完璧超人が行く！

「完璧超人」について。

語源はキン肉マンからなんですが、ようは欠点の無い奴のことです。頭よし、運動よし。顔も及第点以上と何をやらせてもそつなくこなしてしまう。

ただ、欠点がないというのは裏を返せば個性が出しにくいんですよね。何ができるの？何でもできます……じゃ、そこで話が止まってしまう。

そーですね。私が完璧超人と聞いて真っ先に思いつくのは（ネプチューンマン、武道除く）ドラえもんの出木杉くんですね。

彼は凄いですよ。小学生なのにアフリカのコンゴ奥地という情報だけで写真に写っている場所を「ヘビースモーカス・フォレスト！」と当てたり、同級生ののび太になぜ魔法が廃れたかをきちんと分かりやすく説明したりと、とにかく何でもできる。スポーツや絵、料理だって上手だ。しかもそれをひけらかす事が無い。

この何でもできるという特徴をひけらかすかどうかで人気も変わってくる。

完璧超人は奥ゆかしさも持ち合わせないとただのイヤな奴になってしまうのだ。

完璧超人は滅多に主人公にならない。だって話が盛り上がらないんだもん。だいたい名脇役扱いだろう。それか周囲の脇役たちに出番を取られて表紙のみの登場になってしまうとか！

やっぱり一芸に秀でたキャラの方が個性的で人気も出るんじゃないかなーと思う私です。

あ、完璧超人が主人公の漫画思い出した。ゴルゴ１３だ。あれは面白いよね。