が、私なりの解釈をしたい。
一昔前までお母さんが赤ちゃんをお産するときは、、産婆さんにお世話になりました。赤ちゃんの健康を祈念する行事をし、本来無事に分娩する自然力が宿っている故に、出産時、産婆さんが手を沿え(専門技術)て無事健康な赤ちゃんが誕生することを手助けする。
この宇宙の大自然界でもこの産婆術が必要と考える一人です。
空海密教の宇宙観の根本は地球にのみ育む一切の生物、しかも、どの地点を取りましても全く異なった生物が育まれ生かされていることをお互いに認め合うことを大日如来の法身が説法されていると観るのが空海密教の宇宙観です。
私たち人間は産婆さんの如く、それどれ環境が異なり、個性が異なる生物、ましてや人類は自然環境、生活習慣、思想、宗教が異なるという、素晴らし自然界の摂理を認め合い、相互に助け合い、それぞれの環境に備わった幸せを築き上げねばならない。
ここで素晴らしい歌詞を紹介したい。
『世界で一つだけの花』
作詞:槇原 敬之 作曲:槇原 敬之
歌:SMAP
♪花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた♪
♪ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね♪
♪この中で誰が一番だなんて 争うこともしないで♪
♪バケツの中誇らしげに しゃんと胸を張っている♪
♪それなのに僕ら人間は どうしてこうも比べたがる?♪
♪一人一人違うのにその中で 一番になりたがる?♪
♪そうさ僕らは 世界に一つだけの花♪
♪一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに♪
♪一生懸命になればいい♪
♪困ったように笑いながら ずっと迷ってる人がいる♪
♪頑張って咲いた花はどれも きれいだから仕方ないね♪
♪やっと店から出てきた その人が抱えていた♪
♪色とりどりの花束と うれしそうな横顔♪
♪名前も知らなかったけれど あの日僕に笑顔をくれた♪
♪誰も気づかないような場所で 咲いてた花のように♪
♪名前も知らなかったけれど あの日僕に笑顔をくれた♪
♪誰も気づかないような場所で 咲いてた花のように♪
♪一生懸命になればいい♪
♪小さい花や大きな花 一つとして同じものはないから♪
♪No. 一にならなくてもいい もともと特別なOnly one ♪
ナンバーワンになんかならなくても、個々人が独自性を発揮して個性的で有れば、それだけでいいじゃないか。
いや、そんな風に積極的に、個性的である必要性さえもない。
存在していること、そのこと自体がオンリーワンであって、素晴らしいことなのだ。
この世の中は、ナンバーワンになることや、それを目指すことは、素晴らしいことだとされて来ました。
そのように、教育されて来たからなのか、いや、恐らくは、教育される遥か以前から、ナンバーワンになるということは、素直に、そして単純に、素晴らしいことなのでしょう。
ただ、それよりも、もっとすばらしいことが存在する。
それがオンリーワンなのだ、と、SMAPも『世界で一つだけの花』で伝えているのです。
宇宙で一つだけの花
空海密教の曼荼羅に画かれた仏に優劣がありません。それどれ異なった役目を持ったオンリーワンの仏群なのです。
当寺の御本尊・千手観世音菩薩は一切の生かされた生物、特に私たち人類は一人一人優れた個性と能力を持っていることの象徴です。それはあたかも木の幹から無数の枝が派生して入るが如く、私たちもまた絶対無限ある宇宙生命・大日生命の幹から流れ出た一本の枝の如く、どれ一つとして同じものがありません。
それぞれの枝葉は個性を持っています。私たち一人一人の生命が一つにして、無限の個性と能力を持ち合わせています。私たち人類一人一人の生命が大日すなわち宇宙生命の根源に帰するのです。一即多であります。
この世界の一切の生物はオンリーワンなのです。
私たち人類一人一人も異なった環境と異なった生活習慣の中に咲く、全く素晴らしい「世界で一つの花」・オンリーワンの花なのです。
宇宙大生命・大日如来はあたかも穀物を蔵めた倉庫の如く、無数の生命の種を内に収めている法蔵界なのです。
私たちに生きる素晴らしい勇気が与えられる歌詞です
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