よむよま

よむ・よまない、それから。

「やすらぎの郷」第6週(後半)

2017-05-16 20:35:10 | 見る
「やすらぎの郷」第6週(後半)

秀さん(藤竜也)は、リツ子の位牌にお参りさせてくれと訪ねてきたのだった。
動揺してあたふたしてる菊村。
部屋に入ると、急いでリツ子の位牌を出してきて写真の前に置いた。
(しまったままだったのね)
写真も遺影じゃなくて、このあいだマヤからもらってきた若いリツ子のピチピチ水着写真なの。
(風吹ジュンさん、このステキな写真がずっとたびたびやたらと映るの、どんな気分かしら)
(けっこううれしい?)
その前に座った秀さんは位牌に手を合わせ、動かなくなった。

無言のままじっと手を合わせて動かない秀さん。
その背中に向けて、あなたがここに来るとわかって大騒ぎだったんですよ、と、
女性たちの名前を次々と挙げてあれこれしゃべりまくる菊村。
相手が何も言わないので、ますます一人でいらんことまでしゃべってしまう菊村。
なんだか自分が卑屈に思えてきて自己嫌悪。

秀さんは次に写真を手に取ると、またしてもじっと動かなくなった。
自分の妻の若い水着の写真を食い入るように見つめている男を見つめる菊村。
その写真はもらったもので、遺影は別にあるんですけど、なんだかんだなんだかんだ、
ついしゃべらずにいられない。
ああ、自己嫌悪!

やっと声を発した秀さんは、位牌を入れるお厨子を自分が作って差し上げたいと申し出て、
そしてスッと帰っていった。

菊村センセイ、どっと疲れました。
なんであんなに写真を見つめていたんだ、やはり二人は訳ありだったのかと思うと、
気になってたまらない。

しかし翌日、菊村が井深涼子(野際陽子)から聞き出した真相は、
自分が原因だったのだ。
菊村の浮気に気づいて心が揺れ動いていたリツ子が、秀さんに口説かれ、落ちようとしたとき、
ギリギリで踏みとどまったのだ、と。

罪の意識やら、なんだか秀さんはカッコよくて自分は情けないような、モヤモヤ状態のところへ、
秀さん倒れる!の一報が飛び込んできた。
ジムで倒れた、心筋梗塞だ!と運び込まれた秀さん、医師である理事長の診察の結果は?
「ぎっくり腰ですよ。若いつもりでいきなりダンベル上げたから」
アララ。
車イスに乗せられて医務室を出てきた秀さん。
お待ちかねだった女優陣が口々に声をかける中、恥ずかしくてみっともなくて、
顔を伏せて、スタッフに車イスを押されて行くのであった。
あわれフェロモンスター、形無し。
せっかく海からやって来て、神秘性を高めておったのに。
菊村センセイは、ちょっと、ざま見ろと思ったよね。
コメント
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