国際森林年 美しい森を次世代へ (その二)
天皇陛下 悠仁親王のお印
「コウヤマキ」をお手播き
平成二十二年五月二十二日、第六十二回全国植樹祭(和歌山県田辺市)において開催された植樹行事では、天皇皇后両陛下によって、和歌山県内で採取された「コウヤマキ」「オガタマノキ」「クマノミズキ」「「トガサワラ」四種の種子をお手播きいただきました。
紀伊・高野山周辺に多くみられることから名付けられた「コウヤマキ」は悠仁(ひさひと)親王のお印であり、日本特産の針葉樹で世界三大公園木、世界三大美木といわれるほど美しい樹形です。
この木は耐水性に優れていることから、風呂や桶などを制作する適材としても好まれまれています。金剛峯寺本坊においては、台所の水槽として古より今日に至っても利用しています。
≪お手播き種≫
天皇陛下
「コウヤマキ」
悠仁親王のお印。
名前の由来は高野山に多く見られることからといわれ、樹形の美しさから世界三大美樹の一つに挙げられています。
「オガタマノキ」
常陸宮正仁親王のお印。
昔から神前に供えるときに使われたそうで、招霊(おぎたま)が転じてオガタマになったといいます。
花は非常に上品な香りがして、花弁の基部は鮮やかな赤紫色に染まり美しいです。
皇后陛下
「クマノミズキ」
名前の由来は、熊野地方のミズキという意味で、初夏、小枝の先に白い多数の小花を咲かせ、樹冠を白く覆います。
「トガサワラ」
日本固有種で、紀伊半島の中南部などの限られた地域に分布する樹木です。和名は、外形がトガ(ツガ)に似、材がサワラに似ていることから名付けられた。
参与770001-4228(本多碩峯)
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