『逃走迷路』(42)(1987.5.23.)

航空機製造会社で働くケイン(ロバート・カミングス)は、軍需工場への破壊工作(原題=サボタージュ)の濡れ衣を着せられる。ケインと彼の無実を信じる若い娘の逃走劇を描いたサスペンス映画。監督はアルフレッド・ヒッチコック。1979年に初公開された。
ヒッチコック・サスペンスの得意パターンの一つに、一般市民巻き込まれ型があるが、この映画などはその典型的なものだろう。また、この映画には、主人公が犯人と間違われて逃走する展開、ラストの自由の女神像上でのアクションなど、後の『北北西に進路を取れ』(59)のルーツとも呼ぶべきシーンやシチュエーションが多分に見受けられる。(『北北西~』はラシュモア山だが)
だからヒッチコックは『暗殺者の家』(34)を『知りすぎていた男』(56)としてリメークしたように、戦時下の束縛の中で、本意ではない俳優を使って撮ったというこの映画に満足できず、後に『北北西~』という形でリメークしたのではないか、などと勝手に思ってしまった。

航空機製造会社で働くケイン(ロバート・カミングス)は、軍需工場への破壊工作(原題=サボタージュ)の濡れ衣を着せられる。ケインと彼の無実を信じる若い娘の逃走劇を描いたサスペンス映画。監督はアルフレッド・ヒッチコック。1979年に初公開された。
ヒッチコック・サスペンスの得意パターンの一つに、一般市民巻き込まれ型があるが、この映画などはその典型的なものだろう。また、この映画には、主人公が犯人と間違われて逃走する展開、ラストの自由の女神像上でのアクションなど、後の『北北西に進路を取れ』(59)のルーツとも呼ぶべきシーンやシチュエーションが多分に見受けられる。(『北北西~』はラシュモア山だが)
だからヒッチコックは『暗殺者の家』(34)を『知りすぎていた男』(56)としてリメークしたように、戦時下の束縛の中で、本意ではない俳優を使って撮ったというこの映画に満足できず、後に『北北西~』という形でリメークしたのではないか、などと勝手に思ってしまった。
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