事業者の二重ローン問題の解決へ道

国会がスタートしました。。
先日「株式会社東日本大震災事業者再生支援機構法」案が成立する見込みだと言う記事を読みました。

この新法，二重ローン問題で苦しんでいる被災した事業者の債務の軽減を行うこと，
事業の再生を支援することが目的の会社を設立する根拠法です。
法案が成立しても，実際に「株式会社東日本大震災事業者再生支援機構」が事業を開始しないと意味がありません。
それにしても長い社名です。似たような企業名を語る悪質な業者が今後出てこないことを祈ります。

【株式会社東日本大震災事業者再生支援機構法】
　（機構の目的）
第一条　株式会社東日本大震災事業者再生支援機構は、東日本大震災の被災地域からの産業及び人口の被災地域以外の地域への流出を防止することにより、被災地域における経済活動の維持を図り、もって被災地域の復興に資するようにするため、金融機関、地方公共団体等と連携しつつ、東日本大震災によって被害を受けたことにより過大な債務を負っている事業者であって、被災地域においてその事業の再生を図ろうとするものに対し、当該事業者に対して金融機関等が有する債権の買取りその他の業務を通じて債務の負担を軽減しつつその再生を支援することを目的とする株式会社とする。
　（定義）
第二条　この法律において「東日本大震災」とは、平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震及びこれに伴う原子力発電所の事故による災害をいう。

【書籍】新問題研究要件事実

今年（2011）９月に出た『新問題研究要件事実』（司法研修所編）が気になったので購入しようか迷っています。

平安堂に行きましたが取り寄せもできないと言われてしまいました。

【法務省】過大な債務を相続しないために・・相続放棄の熟慮期間延長期限は１１月３０日まで

東日本大震災が発生した平成２３年３月１１日において，
以下の市区町村の区域に住所を有していた相続人であれば，
まだ相続放棄等の手続きは間に合います。

岩手県 全市町村
宮城県 全市町村
福島県 全市町村
（略）
新潟県 十日町市，上越市，中魚沼郡津南町
長野県 下水内郡栄村

詳しくは，法務省のサイト

【金融庁】東日本大震災以降に約定返済停止等を行っている債務者数及び債権額

金融庁のサイトで，岩手県・宮城県・福島県に所在している金融機関のヒアリング結果が公表されているようです。

中身をみると・・・
一時返済を停止している債務者数は約１１，０００人。
うち住宅ローンに係るものは約５，０００人。［23年7月末現在］

詳しくは
↓
http://www.fsa.go.jp/news/23/20111028-2/01.pdf
住宅に帰宅できない・使えないケースの場合，
買い手がつかないので，住宅を売却して債務返済に充てることもできないですよね。

また，
債務者であった方が死亡すると，配偶者や子供，
あるいは兄弟姉妹が債務を相続することになってしまいます。

問題は，被災三県以外の他県在住者（相続人となった人）にも，
年末頃から影響が出てくるのではないでしょうか。

【悪質】「お金をあげます」と言うメールは信じないで～出会い系サイト～

高齢者の被害も増えているようです。

国民生活センターが発表したところによると，
パソコンの出会い系サイトで「７５００万円の遺産を渡したい」と言ってきた相手とメールをやり取りし，
サイトの利用料金が５０万円を超えたという事例があるそうです。

出会い系サイトでは，
ポイントを購入することでメールのやり取りができるものがあります。
どうしてもメールの相手と会いたくなるような心理状態にして，
引っかかった人にメールのやり取りを続けるためにポイント（サイト利用料金）の購入を勧める手口があります。

仮に，相手がウソをついていても分からないため，被害に気づくのも遅れ被害金を回収するのも困難です。

詳しくは
↓
【国民生活センターのサイト】

司法書士代理人の活躍

『月報司法書士』の連載「ある日の簡易裁判所」は事務官と書記官との会話形式の連載記事。

その中に，近隣紛争の調停事件で，
町内会等から依頼を受けた司法書士代理人の活躍の話がありました。
訴外で原告・被告の言い分を調整して調停に臨んだことで調停が成立したそうです。
紛争解決には代理人の存在が大きいとありました。

近隣紛争でなくとも，
依頼者以上に主張が激しく，事案の解決を目指すと言うより，
事案を複雑にしてしまう代理人もいない訳ではないようです。

良かれと思って・・やり過ぎて事案を複雑にしないように・・
依頼者に迷惑をかけないように・・自分も気をつけたいです。

【悪質】被災者のために仏像を買え商法

最近流行り出しているそうです。

被災者のために仏像の購入を迫る手口。

【雑談】月報で会おう

先日，群馬司法書士会の司法書士川柳を読む機会がありました。
いくつかご紹介します。

・「月報で会おう」がいずれ合言葉　　　　秋風特攻隊
・税務署が入ってこその一人前　　　　　　出世気分
・ならこの際「准弁護士」に変えましょう　クレクレタコラ
・司法書士昔は良かった今貧乏　　　　　　天命


そこで，
一句チャレンジ。

「懐かしい毎日通った法務局」

　＊　＊　＊　＊

今でこそ，オンライン申請や郵送申請も可能になりましたが，
私が試験に合格した翌年，
田無市（西東京市）の司法書士事務所で配属修習を受けていた頃（平成９年頃）は，
謄本をとるのも，事前閲覧するのも，
登記申請をするのも，完了謄本を取るのも，
すべて法務局（登記所）に出向いてする必要がありました。

毎日のように，駅から遠くて，バス停からも決して近いとは言い難い，
所に何故かある法務局に通っていた日々を懐かしく思うと同時に，
今は，仕事の依頼が一月に一件あるかないかの現状に，
非常に当時のことを懐かしむ川柳です。

【非公式】リーガルサポートながの♪ブログ公式化への道

双子でしょうか

気分転換に落書きしてみました。

成年後見センター・リーガルサポートながの公式ホームページの改定作業が進行中なのですが，
ホームページはプロに任せて，ブログの方は素人の私が非公式に準備中です。
ブログの話は担当理事には話してあるのですが・・良かったら見に行ってください。
↓
【非公式】リーガルサポートながの♪ブログはこちら

経済情報センターから日経に広告記事を載せませんか

お断りしました。

先日，電話がありました。

経済情報センター　03-6692-0022　から・・

日本経済新聞から得た情報によると当職が企業法務のコンサルを行っていると言うので，
電話したと言われました。

１０月２６日付け日本経済新聞に企業法務を取扱う司法書士を紹介したいので，
広告掲載しませんかという営業の電話です。

広告掲載料は総額で，
約３０万円・・・今なら値引きして約２０万円で，
新聞掲載及びインタビュー動画をユーチューブにて配信するそうです。