいそう。

今日の歩数計:5,308歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女神

2011-02-24 22:39:10 | 慎吾
今週スマスマの歌はPuffyで、この「ゆるガール」は慎吾くんたちに相性のいいキャラですね。
慎吾くんの不思議な格好、おもしろかったな-。
かわいいことはかわいいけど、スケスケふうの白いジャケットが、
むっくり感を2割増しぐらいにしてない?
ごろちゃんの肩に手を置いてよりかかってた、
ごろちゃん、危うし、つぶれる!
中居くんもやたらはしゃいでて、
楽しゅうございました。

ビストロはカットしようかと思ったけど、
しんご女神さまが登場したので、そこんとこだけ保存。

今日の歩数計:8,275歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思いは3D

2011-02-23 18:52:37 | 慎吾
スマステゲストは北大路欣也で、特集はなぜか2011年のヒット予測。
今年はこんなものがはやりそうというんだけど、
女の鮨屋はやっぱりいやだな、私。
最新型の自販機もどうかなぁ。
見た目で判断して飲み物を勝手にオススメするんだって?
大きなお世話だわ。
人がそばにいないと、画面に商品の飲料でなく広告が出てるんだって。
とすると、遠くから自販機を探してるときにわからないよね。

女装男子がはやるでしょうという映像に、慎吾くん、えーっとか言ってたけど、
それはいちおう言っておこうというお考えで?
だって、えーっもナニもないでしょ、慎吾くん、
そんじょそこらの女装男子は足元にも及ばないキャリアと貫禄でしょう。
シンゴ・デラックスとお呼びしてもよろしくてよ。
彼らは女装子(じょそこ)と呼ばれるのだそうです。

メールの質問者が「生活感ゼロで」と書いてきたのを、
ばっと立ち上がって抗議する北大路御大!
あわてるMC香取!
「素敵です」と続いていたんですけどね。

慎吾くん、気を使って話しかけてたけど、
北大路御大も反応がよくて。
最後に来週のスペシャルドラマ「遺恨あり」について、
これは3Dじゃないですよね?と振ったときも、
「思いは3Dです」と、ぴったりの返し技、お見事!

「遺恨あり」は実話で、明治になって仇討ち禁止令が出たあと、これは殺人なのか?という事件。
主演は藤原竜也、北大路欣也は山岡鉄舟の役。
これは楽しみにしてたんです、見ます、私。

来週の月イチの「英国王のスピーチ」も見たい映画だ。

今日の歩数計:4,887歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅の春

2011-02-22 21:40:58 | 歩く


風邪も治ったし、暖かくなったし、久々に野川に行った。
梅がいい香り。
春ですのう。

今日はついでに龍源寺に寄って、近藤さんのお墓にちょっと手を合わせて帰って来ました。

今日の歩数計:10,657歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽屋という芝居

2011-02-22 21:36:04 | 見る
このあいだBSでやってた「楽屋」という舞台中継を見た。
演出が生瀬勝久、出演は女優だけ4人。
渡辺えりと小泉今日子が楽屋の鏡台前に座ってるの。
普通に化粧したりおしゃべりしたりしてるんだけど、
渡辺えりは顔に傷が、小泉今日子は首に巻いた包帯に血が。
???と思ってると、村岡希美が入ってくる、これは舞台から引き上げてきた風情。
そこへ蒼井優がやってくる、これは明らかにようすがおかしい、枕を抱き締め、あらぬことを口走る。

村岡希美と蒼井優が「かもめ」のニーナ役をめぐって言い争い、ますますおかしな状況に。
村岡にはどうも、最初からいる二人の女優が見えていないみたいなの。
やがて村岡は化粧を落とし、着替え、帰って行ってしまう。
しかし!
二人の女優は楽屋着のまま、まだ支度を続けている。
もう舞台は終わったんでしょう?
なぜ?
二人が蒼井優に、「私たちが見えるの?」と聞いたとき、やっとわかった、
彼女たちは生きてる人じゃないって。

