打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

モーニング長文

2012-04-04 05:21:53 | Weblog
猫ひろしがカンボジアのマラソン選手になった騒ぎがいまだに続いている件。
ネットでは圧倒的に否の意見が強いのですが、どちらかといえば賛に近い意見の私。どうしてなんだろうと考えた結果、いくつかその理由が思い当たりました。

まず、私が来年で三十歳になるということです。現在二十八で、夏には二十九。そして次は三十歳ですよ。三十代。なんだろう、このズッシリと肩が重たくなる響きは。

まあ、私の年齢はさておいて猫ひろしは三十四歳です。おそらくオリンピックに出場できる機会は年齢的なことも考えて今回がラストチャンスでしょう。となると、犯罪ではないにしろお行儀の悪い方法を使ってでもオリンピックに参加をしたい……と考える気持ちもわからなくはないんですよね。少なくともフルマラソンを完走できる努力は続けている人なわけですから。チャンスがあればしがみつきたい想いもわかるんですよね。

それに猫ひろしがカンボジア国籍を取得して出場選手を目指すってのは随分前から言われていたし。その時点で何かしらのトラブルは起こるだろうと思っていたから、今更騒いでもなあ、という気分です。日本国籍を捨てるってのは思い切ったことしやがると思ったけど。

次に、カンボジアの経済状況。いっちゃなんですけど、決して豊かではないでしょう。そしてオリンピックでも過去に目覚しい活躍があるわけでもないし。だったら持っている出場枠をお金に換えようと考えてもおかしくないと思うんですよね。そういうことをするとカンボジアのスポーツ文化が育たないという意見もあるけど、貧しい国にとっては将来のことよりも明日のご飯の方が大切なんじゃないかな。偏見かしら。「渇しても盗泉の水を飲まず」というのは、喉が渇いたことのない人が考えた格言だと思うし。今回のケースは別に盗んだ水でもないわけだし。

それにオリンピックともなるとビジネスとは切っても切れませんからね。裏でどれだけの金が動いていることやら。これを機会に一儲けしようと考える国・個人・企業・団体が出ても不思議じゃないですし。

そして、オリンピックに対するイメージの違い。私はオリンピックをお祭りと思っています。中学生の頃、選手村ではコンドームが大量に配布されると聞いた時から、少なくとも神聖視はしなくなりましたね。それまでは出場選手には高潔な武芸者(吉川英治版の宮本武蔵みたいな)のイメージを持っていたので、愕然としましたね。

だからオリンピックに関しては、せいぜい国の威信をかけた世界最大規模のお祭りのイメージです。勝ち負けのある巨大なリオのカーニバルみたいなもんですよ。
あと、色んな動機を持った国や選手が参加する方が、面白いじゃないですか。金だ、名誉だ、お国のためだ。国家と人の欲望がドロドロに渦巻いている所にオリンピックの魅力があると私は思うんですよね。

というわけで、否定派の人たちに対して間違っているとは言いません。これはもう考え方の違いですから。私のように考える人もいるんだよってことです。