アマゾン川やナイル川、黄河や揚子江、信濃川や玉川、近所に流れる小川まで、川のうんちくが満載です。
大方は、高校くらいの地学や地理で習う内容ですが、プレートテクトニクスにより川の流れが決まっていたり、かつてあった超大陸を流れる巨大大河などは地球ならではのおもしろい発見でした。
川の終点は河口ではなく、海溝だということにもなるほどと思いました。
確かに川を流れている水は、海に入ると比重の関係で海面近くに拡散していきますが、流れてきた土砂は、そのまま海底に向かって流れ続け、海底を削りながら海溝の底へ沈んでいきます。
海の水が無くなると、ほんとうの大河の姿が見られるのでしょう。
近くを流れる川のことも詳しく書かれていましたので、散歩やドライブをしていても川のそばを通るとき、また違った感覚がわいて、人生の幅ができる書物だと思います。