秋田市南西部、JR羽越本線「新屋(あらや)」駅そばにある、市道の踏切の話。
その踏切は、駅のすぐ(150メートルほど)南側にある。
跨線橋から南方向
踏切を拡大
出発信号機より手前に踏切があり、線路の上下線が分かれているので、新屋駅の「構内」と言えるかもしれない。
新屋駅は西側にしか出入り口がない。駅前は歩道がない狭い道路。
駅を出て左(南)へ行くと、秋田市西部市民サービスセンター“ウェスター“の駐車場出入り口と丁字路交差点がある。
道は狭いけど大型バスも通ります ※この写真は以前撮影
道がカーブして狭く、通行量が多い上、信号機もないので通行は注意。
(再掲)上の写真の少し先から振り返って駅方向
この丁字路を右折して西へ進むと、ウェスターの正面を経て、秋田市新屋支所跡の新屋交番前の県道56号線(昔の国道7号線)の交差点に出る。
今回は丁字路を直進
直進すると、道は左にカーブして駅から見えた踏切を渡り、秋田市勤労者体育センター・西部体育館、西部工業団地の端、新屋高校入口を経て、雄物川の堤防に突き当たる。
地名としては、新屋高校の辺りから先が「豊岩」で、その手前は「新屋」。踏切の所在地は西側が新屋扇町と新屋比内町、東側が新屋鳥木町と新屋沖田町。
だけど、踏切の名称は「豊岩踏切」という。
1キロほど離れた地名を踏切の名称にしたのは、何度か紹介(こちらなど)したように、踏切名は必ずしも所在地名と一致するものではないという法則に従うものだろう。
丁字路の先に、バス停がある。
いずれも秋田市交通局から移管された路線である、秋田中央交通の新屋高校線、秋田中央トランスポート(秋田市から委託されている「豊浜ふれあい号」)の豊岩線が通る。
西部市民サービスセンター(バス停名は西部サービスセンター)を出てすぐだから、あまり利用者はいなそうだが。その名前は、
「新屋踏切」
正式には「新屋踏切前」と「前」がつくはずだが、それ以前に踏切名と一致していない。
これは旧秋田市交通局が命名したもので、かつては単に「踏切前」という名前だった。そして土崎地区の旧国道にも「踏切前」というバス停が存在した(奥羽本線貨物支線の踏切)。
1989年10月から、それぞれ「新屋踏切前」「土崎踏切前」に改名された経緯がある。「新屋にある踏切前」という意味なのだろう。
※同時に大橋前→秋田大橋前、市営住宅前→牛島市営住宅前なども改称され、バス停名が具体的になったようだ。
上の写真では、踏切が見えない。
突き当りにピンク色のクリーニング店が見えるが、そこで道が大きく左に曲っているため。
さらに進むと、
踏切が見えた
この豊岩踏切で、拡幅工事が行われるという話を聞いた。
秋田市の「広報あきた」5月20日付1745号「市役所からのお知らせ」には、「6月上旬から8月中旬までのうち、工事施工日に限り、午後11時~翌午前6時、車両通行止めになります。ただし、歩行者は通行できます。」とあった。
さらに、10月7日1754号の同欄には、10月11日(火)から11月7日(月)まで、完全通行止め(歩行者・自転車は通行可)になるとあった。また、秋田中央交通のサイトには、迂回運行(700メートル南の跨線橋経由)の告知が出た。
10月の通行止め直前に行ってみると。
踏切に2つの看板があった
右の大きい看板は丁字路にもあったが、一般の道路工事などでも設置される、工事内容を示したものだ。現在一般的な「踏切の道幅を広くしています」といった形式ではないが、これは発注者がJRだから、JRのやり方なのだろう。
工事期間が「早朝5時00分から早朝5時00分まで」って、「終日」ってことでしょ!
そして不可解なのが左の縦長の看板。
「工事の遅れのお詫び」だそうで、「工程上の都合により当面の間、延期することになりました。」とある。JR東日本秋田支社保線課と秋田市道路建設課の連名で日付はない。
だが、その隣には、間もなく工事が始まる内容の看板があるのだし、広報にも載っていた。広報発行や看板設置後に、突如、工事が延期されたということだろうか?
などと思って、しばらく放ったらかしにしておいて、11月になってから中央交通のサイトを見ると、8日付で「豊岩踏切拡幅工事に伴う迂回運行は終了し、通常運行しております。」と大きな文字で掲載されていた。
ちゃんと工事をやって終わったようだ。ということは、本来もっと早くやる予定だったのが、遅れて10月に工事しましたということか。だったら「当面の間、延期」ではないし、「延期していましたが10月から工事を行います」とちゃんと書くべきだ(でなければ、お詫び看板を撤去するか)。
中央交通(にしては珍しく?)はちゃんと情報提供してくれていてそれが役立ったが、肝心のJR東日本や秋田市の情報提供が足りない。
では、通行止め直前と終了後の様子を比較しながら紹介。
西側から見た着工前と工事終了後
北側(=駅寄り、上の写真左側)に、独立した遮断器付きの歩道が新たにでき、路面の色が変わったのが分かる。踏切内の緑色の路面は柔らかい材質のようで滑りにくいと思われ、歩きやすかった。
歩道分が増えただけで、車道の幅はほとんど変わっていないように見え、「拡幅」というより「歩道増設」程度のように感じた。
着工前・西側から
通行止め前の段階で、既に歩行者用通路となる部分に、遮断機の根元が設置されていた。
着工前・東側から
以前の踏切内では、歩行者用通路として、車道とは別に板が敷かれていた。
東側から見た着工前と工事終了後
ただし、踏切前後の道路部分の工事は終わっていないようで、上の工事後の写真で分かる通り、新設された歩道部分の前後は砂利道で、水たまりができてしまう。
踏切名の表示も新しくなった
従来の踏切では、「踏切番号」をシールで貼っていたが、ここでは、名称や距離とともに「No.93」と表記している。
踏切から見た新屋駅
写真右側のホームに停まっている電車は、秋田駅へ折り返す下り電車なので、こちらへは来ない。
しかし、システムの都合上、ホーム入線時(上り到着時)に、一時的に踏切が閉まるようだ。
その踏切は、駅のすぐ(150メートルほど)南側にある。


