よむよま

よむ・よまない、それから。

藪原検校

2012-06-30 19:45:22 | 見る
昨日、野村萬斎の「藪原検校」を見てきました。

この芝居は、前に古田新太の舞台の放送を見た記憶がある。
猥雑なエネルギー、金と色と力の強烈な欲の世界、古田新太にぴったりだった。
その印象からすると、野村萬斎が登場したとき、
あらっ、「金閣寺」の主人公みたい!
坊主頭にしてるんです、それであの細身でしょう、繊細な外見で。
古田新太の「やらしさ」がないというか、
厚顔無恥に見えないというか。

しかし、大熱演です。
早物語という、座頭が滑稽な物語を語る、この前半の見せ場なんて、
モノマネまで織り込んで語りまくり。
マイケル・ジャクソンのムーンウォークもやる、
五木ひろしも森進一もやるのよ。
大受けです。

あ、わかった、萬斎さんは「線がまっすぐ」なんだ。
体の線、演技の線、なんだかまっすぐなの。
だから、濡れ場も体操っぽいのかも。
パンフレットのインタビューでは、
「濡れ場は相手役の秋山奈津子さんに手取り足取りご指導を。
なにしろ女性との演技経験が少ないもので」なんて言ってる。

浅野和之がセリフの多い大変な役で、
珍しく言い直すシーンがあったりしたから、
やっぱり井上ひさしの長くて細かいセリフは大変なんだね。

小日向さんは何役もやるけど、メインは塙保己一。
古田新太のときは段田安則だったと思う。
小日向さんは、最初の場では人のいい雰囲気で、
めくらでも学問をすれば社会的に認められるはずだという、まじめな学者ぶり。
終わりの場では、冷静に判断している目が(見えないけど)怖い感じ。

15分の休憩をはさんで3時間半ですが、長いと感じない。
おもしろうございました。

帰りに、中年のおじさんに同行してる若い人が、
「マジおもしろかったッス!すごいッスね!」と言ってるのが聞えた。

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美少女と慎吾オジサン

2012-06-29 22:54:16 | 慎吾
先々週でしたか、武井咲がゲストだったスマステ、
行列のできるグルメ特集でいつもの「ゲストのみ試食」あり。

武井咲嬢は顔の印象からおすましさんなのかと思ったが、
えらく素直なお嬢さんで、
試食もおいしそうにうれしそうに食べて、
慎吾くんを「うまそうに食べるなぁ」と感嘆させてた。

「やった!やった!」と喜んで、
ぱくっ!うぅ~~~んおいしい!と笑顔の咲ちゃんに、
「うまそうだし、か~わ~い~い!」とすっかりおっさん反応の慎吾くん。

その上、なんで司会陣は食べられないのか?と聞いたの、咲ちゃん。
ほんとにおいしかったから、一緒に味わってほしかったんだって。
や~さ~し~い~!
(そんなこと言ってもらったの初めてですね、慎吾オジサン)

映画「愛と誠」の番宣で出てきたのね、
おもしろそうよね、ツマブキくんが歌って踊ってる。
伊原剛志さんも歌って踊ってる。
市村さんもですか!?

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ごろちゃんの愛と良心

2012-06-28 21:31:23 | 慎吾
先週のスマステの月イチごろー5作品に「LOVE まさお君」を入れてた慎吾くん、
ゲストも共演者の広末涼子とTKOの木下(ステキな金縛りに出てた太ったお笑い芸人)だし、
何位?何位?と気にしてた。
入れなきゃいいのに。

ほか4作品はハリウッド製で、私は見てはいないけど、
「まさお君」は3位かなぁと予想してた。
ごろちゃんもさすがに5位4位にはしにくいでしょう、
でも、2位1位になる映画ではないでしょう?

結果はやっぱり3位。
ごろちゃんのメンバー愛と、「映画評論家」としての良心のせめぎ合いの証しね。
慎吾くんは「OK!OK!」とほっとした表情だった。
だから、入れなきゃいいのに。

ごろちゃんが1位にした「幸せへのキセキ」はちょっと見たいかも。
月並みな家族愛の映画じゃないらしい。

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リーガル・ハイ!!

2012-06-27 21:09:45 | 見る
堺雅人の「リーガル・ハイ」最終回
もォ、大変すばらしい最終回でした。
登場人物もだけど、堺さんの古美門演技も、これまでの集大成のごとく、見せてくれました。
セグウェイに乗ったり(狭い廊下でスイスイ)、
腰も振ってたよ!

