200億ドルの巨費を投じて作って、こけた傑作映画。
地球に来たエイリアンの宇宙船と、米海軍+海上自衛隊が戦うのだ!
異星人はバリアを張り、ハワイを包んでしまう。
そのバリア内には、リムパックで集合していたアメリカ駆逐艦2隻と日本自衛隊のイージス艦「みょうこう」のみ。
米海軍と海上自衛隊の活躍で敵の戦闘艦3隻を撃沈するが、地球側の船も沈んでしまう。
もう、船は無いのか?
あるぞ、1隻だけ!
真珠湾に記念艦として保存されていた戦艦ミズーリだ!
こんな船を動かせる奴らはいない……
「わしらがいるじゃないか!」
記念艦のガイドをしていた退役軍人のじいさんたちが立ち上がった!
宇宙人の母艦VS戦艦ミズーリ(アメリカ海軍と自衛隊の生き残り+じいさんたち)の熱き戦いがはじまる。
「戦艦がそう簡単に沈むかよ!」
「人は必ず死ぬ、しかし、今日じゃない!」
なんか、むちゃくちゃだけど、熱くなってしまうw
すごい映画でしたw
アマゾンで見ました。
三谷幸喜のコメディなのですが、歴史の転換点を分かりやすく描いた良作です。
コメディならではの、歴史の人物画のようなメイクがかなり面白いです。
さらに、お市の方などのお歯黒やマロ眉のようなリアルな演出がたまりません。
この題材を選んだ時点で三谷幸喜のセンスが光っています。
橋本環奈版です。
どうしても薬師丸と比べられてしまいますが、まったくの別物。
薬師丸が山の手お嬢様であるなら、橋本は下町看板娘です。
感情のままに行動し暴れまわっていると、周りの人の指示が集まり思った方向へ行くというおめでたい話です。
それだからこそ、エンターティンメントに成りうるのでしょう。
わたしはガメラ派なので、ゴジラに対しては期待していませんでした。
ゴジラ映画への不安もいくつかあって、劇場へは足を運ばず、テレビの放送で見た次第です。
ゴジラの強さが、余すところなく描かれていたのは期待以上の出来でした。
特に、進化形態のゴジラの面白さと、ゴジラビームの威力がすごかったですね。
これを見ただけでも、価値ありの映画だったと思います。
しかし、ゴジラには機動力がないところがあまり怖くありません。
また、核ミサイルという切り札があるのもつまらないですね。
どうせなら、ゴジラに核ミサイルを撃墜させてほしかったくらいです。
マニアックな見方だと、最後の戦いで、『じょうぶなタイヤ』の音楽がかかり、『ダイコン4オープニング』のパロをした『電車男』のオープニングへのパロ返しには、ここまでするかと笑えました。
良くも悪くも監督の才気が発揮された個性的な映画でした。
最後に、高層ビルに押しつぶされるゴジラを見たくはありませんでした。
サーカスには子供として1回、親として1回行っています。
旅をしてきて奇妙な芸を見せてくれるのだから、どことなく神秘的な集団です。
サーカス物では、学生のころ読んだ高橋葉介のマンガ『クレージーピエロ』が印象に残っています。
暴れ回るだけ暴れ回る正義の使者クレージーピエロ。
悪を斬殺せど、民衆を救えないダークヒーロー。
力の正義は破壊を生み出すという恐ろしい話です。