むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『雪のひとひら』ポール・ギャリコ(新潮文庫)

2020年01月31日 | 読書
ある冬の日、山里に降りてきた「雪のひとひら」が、自然の営みや人の生活を横目でみながら、川を下り、海を漂い、昇天するまでを描いた人生の物語です。
主人公が雪のひとひらなので、受け身の人生にならざるを得ませんが、それでも、最期は、一生の意味を見出します。
それは、アドラー心理学で言うところの「共同体感覚」であり、自分の一生が価値あるものであったことに喜びを感じられるのです。

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