助手だった黛が独立し、助けを求めに来たのに、にっこり笑って敵にまわる古美門、
「立場が変われば正義も変わるのだ!」と喝破。
おっしゃるとおりです。
このドラマ、こういうセリフに感心しますわ。

生瀬さんが古美門をにらむたびに、ブホォ~~~と擬音がかぶさる。
ダースベーダーか?

黛のまっとうなまっすぐな弁論に、さすがの古美門も感じ入ったかのように見えたシーン、
ここの堺さん、ヘンに微笑んでもいないし、澄んだ顔しちゃって、きれいだったわー。
でも、すぐ立ち直って(?)反撃に出るんだけどね。

もォ、今回、あらゆる顔を見せまくり!
あっけにとられるような滑舌で追いまくるところもあれば、
逆に追い詰められて崩れちゃうギャグ顔もあり、
このきれいな顔もね。

生瀬さんが古美門を敵と恨んでいた「さおりさん」はハムスターでした。
裁判に勝つために、薬剤の実験に使われて死んでしまったんだって。
毎度、写真を見せないように出してたので、犬?猫?と思っとりましたが。
「ハムスターのさおりさん」をめぐって殴り合うふたり。

全編、緩急自在、おもしろかったぁ。
以前、新聞の春ドラマ品評会で、
「堺の名演におんぶに抱っこで最終回まで引っ張れるか?」と心配されてたけど、
引っ張っちゃいました!

最後、黛がまた古美門事務所に戻ってきたし、
シリーズ化されるんでしょ?されますよね?
それでもって、DVDの発売はいつですか?

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メンタリスト・シンゴ

2012-06-26 22:12:54 | 慎吾
先週のスマスマでサッカーの香川選手がゲストで、
サッカーのゲーム?をスマップ相手にやったんだけど、
ボールを実際に蹴るんじゃなくて、
手元を隠した装置の中で、「右」か「左」のボタンを押すの。
片方が蹴る役、片方がキーパーで、
お互いにどっちを選んだか、嘘を言ってるかほんとうかという、心理戦。

慎吾くんはメンタリストのモノマネをして、香川選手を翻弄、
そのモノマネがぴったりうまくて、おみごと!
ただ目隠し役やってただけじゃなかったのね、さすがです。
まあ、そこんとこだけがおもしろかった。

もしかして「メンタリスト・シンゴ」なんてコントやったりしちゃうの?
(それは以前のカニゾウのようになりそうで、ちょっとねー)

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ATARU

2012-06-25 21:34:18 | 見る
前回でチョコザイくんの背景は明かされ、むしろ栗山千明の家族の問題が問題か!?となっていた、
「ATARU」の最終回。
栗山千明のお母さんはお父さんの細工によって殺されたのか?
その終わり方はヤダナァと思っておったが、
お父さんが自動車に細工したわけでもなく、また、家庭問題による自殺でもなく、
脳出血による事故だったとわかり、
チョコザイくんの直感ヒントがちと無理ぎみながら、
誰も悪くなかった!という終わり方であった。

お母さんが最後に「いいことがある」と言ってたのも、
家族おそろいの指輪を注文してあったとわかり、
中居くんが「大物に出演依頼した」と言ってたのが、その宝石店主の役のタモリだったとわかり、
タモリと北村一輝がからんで「いいとも!」なんて言うお遊びもあり、
指輪をはめてみた娘と息子が、サイズが小さくて入らない、
その15年の歳月の悲しみあり、
チョコザイくんとお母さんの「ネズミのしっぽ」からの「決して切れない絆」エピソードあり、
大団円というところね。

チョコザイくんが「話がわかる」ようになって、
一話目のインパクトはなくなっていったけど、
脇役陣のコント的なパターンのいろいろもおもしろかったわ。

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食べられる?

2012-06-24 22:26:31 | 歩く
久々に昭和記念公園に歩きに行った。
暑かったので、まずはソフトクリームを食べた。


赤いのは花ではなく、きのこ。これ、食べられるの?


やまももの実。これは熟すと食べられるはず。


エゴノキの実。これ、食べられるの?


トチノキの実。これはお餅に入れたりするんでしょう。


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バレエ「不思議の国のアリス」

2012-06-23 21:33:38 | 見る
英国ロイヤルバレエ団「不思議の国のアリス」をBSで放送してたのを見た。
大きくなったり小さくなったりするのを舞台でやるのは難しそうだけど、
映像を使ったりして、それなりに表現してた。

白ウサギの人がおもしろかった。
学者ウサギ的な風情だった。
背の高い野田秀樹みたい。

きちがい帽子屋はタップの達人。すばらしい!
バレエ団てこんな人材もいるの?

