硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

理解不能な出来事。

2013-03-01 14:01:36 | 日記
吉祥寺で起こった女性強盗殺害事件のニュースを観ていて思った事を一石。

異国国籍の少年が女性を殺害した動機が「ゲームセンターでお金を使い果たしたから。」だという。

また、「刺した方が簡単にお金が手に入る。」だからだと云う。

まったくもって理解不能な動機である。

自身の娯楽の為に使いきったお金を、見ず知らずの他者から補てんしようという発想。そして、その手段が脅しではなく直接身体にダメージを与えることをためらいなく選択した。

少年の幼さは理解できる。所持金をゲーセンで使い切る行為も分かる。

しかし、娯楽を興じる為に、他者の命を奪い他者の所持金を強奪しようとする行為は理解できない。

彼はなぜ働かなかったのか。少年なのだから親が存在するはずである。ご両親は彼とどのようなコミニュケーションを築いていたのだろうか。また、彼と行動を共にしていた少年はどうしてその行為に疑問を感じなかったのだろうか。

こういった問題を取り扱うと、必ず彼らの措かれた状況や生い立ちが取り上げられる。それはこれから少しずつ明らかになるであろうけれども、何も分からないまま背後から刺されて命を絶たれてしまった女性の気持ちはどうなるであろう。

遊ぶ金欲しさに命を奪われたのである。こんな命を終わり方を彼女自身も理解できず「どうして私死んじゃったの」と思っているだろう。

現在少年たちの心情はどんなものであろうか。罪の意識を感じているだろうか。酷く短絡的な思考をする人達であるから、恐らく「失敗しちゃったな。」位にしか思ったいないだろうと思う。


日本は治安が維持された安全な国であるけれど、人口密度が高ければ高いほど利便性も高いが、それに比例してリスクも増す。そのリスクを減らすためにセキュリティが求められるが、それにも限界がある。

そういう側面もある事を忘れてしまいがちになるけれど、自身の身を守るためにはどこかで意識していなくてはいけないのかもしれない。