田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

「ブラックペアン」葵わかな

2018-03-12 11:32:23 | 仕事いろいろ
ドラマ「ブラックペアン」で新人看護師役を演じる葵わかなにインタビュー取材。



 以前『逆光の頃』という映画の時にもインタビューしたが、朝ドラの「わろてんか」で主役として50何歳かまでを演じ切ったことが、大きな自信につながったのだろう。とても19歳とは思えない、しっかりとした受け答えをしてくれた。

詳細は後ほど。

『逆光の頃』のインタビュー記事 2017.7.7.は↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1114050
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【ほぼ週刊映画コラム】『15時17分、パリ行き』

2018-03-10 18:15:15 | ほぼ週刊映画コラム
エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は

イーストウッドの新たな試みではあるが…
『15時17分、パリ行き』



詳細はこちら↓

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1143407
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『レッド・スパロー』

2018-03-09 06:45:29 | 新作映画を見てみた
反ロシア・キャンペーンのような映画



 ジェニファー・ローレンスが、誘惑と心理戦を武器にアメリカを手玉に取るロシアの女スパイを体当たりで演じるているが、全体的には、反ロシア・キャンペーンのような映画だと思わずにはいられない。元CIAが原作者だというから、リアルなのかもしれないが、思わず目をそむけたくなるような、ここまで見せる必要があるのかと感じさせる訓練や拷問シーンが目立つ。いずれにせよ、後味が良くない。

 ローレンスは演技過剰でいただけないが、シャーロット・ランプリング、ジェレミー・アイアンズという大ベテランの巧演と、見た目がプーチンと似ているヒロインの叔父役のマティアス・スーナールツの怪演が見ものか。
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『さよなら、僕のマンハッタン』

2018-03-08 09:08:11 | 新作映画を見てみた
『卒業』+ウディ・アレン



 映画の舞台はニューヨーク。大学卒業後の人生に迷うトーマス(カラム・ターナー)が、不思議な隣人(ジェフ・ブリッジス)と、父(ピアース・ブロスナン)の愛人(ケイト・ベッキンセール)との出会いによって、本当の自分を見付けていく様子を描く。マイク・ニコルズの『卒業』(67)とウディ・アレンの諸作を混ぜ合わせたような、皮肉とほろ苦さを含んだ青春物語だ。
 
 ちと話はそれるが、原題の「The Only Living Boy in New York=ニューヨークの少年」は、サイモン&ガーファンクルのアルバム『明日に架ける橋』(70)に収録された曲から取られている。これはポール・サイモンが、当時メキシコで『キャッチ22』(70)(これもニコルズ監督作)を撮影中のアート・ガーファンクルに向けて書いた曲で、ニューヨークに一人残ったサイモンの心境が歌詞に反映されている。だから、曲の出だしで呼び掛ける「トム」とはガーファンクルのことなのである。彼らはサイモン&ガーファンクル以前は、トムとジェリーを名乗っていたのだ。

 で、この映画は主人公をトムと名付けることで、曲との関連性を明示し、「なるほど」というシーンでこの曲を流す。というわけで、映画の内容もさることながら、同じくサイモン&ガーファンクルの曲を使った点でも『卒業』をほうふつとさせるのだ。

 去年は「ベイビー・ドライバー」で、今年が「ニューヨークの少年」なら、来年は「手紙が欲しい」か。それにしてもなぜ邦題を「ニューヨークの少年」にしなかったのだろうか…。

昔から大好きなこの曲「The Only Living Boy in New York=ニューヨークの少年」
https://www.youtube.com/watch?v=FnWETcpOfS4
https://www.youtube.com/watch?v=qwLphqOs4vA
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イチロー、マリナーズに復帰!

2018-03-07 11:00:32 | 映画いろいろ

 マーリンズからフリーエージェントとなり、去就が注目されていたイチローのマリナーズ復帰が決まった。
賛否、心配などいろいろあるが、メジャーリーガーとしてのイチローが今年も見られることが何よりもうれしい。



イチロー関連の記事は↓

『墜ちた打撃王 ピート・ローズ』(04)2016.6.20.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/94e0594ff082ade704c6d1a7109b1586

『MacMillan The Baseball Encyclopedia』と『フィールド・オブ・ドリームス』 2016.6.8.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/151dc06d69746634b1ec9cb8575efc40

『さらば愛しき女よ』(76) 2016.1.12.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4f68b2cc9fbd22a3c6465f6c8d9c365c

『タイ・カップ』 『フィールド・オブ・ドリームス』2015.8.18.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/94fc923fbf460918d74b52408c9db434

イチロー、マーリンズへ!? 『Mr.3000』2015.1.19.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d9686c830799937b01da89583b19a282