しかし、何よりハートの女王がすごかった!
圧倒的な印象、コミカルな表現力も顔の表情も思いっ切り。
えらい長身のうえに超絶技巧なので、男性かと思ってしまったよ。

主役のアリスは顔立ちが優等生的であんまりアリスって感じがしなかった。
お姉さんみたいで。
安定してうまいんだけど。

ハートのジャックが彼女の恋人になってた。
そんな重要な役どころだっけ?

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香川照之の襲名

2012-06-22 18:17:27 | 見る


「福山雅治より」という御祝い幕。みーんな写メしてたので、私も。
なんで福山?と思ったけど、龍馬伝のつながりですね。

市川猿之助、中車の襲名披露と団子の初舞台披露の昼の部を見てきました。

お目当てというよりも、心配は中車の香川照之。
初日の口上のようすをニュース番組で見て、
歌舞伎の世界で育ってないというのはこういうことかと思い、
これは前途多難だと思っておりました。
今日で2週間ほどたっている舞台を見たわけですが、
香川さん、全然違和感なかった。

一番目の「小栗栖の長兵衛」が香川さんの演目で、岡本綺堂作の新歌舞伎。
もちろん、香川さんに合わせてこういうもの(歌舞伎カブキしてないもの)を選んだのでしょう。
「時代劇」ができれば充分いける。全然、危なげない。

ただ、立ち回りで、形を見せるような動きの部分になると、コントみたい。
自分の体のおさまりが悪いんだと思うけど。
(リアルじゃないもんだから、こんな格好していいの?みたいな感じがするのかな?)

心配した口上も、
初日のニュースで見たときの、
歌舞伎調でしゃべらねばならぬ!と力んでる感じがなくなってた。
初舞台の息子、団子クンは高い声がよく通ってはっきり、これは度胸がよさそう。

口上の終わりに、台に乗って登場する新・猿翁は、
出さないといけなかったの?
ご本人の希望?
ちょっと辛いです。

新・猿之助の演目は「狐忠信」四の切。
この人の狐は初めて見たんですけど、カワイイのね。
動き重視の狐で、クルクルよく動く。
幕切れは猿之助型というんでしょうか、上手の木に上がるのじゃなくて、
宙乗りで三階席へ飛び込んで消える、
最後はぶはーっと桜の花びらを飛ばす、派手な趣向で、
宙乗りになってからも亀ちゃんの猿之助はきゅんきゅん動くので、ハラハラする。

香川さんは、2週間、本番の舞台に乗ってるうちにつかんだのね、すごいね。
これなら、新歌舞伎や世話物だったら、できるんじゃない?
これを機に、一般の俳優がもっと歌舞伎に出るようにならないかしら。
阿部ちゃんとか、似合うと思うが。顔がけっこう大きいから。
速水もこみちみたいな顔の小ささでは、妖怪変化にしか見えないでしょ。
香取慎吾くんもぜひ。いいと思うのです。

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天日坊

2012-06-21 22:45:02 | 見る
コクーン歌舞伎「天日坊」を、おととい見てきました。
今回は若手の舞台で、主役は勘九郎。
天一坊事件をもじった歌舞伎だけど、150年ほど演じられたことがない。
宮藤官九郎が脚本を書いて、串田和美が演出という布陣。
舞台面も変わってて、舞台上に芝居小屋らしき小舞台が二つ乗っていて、
それを並べたり、交互に押し出して場面転換にしたり。
場面が変わると、装置の中に張り紙があって、
その場のあらすじが書いてあるのもおもしろかった。

衣装もカツラも変わってて、歌舞伎の誇張をもっと張り出しました!的な、大きな衣装。
新劇の人の混じった一座で、はっきり出たのは、
歌舞伎の人って、どんな衣装でも平気なんだってこと。
衣装に着られちゃうってことがない。

芝居は短くはないのですが、(もともとの歌舞伎はおそろしく長いそうですが)
だれずにおもしろかった。
主人公は源頼朝のご落胤になりすまそうとする男だが、
(ところが、彼自身、実は木曽義仲の嫡男であることが途中でわかる)
ほかの人物も全員、何の何某・実は何々ばっかりで、
「俺は誰だァ!」という、この舞台のテーマそのもの。

音楽も下座を使わず、トランペットのタンゴのリズムに乗って大立ち回り。
ここの勘ちゃん、カッコよかったなぁ。
七之助が悪女できれいだった。
獅童が出てるし、白井晃さんが出てた。
2回目のカーテンコールは、客席みんな立って手拍子だった。

勘ちゃん、まだ襲名公演の後半があるのに、またお父さん休演で大変だ。
自分が倒れないように。

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