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8月27日28日の土日の二日間,仲間の司法書士と仮設住宅を巡回しました。
また今回は5年前に訪問した仮設住宅を再び訪問する機会がありました。
また素敵な出会いもありました。
5年間も仮設暮らしを続けている住民の方のご苦労を思うと色々複雑な心境になりますが,
法律相談ばかりではなく,70代80代のお姉さんやお兄さんと楽しい話ができたのは良かったです。
皆さんと「さよなら」するとき手を振ってくれて,
うれし涙がでそうになるほど心がじんわりしました。
心配なのは大船渡市に台風10号が上陸したことです。
皆さん大丈夫だったのか気になります。
ところで,
今回の訪問で相談があった事例の中に気になるものがありました。
大手ハウスメーカーの社員Aが,
消費税増税前に材料を確保しておいた方が安く済むと言ったので100万円の現金を渡してしまった。
近々に建物を建築する予定はなかったがそのままにしていた。
100万円を渡して間もなくガンが見つかり入院する必要があり,
Aに返金を求めたところ,
ちゃんと預かっているから大丈夫と言われ返金に応じてもらえず,
Aは知り合いでもあったのでそのままにしていた。
一時退院したが,再び入院することが決まっていて,新築建物を建てる予定は完全になくなった。
法テラスの無料法律相談で全額返金を求めるよう助言されたので,Aに再度返金を求めた。
家を建てる計画がなくなったらすぐにでも返すことはできるから安心してと言われ,
Aが大手ハウスメーカーの社員であると信じているため強く物も言えず,そのままになっている。
という内容でした。
自分で言うことが困難であれば,法テラスを利用して弁護士・司法書士など法律専門職に依頼する手もあります。
金額が100万円程度であれば司法書士に依頼するのがよろしいのではないかと助言しました。