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長野県/司法書士竹内利一♪【黒姫法律実務研究所】

成年後見・相続・裁判実務を頑張りたい法律家のブログです。☎026(466)6212

【悪質】受け取りは105歳になってから!?金(きん)地金(じがね)の分割前払い取引のトラブルが増加(>_<)

2013-01-24 | Weblog
長期間分割で代金を前払いする,金地金の購入契約に関するトラブル。
後払いではないんです。前払いなんです。

この取引,金地金の現物購入契約なんですが,
購入代金の支払いは25年以上。長期間の分割前払い契約で,金地金の現物を受け取れるのは,購入代金の全額を支払った後。

たとえば,
80歳の高齢者が契約内容をよく理解せず,契約をさせられた場合,
金を手にするのは105歳になってからです。

高齢者の支払いが滞れば債務不履行となって,契約相手の企業は契約解除の上損害賠償責任を請求することも考えられます。
もちろん,前払い契約なので契約解除されてしまうと金の現物を手にすることもできません。
ここが,通常の通販で物品を購入する契約との大きな違いです。

問題点は,契約相手の企業が25年以上事業を継続しているかもわかりませんし,金を所有している保障もありません。

おかしいと思ったら支払いを停止して,
裁判所の土俵で決着をつけることを覚悟して戦うべきかもしれません。




【悪質】もうかります詐欺(>_<)急増中

2013-01-23 | Weblog
振り込め詐欺よりも被害額が増加している金融商品関連詐欺。
長野県警は,未公開株詐欺などの金融商品関連詐欺を「もうかります詐欺」と命名して県民に注意を呼び掛けているそうです。

詳しくは

長野県警のサイト「特殊詐欺の手口を知って被害防止」

詳しい記事は

信濃毎日新聞のサイト

【無料相談】登記相続110番

2013-01-17 | Weblog
本日(1/17)は,巳年初めての相談員の当番。

来月2月は県下一斉相続登記はお済ですか月間です。
事前予約した方限定で,
無料で相続登記に関してのご質問に答えるようにとの県司法書士会からのお達しです。

ということもあり,
お急ぎでない方で,事細かに相談したい方や相談をして助言を受けたほうが良い方には,
バンバン・バシバシ長野県各地の市町村で頑張っている司法書士に相談しに行くように助言しようと思います。

さびしい限りですが,
信濃町では相続関係の相談が極端に少ない印象があります。
トラブルになって困った経験をした人やそのような話を聞いた人が少ない,という見方もできます。
心配なのは,
相続財産(特に不動産)の名義変更手続きを放置しているケースが多いのではないかということです。

福島県での相談会で思い知ったのですが,
相続登記を放置して現在の真の所有者に名義変更手続きをしていなかったために,
必要な賠償手続きで混乱するケースがあります。
登記を済ませておけば回避できた問題です。

また,個人的に心配しているのは,
消費税増税の前後で登録免許税の税率が上がるのではないかということです。
不動産という資産を持っている人に多くの税負担を求める日が来るかもしれません。

また,個人的に思うのは,
登記を促進するために,物件所在地域に事務所のある司法書士が代理申請した場合に限り,
登録免許税を一律1000円程度にしてしまえば良いと思うのですが・・どうでしょう。






【悪質】オンラインゲームで高額請求~気を付けるべきはカード名義人

2013-01-16 | Weblog
子供がオンラインゲームをしたことで,高額な手数料の請求を受ける事例が増えているそうです。

未成年者の利用によることを理由として未成年者取消権を使えないかと先ず考えるのが法律家だとは思いますが,
オンラインゲームの利用申込契約と料金決済方法によっては,未成年者取消権は使えず,
事業者との交渉で解決せざる負えないことがあります。
クレジットカード決済を利用した場合,カード番号の管理責任はカード名義人にあるためです。

【相談事例】(国民生活センターより)
(1)子どもが大人のクレジットカードを無断で利用したケース
 クレジットカード会社から身に覚えのない20万円弱の高額な請求が届き驚いた。クレジットカード会社に確認したところ、オンラインゲームの利用料であった。同居している孫が、彼の友達が3~4人来ている時に、私の財布から勝手に抜き取り、皆で一緒に私のカード番号等を登録したと白状した。支払いを免除してもらう方法はないだろうか。 (2012年9月受付 契約当事者:中学生 男性 静岡県)

(2)子どもが大人の携帯電話・スマートフォンを利用したケース
 父親である私がスマートフォンを購入する際、ゲーム配信サービスのサイトに登録した。その際、そのサイトのIDにクレジットカードも登録した。その後、時々、小学1年生の息子にスマートフォンを使わせていたところ、有料のゲームをダウンロードしたようで、約1万円の料金を請求された。息子に確認すると、ダウンロード時に暗証番号を入れる必要はなかったと言う。納得できないので、支払わなくてよいか。 (2012年4月受付 契約当事者:小学生 男性 兵庫県)

