広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

スーパーつがる

2024-03-24 23:29:02 | 秋田の季節・風景
2024年3月16日のダイヤ改正でなぜか出現した、特急「スーパーつがる」。
土曜日に、東能代→秋田の1駅だけ、スーパーつがる2号に乗車した。どうせ空いているだろうと、自由席利用で。
見た目は「つがる」と何ら変わりなし。「356」は福島駅からの距離を示す356キロポスト

東能代駅改札口上の発車標
秋田駅では、掲示やデジタルサイネージで、停車駅が少ないことを周知している。利用促進のためというより、誤乗防止の意味で。
東能代駅でも掲示のほか、発車標でも、
「次の停車駅は、終点 秋田です」

ほかに、発車10分以上前から、駅社員がほぼひっきりなしにその旨、放送を入れていた。
それと重なるように、あらかじめ駅社員らしき人の声で録音された、「スーパーつがる1号青森行き」がどうこうというのも繰り返し流れていた。「13時32分発」とも。ってもう発車済みでしょ! 大丈夫でしょうか。

列車内では、通路ドア上の案内情報装置や、堺正章【25日訂正】堺正幸さんの自動放送は「スーパーつがる」に対応していた。しかし、ネットで指摘されているように、車外の行き先表示は、
「特急「つがる」」
↑しかも「特急」の上部数ドットが切れて、下の「席」の上に表示されてしまっているようだ。

東能代駅のホームでは自動放送がなかったが、駅によっては「スーパーつがる」に対応していないらしい。なんとも…


東能代から乗車したのは、5人ほど。秋田で「こまち」に乗り換えるらしき3人組は指定席。
車内は指定席・自由席ともガラガラ。自由席は1両に10人いるかどうか×2両。
スーパー化される前と変わらない、予想通りの利用状況であった。※乗り放題きっぷの利用期間中は、かなり混雑することがあるようです。

東能代~秋田は56.7km(営業キロ)。
この区間を、森岳と八郎潟に停車するつがる42・44号は49分、ノンストップのスーパーつがる2号は44分かかる。表定速度は69.4km/hと77.3km/h。わずか5分の短縮だけど、表定速度が70km/h台後半になったと思えば、速いような。

この区間は、単線と複線が混在していて、ポイント通過時に速度制限がかかる駅が少なくない。場合によっては、反対列車との行き違いのため、特急でも停車させられる(運転停車)こともある。
スーパーつがる2号の東能代→秋田では、さすがに運転停車はなかった。
スーパーであろうと速度制限は避けられず、分かった限りでは、鹿渡(60km/h制限)、鯉川、羽後飯塚、大久保、追分の各駅ではかなり減速して通過。泉外旭川も70km/h制限。【8月13日補足・上りが通過する土崎駅3番線は、90km/hの速度制限がある。】
八郎潟は、若干減速した程度で通過。14時49分40秒頃。したがって、東能代→八郎潟は、42号が26分、44号が24分、スーパー2号が21分。八郎潟→秋田は、42号と44号が24分、スーパー2号が23分。
八郎潟手前。森山はうっすら積雪

羽後飯塚手前。男鹿半島・寒風山も白い
スーパーつがるは、総じて以前と何ら変わりなかった。
100年前の横光利一「頭ならびに腹」の特別急行列車とはだいぶ違うようにも思えるが、当時の蒸気機関車の「全速力」や加減速性能は、今の電車には及ばないから、速度としてはスーパーつがるのほうが速いと思われる。
でも、やっぱり「満員のまま全速力で馳けてゐた。沿線の小駅は石のやうに黙殺された。」ではないな。
ガラガラのままそれなりの速度で
【26日追記】一方で、追分駅通過時には、ポイントを減速して渡った後、ホームの途中から直ちに猛然と加速するという、特急ならではの走行も楽しめた。そういう時は、頭ならびに腹を連想してしまう。

写っている緑茶のペットボトルは、JR東日本クロスステーションのオリジナル商品「acure(アキュア)」ブランドの「日本の茶事」。赤い六角形にそう書いてあるのだが、読みにくく分かりにくい。
以前、「朝の茶事」だったのが2024年2月27日にリニューアルされたそうで、引き続き伊藤園との共同開発。朝の茶事の発売当初は「お~いお茶」のブランドも冠していたはずだが、いつの間にか外れたようだ。また、NewDaysでは独自ブランドの安いお茶を売るようになったせいか、~茶事は扱わず、自販機のみでの販売のようだ。
朝の茶事時代の味の記憶はおぼろげだけど、日本の茶事はきりっとした感じでなかなか良かった。
その他、acureにもいくつか変化があった/あるので、いずれまた。→新商品について。 自販機について

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4 コメント

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車内とホーム (taic02)
2024-04-07 23:01:25
車内とホームでは、機器、制作会社、ナレーターが違い、もしかしたらJR東日本社内での費用の出どころ(本社か支社か)も違って、一律に変更できないのかもしれません。
だとしても、ダイヤ改正から1か月経っても未対応なのは、やる気がないように受け取られてしまいます。
返信する
到着放送 (E6_ Komachi)
2024-04-07 16:55:40
先月下旬、11:49発の湯沢行きに乗るため秋田駅のホームにいたので、
11:45着「つがる42号」の接近&到着放送を聞くことができました。
この時がダイヤ改正後初めて聞く時でした。
当然、
「この電車は 特急 スーパーつがる1号 青森行きに なります」
と言うのだろうと思っていたら...。

まずは接近放送。
「まもなく 4番線に 秋田止まりの電車が 到着します。
 黄色い線まで お下がりください。
 この電車は 特急 青森行きに なります。」

ん? 特急青森行きって言った!?

そして、到着放送。
「ご乗車ありがとうございました。秋田 秋田です。
 お忘れ物のないよう ご注意ください。
 この電車は 特急 青森行きに なります。」

あ、やっぱり! スーパーつがるって言ってない!!

今回、この時間帯のことしか確認できていませんが、
この分だと、他の時間帯や
スーパーでない通常「つがる」の発車の放送でも
列車名が省略されているような気がしています。
そのうち、機会があれば確認しようとは思っていますが。

車内の自動放送が変更されているなら、
駅の放送だって「スーパーつがる」に対応できそうに思えるのですが。
増便ではないですが、一応は新設された列車なんですから、
そこはちゃんと作ってほしかったなと思います。
返信する
ご指摘ありがとうございます (taic02)
2024-03-25 20:57:10
その通りです。
返信する
Unknown (Unknown)
2024-03-25 18:17:28
車内放送、堺正章さんではなく 堺正幸さんではないでしょうか。
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