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むぎわら日記

自然、読書、模型のことなど

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パンズ・ラビリンス

2008年12月13日 | 漫画・映画・ドラマ・アニメ等
マイナーな作品だが、見た人のほとんどが絶賛するという隠れた名作。

迷宮に迷い込んだ少女が、王女である証として、3つの試練を与えられる。

良くあるファンタジー映画の設定のようだが、かなり違うのは、作品の部隊が、1944年のスペイン、第二次世界大戦中、スペインでは内戦が終わり、残党狩りの真っ最中。
残党狩りの指揮官が新しい父となった少女は、妖精(姿はナナフシである)に導かれ、パンの迷宮へ。
3つの試練のうち、2つ目で早くも挫折。パンに見放され、王女の資格を失ってしまう。
内線の残党と父の部隊との激しい戦いの中、母を失い、友人になった小間使いの女もスパイとして追われてしまう。
戦闘、虐殺、拷問の描写も容赦なく挿入され、おちゃらけたファンタジー映画とは一線を画す。
何もかも失った少女は、生まれたばかりの弟をパンの迷宮へ連れて行く。
パンは、その赤ん坊を渡せば、迷宮の扉が開き、王女の資格が与えられるという。
それには、無垢な者の血が必要なのだと・・・・
かなり、ショッキングなラストが用意されている。

どこから現実で、どこから夢で、解らなくなるような全体が迷宮のような物語だ。
ダークファンタジーと言う言葉がピッタリで、グロテスクな描写が満載なので、覚悟が必要だ。
しかし、地に足がついた本格的なファンタジー映画であると言える。

吹き替え版・字幕版と見たが、字幕版をオススメする。
スペイン語のポソポソというしゃべり方が異国情緒たっぷりだから。

公式サイト(DVD)


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