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諏訪弁護士を講師に迎えた専門実務研修に参加。
研修の冒頭で「法律の解釈」についての話が出ました。
話を聞いていて会社内部の法務担当だった頃感じていたことを思い出しました。
度重なる法律の改正や新法の制定・公布で,新法を学習することに時間を割かれてしまい,社内で使用する社員・スタッフ向けのQ&Aを作成するのが手一杯で,深く研究する余裕がありませんでした。その当時は,政府の立法担当者が書いた本や弁護士などその分野を研究してきたとされる人の本,ビジネスマン向けの新書などを数冊購入して読むくらいでは,関連法規との関係やふと思い当たった疑問を解決するには物足りないこともありました。
昔の話。
自分が社会人になってコンサルティング会社で会社の設立から解散までのあらゆる場面での法手続きを調査・研究するときのことです。
当時は色々な本がありました。
先人の方たちの研究成果や蓄積された判例の分析・研究をまとめたコンメンタールと名の付く書籍,ハンドブックと名の付く書籍,実務研究本を丹念に調べることで法律の本質的な部分に触れられたように感じ法的感覚や思考力を高めるのに大変役立ったように思います。自分がふと思いあたった疑問は,既に先人の研究で解決された問題だったり,議論されている論点であることが指摘されているだけでもすごく安心したことが思い出されます。
そんな本にめぐりあえるとうれしいです。