悪質業者との闘いは続く・・
先日,ホテルメトロポリタン長野にて消費生活相談セミナーを受講。
主催は,日本司法書士会連合会。
題目は,~消費者相談充実に向けて私たちができること~
【出会い系サイト被害の実体及び対応方法】
講師は,山田茂樹司法書士。
最近の「お金をもらってほしい」と持ちかける出会い系メールの話や,
決済代行業者への対応など興味深い内容でした。
出会い系メールの騙しの手口の傾向がどんどん変わっているようです。
【相談現場の声】
講師は,長野県消費生活センター消費生活相談員の方。
消費生活センターは,
弁護士や認定資格を持つ司法書士ではないので,
代理人として本人の代わりに直接悪質業者と交渉することはできません。
相談者本人に頑張ってもらう必要があります。
しかし,
相談者の中には,
消費生活センターがなんでも自分の代わりに解決してくれるのが当然と思いこんでいる人がいるそうです。
一般の相談者から,
問題が解決に至らないと罵声をあびせられて悲しい想いをしたことや,
相談者が,悪質業者の言葉を信じ込んで,相談員や家族が根気よく説得しているのに,
相談員より悪質業者を言葉を信じて,話を聞いてくれないことに悲しい想いをしたことがあるそうです。
後日,その相談者から,悪質業者との連絡が取れなくなり,何百万円も被害を受けてから,
解決してほしいと懇願されて,打つ手がなく悔しい想いをしたことなどをお聞きしました。