(3)利用方法等の話し合いや仕組みの理解が不十分なケース
 数カ月前、中学生の息子がタブレット端末を購入した。その後、音楽をダウンロードしたいのでクレジットカードを利用させてほしいと頼んできたので、今回だけならいいと思い、カード番号等を口頭で伝え、数百円の代金を息子から受け取った。ところが、今月、クレジットカードの利用明細に使った覚えのない約10万円が記載されていた。クレジットカード会社に問い合わせると、オンラインゲームの利用料金であることが分かった。息子に事情を聞くと、確かにオンラインゲーム内で通貨を得たが、実際にお金がかかるとは思わなかったと言う。高額なので困っている。 (2012年9月受付 契約当事者:中学生 男性 南関東)

(4)子どもが思わぬ決済方法を利用したケース
 サイトAの会員IDにクレジットカード情報を登録している。小学生の息子に、このサイトAのIDとパスワードを教え、サイトAの中にある無料ゲームを使わせていた。ところが、今月のカード利用明細に数10万円の料金が記載されていた。クレジットカード会社に問い合わせると、最近、子どもに利用させていたサイトAと別のオンラインゲーム会社Bが提携し、サイトAのIDがあれば提携先の有料ゲームができるようになり、知らない間に息子がそのゲームを利用していたことが分かった。息子に有料ゲームの利用を許可していたわけではない。取り消したい。 (2012年9月受付 契約当事者:小学生 男性 大阪府)


詳しくは

国民生活センターPDF

【消防団】どんどん焼き

2013-01-13 | Weblog
   

どんど焼きで焼いたおもちもいただきました。今年は無病息災となることでしょう。

信濃町ではどんどん焼きの残り火の上に雪をかけてかまくら状態にして鎮火します。
雪が融けて煙が出たところに追加で雪をぶっかけてしばらく待ちます。
これをしばらく繰り返して,様子を見ます。

先日他県ではどんど焼きをしていない地域もあることを知りました。
確かに,東京に住んでいたときはどんど焼きをした記憶がありません。

火をたく場所がないからでしょうか。

【研修】関東ブロック主催ADR手続実施者ブラッシュアップ研修会in長野市

2013-01-13 | Weblog
長野県教育会館(長野市)にて研修。
講師は田中圭子先生。

「リフレイン」は劇薬という言葉が心に残りました。

今回の研修は2日ありますが、
初日は,実際の調停の場で何が起きるのか体験することができました。

調停人(司法書士)が同席する席で,
お困りごとを抱えている本人が,相手と法律的な解決方法(訴訟など)で白黒つけずに,
あくまでも話し合いで,お困りごとの解決を試みる方法があります。
これをADR(民間調停)といいます。

個人的に思うには,
この手続き利用しようと考える方は,
裁判所に訴えれば勝てる問題でも,結局金銭的な解決だけで終わってしまうのでは,
こじれた人間関係がこじれたままになってしまうのは嫌だからとか,
裁判手続きに係る費用や時間をかけずに,相手の良心や人間性に期待して,
当事者だけでは感情的に話し合いが進まない状況を法律専門家の司法書士がいる場で,
何とか自分の力で解決したいと望んでいる方だと思っています。

子供の喧嘩状態であれば,平行線のままです。
良識のある自立した大人同士でなければADRは上手くいきません。

調停人(司法書士)の役目は,当事者がお互いに,言い分や自分の考え,
どうしたいのか,どうしてほしいのかといったこと公平に発言できるようにすることであって,
裁判官のようなどちらが正しいといった判断をすることではありません。
そのため,
ADRを利用した当事者がお互いが納得できそうな解決方法を探していくことができるという利点があります。

しかし,
感情的なもつれが生じている人同士の会話を上手に進めるのが,
非常に難しいということを研修を通じて改めて実感しました。



研修会の後の懇親会の席で,
茨城県司法書士会の調停センターのマスコット「いばまるくん」のことを,
藤井里美先生と竹内孝行先生から教わりました。

【最高裁】一般用医薬品のネット販売規制は違法

2013-01-11 | Weblog
平成25年1月11日最高裁判所第二小法廷(裁判長竹内行夫判事)において決着。

一般用医薬品のネット販売規制は違法であるという高裁判決を不服として,国(厚労省)が上告していましたが・・棄却されたそうです。
2009年改正薬事法関連省令を違法として医薬品のインターネット販売は認められました。

過去記事はこちら

国会で審議された法律の射程距離を超えて,省庁が作った法令が違法とされる例は過去にもありましたが,
業界で商売をしている人たちは,監督官庁に振り回された感があるんではないでしょうか。

消費者保護と業界の健全な発展のためにも必要な法規制については,
国会で審議される法律本体で明確に規定することが求められるでしょう。