
Amazonの電子書籍で、奇想天外者から発行されていた坂口尚の短篇集が蘇りました。
さっそく、『たつまきを売る老人(おとこ)』を購入して読んでみると、もう、昭和のあの時代にタイムトリップしてしまいました。
坂口尚は完璧主義者で、作品が再録されるたびに修正を繰り返し、元の原稿の上に紙を貼ったりして修正してしまうので、修正前の雰囲気が好きなファンはうれしいやら悲しいやらで複雑な心境でした。
しかし、この『たつまきを売る老人』では、修正前の印刷物から起こしたらしく、当時のままの絵柄で復刊されていて感激です。
紙の本のめくった時の曲面で読んでいた絵より、パソコンの平面で見た絵の方が巧みさがストレートに伝わってきて感慨深く新鮮に映りました。
このタイミングで見つけてしまうとは、こういう漫画は少ないので、読みたければ自分で描けってことなのだろうか。
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