長野県/司法書士竹内利一♪【黒姫法律実務研究所】

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【悪質商法】劇場型悪質商法

2009-09-08 | Weblog
劇場型詐欺という言葉を耳にしました。

その仕組みは,悪質業者がそれぞれ売り手と買い手の役を演じます。消費者がその気になってしまうほどタイミング良く連絡があり,演技がうまいためその気になって騙されるようです。


先ず,悪質業者Aが,消費者に商品を勧めます。
次に,悪質業者Bが,消費者にその商品を高値で買いたいと連絡してきます。
最後に,消費者が,悪質業者Aから商品を購入して,悪質業者Bに連絡が取れず,悪質業者Aとも連絡が取れなくなります。


これに良く似た例を国民生活センターが公表しています。

http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen68.html

この演劇型というか劇場型の悪質商法は,未公開株などでも使われているようです。二束三文の土地だとか,絵画だとか,宝石など応用パターンは数知れずありそうです。


余談ですが,
十数年前自分もその気にさせられて1万円で,市場価格15万円程度の金のネックレスを買いましたが,千円程度のおもちゃであることが後日判明。
痛い買い物でした。
特に,路上での倒産会社の商品のたたき売りセールは要注意。
売り手の仲間が桜になっていることがあります。