出発信号機より手前に踏切があり、線路の上下線が分かれているので、新屋駅の「構内」と言えるかもしれない。
新屋駅は西側にしか出入り口がない。駅前は歩道がない狭い道路。
駅を出て左(南)へ行くと、秋田市西部市民サービスセンター“ウェスター“の駐車場出入り口と丁字路交差点がある。

道がカーブして狭く、通行量が多い上、信号機もないので通行は注意。

この丁字路を右折して西へ進むと、ウェスターの正面を経て、秋田市新屋支所跡の新屋交番前の県道56号線(昔の国道7号線)の交差点に出る。

直進すると、道は左にカーブして駅から見えた踏切を渡り、秋田市勤労者体育センター・西部体育館、西部工業団地の端、新屋高校入口を経て、雄物川の堤防に突き当たる。
地名としては、新屋高校の辺りから先が「豊岩」で、その手前は「新屋」。踏切の所在地は西側が新屋扇町と新屋比内町、東側が新屋鳥木町と新屋沖田町。
だけど、踏切の名称は「豊岩踏切」という。
1キロほど離れた地名を踏切の名称にしたのは、何度か紹介(こちらなど)したように、踏切名は必ずしも所在地名と一致するものではないという法則に従うものだろう。
丁字路の先に、バス停がある。
いずれも秋田市交通局から移管された路線である、秋田中央交通の新屋高校線、秋田中央トランスポート(秋田市から委託されている「豊浜ふれあい号」)の豊岩線が通る。
西部市民サービスセンター(バス停名は西部サービスセンター)を出てすぐだから、あまり利用者はいなそうだが。その名前は、

正式には「新屋踏切前」と「前」がつくはずだが、それ以前に踏切名と一致していない。
これは旧秋田市交通局が命名したもので、かつては単に「踏切前」という名前だった。そして土崎地区の旧国道にも「踏切前」というバス停が存在した(奥羽本線貨物支線の踏切)。
1989年10月から、それぞれ「新屋踏切前」「土崎踏切前」に改名された経緯がある。「新屋にある踏切前」という意味なのだろう。
※同時に大橋前→秋田大橋前、市営住宅前→牛島市営住宅前なども改称され、バス停名が具体的になったようだ。
上の写真では、踏切が見えない。
突き当りにピンク色のクリーニング店が見えるが、そこで道が大きく左に曲っているため。
さらに進むと、