彼女たちは、夢を果たせなかった女優たち。
ずっとこの楽屋に住み着いて、夜ごと、自分たちだけの夢の芝居を演じてる。
今夜からは三人になったので、「三人姉妹」を演じはじめたところで、幕。

ちょっと怖かったわー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

せぇめぇ~~

2011-02-21 21:26:35 | 見る
「ろくでなし啄木」の開演前のご注意アナウンスは、
天王洲アイルでもやはり、野田秀樹&三谷幸喜の漫才コンビだった。
演劇誌の記事で、東京芸術劇場だから、芸術監督の野田を引っ張り出せたのだろうと書いてあったから、
こっちではやらないかなと思ったけど、ちゃんとやってくれました。
私はオモシロクておかしくてずっと笑ってたんだけど、
客席、あんまりウケてなかったなー、リピーターが多いのかな?

野田・三谷・藤原・勘太郎・吹石ですから、隅から隅まで「新選組!」なわけですが、
プログラムがまた、最初の三谷さんのご挨拶から「組!」の話題で、
座談会のページにはちゃんと「組!」の写真(3人が映ってるシーン)が添えられています。
かたじけない。

プログラム自体、とても素敵な充実した内容。
この舞台に全然関係ない市村正親を呼んで対談やったりしてる、三谷さん。
市村・戸田・浅野の「You Are The Top」に似てると思うので、それでなのかな。

中の広告もほとんど藤原くん関連で、
キンチョーの香取線香・・・じゃなくて蚊取り線香とかね。
と、ずっと見ていくと、最後のページの広告が「東京海上」のあんしん生命。
CMで、オジサン羊の執事が「せぇめぇ~~」と鳴いているアニメのあれ。
ちゃんと、ろくでなしと啄木に引っかけた文章が書かれたその広告は、
「わたくしの声が三谷幸喜であることも、ぜひともお忘れなきよう」と結ばれていました。
ええーーーっ!?
あの声、三谷さんだったの?
それって周知の事実だったの?
いやー、私、知りませんでした!

今日の歩数計:7,957歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ろくでなし啄木

2011-02-20 17:26:28 | 見る
昨日、三谷舞台「ろくでなし啄木」を見てまいりました。
ものすごく久々の天王洲アイルで、電車が一つ増えてて、びっくり。

おもしろかった!実に!
前日の舞台に比べると、場面転換がほんっっとにすばらしい!
やはり舞台はかくありたい。

二人の男と一人の女の一晩のサスペンス。
温泉宿、廊下をはさんだ二つの部屋。
それを左右に並べるのではなく、前後に配置することで、
障子を(三谷さんの大好きな)ブレヒト幕として使って、
奥の部屋で起きていることが、手前の部屋を見せられている私たちにはわからない。
こちら側で、またはあちら側から、または裏から見て、
と場面を切り替え、視点を切り替えて見せる。

いやー、おもしろかったぁ!
3人の視点から描かれるが、「藪の中」というより、
同じ三谷舞台の「You Are The Top」に似ている。

勘太郎のうまさが目立つという声を聞いてたけど、たしかに。
ただ、藤原くんの啄木は、受けの芝居というんですか、
どちらかというと難しいものを担ってるんじゃないかな。

勘太郎の役は思いっきり攻める演技で、思いっきりうまいです。
全体の声色や、声の表情をぱっと変えるところなんか、お父さんそっくり。
でも、お父さんより口跡がいい。
お父さん、ときどき何言ってるかわかんないから。
勘太郎の声は、おじいさんの芝翫の、強くて、濁りのない声に似てる。
もちろん勘ちゃんの努力の賜でしょうけど、良い素質の隔世遺伝を感じます。

吹石一恵ちゃんは、出てきたとき、やっぱりちょっと弱いかな(舞台育ちじゃない)と思ったけど、
芝居がはじまったら、そんなふうには感じませんでした。

藤原くんと勘太郎くんの仲良し感が、芝居なのに、にじみ出てる。
それがすごく楽しかった-。

今日の歩数計:1,062歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする