貴乃花親方が2月7日のテレビ朝日の独占告白番組に出演し、相撲協会と自分自身の認識の差異について語った。
そして、2月12日、相撲協会が貴乃花親方の告白は事実と異なると反論した。
その内容はともかく、両者の認識が食い違っているのだから、どちらの言い分が真実に近いか判断することが必要となる。
報道された事実は、貴乃花親方が電話に出ない、呼出しにも応じないと言うこと。
貴乃花親方は、電話に出ず、その都度、文書で回答していたと言うことだ。
この事実から、貴乃花側は文書でのやり取りを基本として考えており、相撲業界は口頭でのやり取りを基本として考えていることがわかる。
通常、両者の言い分が食い違う場合、文書でのやり取りが基本であろう。
密室や電話でのやり取りでは、「言った、言わない」の水掛け論に陥るし、公正な第三者に判断を仰ぎにくいからだ。
貴乃花側は文書を残すことを切望しており、相撲協会は文書を残さず密室(または電話)の口頭だけで済ませようとしていることは明らかである。
「自分の主張が正当だ」と思っている人間は文書でのやり取りを望むはずであろう。
つまり、貴乃花親方は「自分の主張が正当だ」と思っており、相撲協会は「自分の主張が正当性に欠ける」と考えているということがわかる。
あたなはどちらを信じますか。