この豊岩踏切で、拡幅工事が行われるという話を聞いた。
秋田市の「広報あきた」5月20日付1745号「市役所からのお知らせ」には、「6月上旬から8月中旬までのうち、工事施工日に限り、午後11時~翌午前6時、車両通行止めになります。ただし、歩行者は通行できます。」とあった。
さらに、10月7日1754号の同欄には、10月11日(火)から11月7日(月)まで、完全通行止め(歩行者・自転車は通行可)になるとあった。また、秋田中央交通のサイトには、迂回運行(700メートル南の跨線橋経由)の告知が出た。
10月の通行止め直前に行ってみると。

右の大きい看板は丁字路にもあったが、一般の道路工事などでも設置される、工事内容を示したものだ。現在一般的な「踏切の道幅を広くしています」といった形式ではないが、これは発注者がJRだから、JRのやり方なのだろう。
工事期間が「早朝5時00分から早朝5時00分まで」って、「終日」ってことでしょ!
そして不可解なのが左の縦長の看板。
「工事の遅れのお詫び」だそうで、「工程上の都合により当面の間、延期することになりました。」とある。JR東日本秋田支社保線課と秋田市道路建設課の連名で日付はない。
だが、その隣には、間もなく工事が始まる内容の看板があるのだし、広報にも載っていた。広報発行や看板設置後に、突如、工事が延期されたということだろうか?
などと思って、しばらく放ったらかしにしておいて、11月になってから中央交通のサイトを見ると、8日付で「豊岩踏切拡幅工事に伴う迂回運行は終了し、通常運行しております。」と大きな文字で掲載されていた。
ちゃんと工事をやって終わったようだ。ということは、本来もっと早くやる予定だったのが、遅れて10月に工事しましたということか。だったら「当面の間、延期」ではないし、「延期していましたが10月から工事を行います」とちゃんと書くべきだ(でなければ、お詫び看板を撤去するか)。
中央交通(にしては珍しく?)はちゃんと情報提供してくれていてそれが役立ったが、肝心のJR東日本や秋田市の情報提供が足りない。
では、通行止め直前と終了後の様子を比較しながら紹介。


北側(=駅寄り、上の写真左側)に、独立した遮断器付きの歩道が新たにでき、路面の色が変わったのが分かる。踏切内の緑色の路面は柔らかい材質のようで滑りにくいと思われ、歩きやすかった。
歩道分が増えただけで、車道の幅はほとんど変わっていないように見え、「拡幅」というより「歩道増設」程度のように感じた。


通行止め前の段階で、既に歩行者用通路となる部分に、遮断機の根元が設置されていた。

以前の踏切内では、歩行者用通路として、車道とは別に板が敷かれていた。


ただし、踏切前後の道路部分の工事は終わっていないようで、上の工事後の写真で分かる通り、新設された歩道部分の前後は砂利道で、水たまりができてしまう。

従来の踏切では、「踏切番号」をシールで貼っていたが、ここでは、名称や距離とともに「No.93」と表記している。

写真右側のホームに停まっている電車は、秋田駅へ折り返す下り電車なので、こちらへは来ない。
しかし、システムの都合上、ホーム入線時(上り到着時)に、一時的に踏切が閉まるようだ。
秋田銀行の件、僕も今朝の新聞で見て、同じことを考えました。扇町は駅付近から北側ですから、ト一屋のあたりか、旧交番のあたりかとか、いろいろ。
しかし、秋田銀行の公式サイトのニュースリリースに、予定地の地図付きで掲載されていました。それによると、新店舗はウェスターと交番の間です。扇町の南端になりますね。
新屋支店がなくなって、駅前支店が大きくなって数件隣へスライドする形とも言えそうです。
新屋駅周辺の利便性は確保されましたが、表町周辺のみなさんが不便にならないか心配です。先に店舗統合・台数減の上ATM化された箇所では、順番待ちが長くて困っているので。
そういえば、バス停の名前もまた変えないといけなくなりました。
西部公民館前→秋田銀行新屋支店前→?
少し場所がズレますが新屋郵便局前とかになるのでしょうか。
統合で混雑して時間がかかるのもそうですが、表町周辺の人は自転車や徒歩で新屋支店に行っていましたから、交通量の多い県道56号線を渡るとなると交通事故が心配です。
バス停名は、もう郵便局前以外は考えられないかもしれません。
県道56号より西側にある秋銀ATMは、新屋支店だけみたいですね。東側は駅前支店と美短の脇にありますが。
せめてもう少しATMがあれば便利そうです。セブンイレブンができれば、セブン銀行ATMで手数料なしで出金できますけど。