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『タンポポ』再見

2018-03-07 06:38:06 | 映画いろいろ
 まずは1985年、初見時のメモを。



 伊丹十三の映画の特徴は、一つのテーマに対するこだわりの強さや、そのテーマに関する異常なまでのリサーチの跡が感じられるところだが、『シェーン』(53)を下敷きにし、“ラーメン・ウエスタン”を名乗るこの映画では、それらは “食”という一点に注がれている。

 そして、未亡人のタンポポ(宮本信子)が営む売れないラーメン屋を、5人の男たちが究極の味を持ったラーメン屋に変えるというメインのドラマの間に、“食べる”という人間の根源的な営みについてのさまざまなエピソードを挿入していくのだが、これがあまり本筋と噛み合わず、何だかはぐらかされたような、もったいぶったような印象を抱かされてしまった。

 また、ディテールへのこだわりや、目の付け所という点では、なるほどとは思わされるものの、どこか、見る者を一歩下に見るような、自らの物知り度を自慢するかのような視点が鼻に付くところもある。この点、ちょっとウディ・アレンに似ている気もする。こうした臭みが消えたらもっと見やすくなるかもしれないとは思いつつ、否、臭みが消えたら伊丹映画とは言えないかとも思う。あー悩ましい。

 さて、それとは別に、加藤嘉、桜金造、安岡力也らがとてもいい味を出している。そして、大滝秀治、高木均、二見忠男、横山あきお、辻村真人、原泉、中村伸郎、田武謙三、粟津號、榎木兵衛、上田耕一…といった怪しさ満載の脇役たちを見ているとそれだけで楽しくなってくるところがある。特筆すべきは、ノッポさんこと高見映の声が聞けたこと。こうした脇役の使い方のうまさには、伊丹十三のセンスの良さが感じられる。


 で、30数年ぶりに何の気なしに見始めたら、これが結構面白くて、結局最後まで見てしまったばかりでなく、その後に放送された『タンポポ』のニューヨークでの上映にまつわるドキュメンタリー「タンポポ、ニューヨークへ行く」まで見てしまった。そして、公開時はこの映画が持っていた新しさに、自分自身が付いていけなかった結果の不満だったのかもしれないと思い直した次第。

 最も好きなエピソードは、死の床にありながら、家族のためにチャーハンを作ってから死ぬ主婦を三田和代が演じた「走る男」。ラストシーンの、去っていくゴロー(山崎努)を見送るビスケン(安岡)の姿もちょっとウエスタンぽくていい。
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『男はつらいよ 寅次郎夢枕』の亀戸天神

2018-03-06 06:09:50 | 男はつらいよ

 梅まつりの最終日に亀戸天神を初訪。



 ここは『男はつらいよ』の第10作『寅次郎夢枕』(72)で、寅が幼なじみの美容師・千代(八千草薫)と一緒に訪れた場所。寅は、とらやの2階に下宿している東大の助教授(米倉斉加年)が千代に惚れていることを知らせようとするのだが、逆に千代から「私、寅ちゃんとなら一緒に暮らしてもいい」と告白されてドギマギしてしまうのであった。



 今から46年前に撮られたあの場面と、ほとんど変わらない風景が目の前に広がって、何だか不思議な感じがした。こちらは、金町(常磐線)→北千住(東武スカイツリーライン)→曳舟(亀戸線)→亀戸というルートで行ったのだが、あの頃はまだ東武スカイツリーラインはなかったから、恐らく寅たちは柴又から京成で押上まで行って、そこからバスに乗ったのではないかと想像する。

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「第90回アカデミー賞」受賞速報

2018-03-05 14:12:24 | 仕事いろいろ
アカデミー賞の受賞速報はこちら↓

https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1142795

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【インタビュー】『リメンバー・ミー』リー・アンクリッチ監督

2018-03-05 13:39:21 | インタビュー

『リメンバー・ミー』のリー・アンクリッチ監督へのインタビュー記事をアップ。

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1141424



 「トランプ大統領が発信したメキシコに対するネガティブな感情へのカウンターになれば…」と語っていたのが印象的だった。アカデミー賞では、予想通り、長編アニメーション賞と主題歌賞を受賞した。おめでとう。

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【ほぼ週刊映画コラム】『シェイプ・オブ・ウォーター』

2018-03-03 18:57:41 | ほぼ週刊映画コラム
エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は

“デル・トロ・ワールド”と呼ぶしかないような、摩訶不思議な世界
『シェイプ・オブ・ウォーター』



詳細はこちら↓

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1142672

ギレルモ・デル・トロ監督へのインタビューはこちら↓

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1139036

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