ルイーズ・フレッチャーといえば、何といっても『カッコーの巣の上で』(75)でのラチェッド看護師長役に尽きる。
ジャック・ニコルソンをはじめ、精神病患者を演じたくせ者俳優たち(ウィリアム・レッドフィールド、ブラッド・ドゥーリフ、クリストファー・ロイド、ダニー・デビート、ウィル・サンプソン、マイケル・ベリーマン、スキャットマン・クローザース、ビンセント・スキャべリ、ポール・ベネディクト)らを向こうに回し、独りで憎まれ役に徹した名演で、見事にアカデミー主演女優賞を受賞した。(確かにこわもてではあるが、よく見れば個性的な美人なのだが…)
その後は、博士役を演じた『エクソシスト2』(77)、『カサブランカ』(42)のイングリッド・バーグマンのパロディを演じた『名探偵再登場』(78)などが印象に残る程度だったが、たとえ1本でも、歴史に残るような代表作を持てたことは、女優としては、幸せだったのではないかと思う。
ロボトミー手術『カッコーの巣の上で』
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ミロス・フォアマン監督が亡くなった
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3900eba684df6aee4636ce212d91f0b5
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