むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『みなそこ』中脇初枝(新潮文庫)

2020年09月04日 | 読書
中脇初枝の本は3冊目になりました。
それだけ、気に入った作家さんだったのですが、この作品はあまり良いと感じられませんでした。
先に読んだ『魚のように』や『きみはいい子』は中~短編集だったのですが、この本は長編です。
材料や各エピソードの描写は良いのですが、何を言いたいのか解らない仕上がりになっています。一つ一つの材料やシチュエーションを主題に持ってきて連作短編の形にすると持ち味を活かせたのではないでしょうか。
残念な仕上がりの小説です。

コメント
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