広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

弘前2018.6 その2

2018-06-27 23:45:38 | 津軽のいろいろ
この記事に続いて、6月の弘前いろいろ。バスとお城について簡単に。
弘南バスに新たな車が。
か11-26、51223-2号車(弘前営業所)
2000年製日野レインボーHRの中古。ロングボディではない普通の中型サイズで、ノンステップのようだ。
秋田中央交通にも今春そっくりな中古が来た(和歌山の中古)けれど、側窓の配置が違う。
ネット上の情報によれば、埼玉県の朝日自動車の中古。弘南バスでは2016年頃から、これよりも古いレインボーやエルガミオの朝日自動車中古を入れている。それらは、ツーステップだったり後ろにドアがあったり、ちょっと変わった仕様だったが、これは標準的か。
朝日自動車はオートマを好むものの、この当時のこの車種はマニュアルの設定しかなかったそうで、朝日自動車では数少ないMT車だったそうだ。

弘南バスとしては、中古のノンステップバスは初めてだろうか。それに、中古で側面にもLED表示器が設置された車も初めてかも。
それにしても車体に「ノンステップバス」どころか、ドアに「出入口」の表記もない。
【28日訂正】忘れていた。先立って2017年後半頃、五所川原営業所に西東京バスの中古のロングボディ・ノンステップのレインボーHR「11-00(51517-3)」が導入されていたので、ノンステップかつ側面LED付きはそれが最初。(五所川原駅とイオンモールつがる柏のシャトルバス専用車。やはり「出入口」や「ノンステップバス」表記はない模様。)
この車は、それに続いておそらく2台目のノンステップ中古かつ側面LED付き中古になると思われる。弘前市内とか一般路線用としては、最初とも言える。


三中校前から弘前駅行きに乗車。
土曜日の昼間は、1時間に最低3本はあり、等間隔ではないもののそこそこ分散している。
ところが、15時だけは09分、23分、24分、49分と、1分間隔で続行するところがある。まさにそこに乗ることになった。
ほぼ定刻で、通りのまっすぐ向こう、松原方面からエルガミオが来た(正しくは同設計の日野レインボー)。屋根上の冷房機のデザインからして現行車種。
10-91、52907-2号車(降りてから撮影)
しかも、2016年末に導入されたのよりもさらに新しい、2017年の車。
秋田中央交通では、排気処理に必要な尿素供給の都合で、秋田営業所だけの配置、しかも2台だけなのでまだ乗る機会がない。
ここで乗れるとはラッキーと思ったら、赤信号に引っかかり、その間に学園町方面から三菱ローザが曲がって来て、そちらに乗るはめになってしまった。惜しい!
時刻表上は、23分が学園町発、24分が小栗山(弘前営業所)発のようなので、時刻表に忠実ではある。

住吉入口で降りたら、レインボーはだいぶ後方に離れていた。
その間に、いつの間にか弘南バスの日野リエッセがついてきていた。行き先表示は「スクール」で「聖愛スクール」とかの紙を掲出。
聖愛高校では、下校時間などに合わせて弘南バスによるスクールバス(学校前から生徒だけが乗車できる、路線バスという位置づけか)を運行しているようだけれど、土曜日のこんな時間にも設定されているのか。

それにしても、3台とも乗客はとても少なかった。

ところで、上の2台のバス。小栗山線の往復なわけで、行き先表示は両方向ともおなじみの「富田大通り」経由。これはLED式だけでなく方向幕式でも同じ。
(再掲)幕式では謎の系統番号と経由地にカッコが付く
小栗山線以外でも、狼森線や安原団地線でも、同様。
ところが、例外を見つけた。
「弘前大学 学園町」
富田大通り経由では小栗山行きに次いで本数が多い、学園町行きでは「富田大通り」の部分が「弘前大学」になるのだった(中型車のLEDの場合)。
幕式ではどうだったか?
分かりづらいですが「(富田大通り)学園町」
なぜかLEDでは経由地表記が違ってしまうのだった。学園町始発弘前駅行きの場合、あるいは別のLED表示器が使われるマイクロバスではどうだろうか。
弘南バスは、行き先表示が車両によってまちまちなことがあり、これではLED化されて余計に複雑になってしまったようなもの。
【29日追記】中型のLEDでは、いずれも漢字3文字で同じ文字サイズの「小栗山」「学園町」「弘前駅」なのに、文字の間隔は「小栗山」だけが広く、1文字分ほどのスペース。ぱっと見て小栗山と学園町を区別するためなのかもしれないけれど、単に表示についての決まりがないだけかもしれない。


ところで「富田大通り」というのは青森県道127号線の通称のはずだが、そのうちどこからどこまでを指すのか、明確な定義はないと思う。
ただ、バスが富田大通り経由と表示するのは、中央松森町経由と区別するためと考えられる。両経由は三中校前で合流して、127号線を進む。
学園町線は、その三中校前の次で127号線と分かれるものの、そこまではずっと127号線を走っているのだから、富田大通り経由とすることに問題はない。

側面にも(看板でなく)方向幕がある、ちょっと古いレインボーやエアロミディの小栗山線の表示は、
弘前駅-富田大通り-弘前大学-松原-小栗山
駅と大学の間に「富田大通り」を入れているから、それなら学園町線だって該当する。
ただ、この表記では「富田大通り」というバス停があると誤解される恐れがある。ここは秋田の「新国道経由」みたいに経由地を別に書いたほうが分かりやすい。

などと長々書いたけれど、富田大通り経由=弘前大学前経由で、どっちでもいいでしょう。分かりやすさでは、どちらかに統一(もしくは両方併記)するべきだけど。


土手町循環100円バス。
これまで弘前営業所が全便を担当していると思っていたが、今回、藤代営業所(厳密には弘前営業所藤代車庫)担当らしきバスに乗った。
自家用バスの中古と思われる、四角い横長ヘッドライト、引き違い窓、青い2人掛け座席の「か123(50312-9)」だったはず。
弘前営業所の循環バス充当車にも、ほぼ同じ車は前からあったが、座席の色が違うし、バンパー周りの造作も違う(ヘッドライトがちょっと小さい?)。
黄色い紙の「土手町循環100円バス」の表示が、弘前営業所のものよりも小さく、観光客は戸惑っていた。
【7月4日追記】↑どこかで見間違えている。社番のハイフンの後が「9」だと和徳車庫、藤代だと「5」になる。だけど、文字では「藤代」と書いていたような気もしなくはない。いずれにしても、弘前営業所(本所)以外の所属の車と乗務員のようだった。

※2018年9月の弘南バスの状況と、富田大通り経由の表示方法の続きはこちら


弘前へ来たからには、弘前城の石垣工事の進捗をチェック。無料エリアの見学用デッキからちょっとだけ。
前回は2017年9月、石垣を上から順に取り外していた。
2018年6月9日


全体がシートで覆われて、ごく一部しか露出していないが、石垣はすべて撤去され、土(もしくは細かい石)がむき出しになっている模様。
どんな作業内容かはよく分からないけれど、作業員は斜面を身軽に上り下りしていた。
こうなると、見てもあまりおもしろくないね…(中の有料エリアから見れば、また違いそう)※続きは2019年正月の記事にて。

以上、2018年6月の弘前の話題でした。

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