秋田中央交通のバスの回数券は、普通・買物・通学の3種があり、かつて秋田市営バスがあった頃は、相互利用できた。
両事業者間で精算する際、発行元を区別するため、券面や表紙の色が違っていた。実際は紙の色でなく、地紋のインクの色で、交通局発行分は秋田市章が薄い黄色で、中央交通発行分は同社の社章がピンク色で刷られていた(ただし交通局の表紙は地紋でなくベタ塗り)。
種類の区別のためには、両事業者とも買物回数券は縦線、通学回数券は斜線をそれぞれ2本ずつ、赤色で印刷していた。
交通局廃止後は、中央交通がそのまま引き継いだため、ピンク色の回数券のみが出回っていた(払戻期間終了のため、交通局発行分は現在は無効)。
今日、窓口で買物回数券を購入すると、ピンクでないものを渡され、一瞬戸惑う。高齢者用回数券かと思った。
すると窓口の人が「(以前の券が)なくなって作り直したので・・・」と説明してくれた。
昔からある程度のロットで印刷していて、フォントや地紋の微妙な色あい、ミシン目の切りやすさが違ったが、これほど大きく変化したのには驚いた。
保管していた回数券の表紙を引っ張り出して並べてみる。
左から懐かしの交通局発行・オレンジに変わる直前の中央交通発行・今日買った中央交通発行。
交通局のはフルカラー印刷だが、中央交通のは単色(赤とピンクが別のインクとすれば2色)。新しいのは買物回数券を示す線が赤でなく、地色と同じオレンジに変わった。
ちなみに、中央交通のバリエーション。
中央交通の回数券は「(H20)」などと裏表紙に印刷年と思われるものが表示されている。
左・H17:「秋田市交通局」とも印字がある、相互利用時代。
中・H18:今年買ったものだが、2年前の印刷。大量に作っているようだ。交通局表記が消え、フォントが変わった。
右・H20:真ん中の18年印刷のものと原稿は同じで色だけを変えたようだ。
ついでに交通局のバリエーション。
交通局の回数券の表紙は広告が多く、表紙の裏(中面)にもあった。
右側は「秋田市交通局」の印影が縦書き、他は横書きになっている。公文書の横書き化に合わせて、公印も横書きにした自治体が多いが、ちゃんと回数券の表紙も対応させたらしい。
普通回数券も色が変わったのかと思い、別の窓口で買ってみたが、ピンク色で「H20」の表示があったから、先に印刷してまだ在庫があるようだ。将来的には変わっていくのだろうか。
普通回数券は約9%引きだが、平日昼間と土日のみ使える買物回数券ならなんと約28.5%引き。秋田駅から通町・交通公社・有楽町などまでの初乗り140円区間なら実質100円で乗れるので、100円バスのない秋田市内ではうれしい存在だ。秋田県では北部の秋北バスでも同じ形式の回数券があるが、南部の羽後交通では先日の一部区間の運賃値上げの際に廃止されてしまった。青森の弘南バスにもない。
せっかく新しい券を印刷してくれたので、ぜひご利用を!
※ICカードAkiCA導入により、2022年3月25日で紙の回数券の発売は終了した。
両事業者間で精算する際、発行元を区別するため、券面や表紙の色が違っていた。実際は紙の色でなく、地紋のインクの色で、交通局発行分は秋田市章が薄い黄色で、中央交通発行分は同社の社章がピンク色で刷られていた(ただし交通局の表紙は地紋でなくベタ塗り)。
種類の区別のためには、両事業者とも買物回数券は縦線、通学回数券は斜線をそれぞれ2本ずつ、赤色で印刷していた。
交通局廃止後は、中央交通がそのまま引き継いだため、ピンク色の回数券のみが出回っていた(払戻期間終了のため、交通局発行分は現在は無効)。
今日、窓口で買物回数券を購入すると、ピンクでないものを渡され、一瞬戸惑う。高齢者用回数券かと思った。
すると窓口の人が「(以前の券が)なくなって作り直したので・・・」と説明してくれた。
昔からある程度のロットで印刷していて、フォントや地紋の微妙な色あい、ミシン目の切りやすさが違ったが、これほど大きく変化したのには驚いた。
保管していた回数券の表紙を引っ張り出して並べてみる。
左から懐かしの交通局発行・オレンジに変わる直前の中央交通発行・今日買った中央交通発行。
交通局のはフルカラー印刷だが、中央交通のは単色(赤とピンクが別のインクとすれば2色)。新しいのは買物回数券を示す線が赤でなく、地色と同じオレンジに変わった。
ちなみに、中央交通のバリエーション。
中央交通の回数券は「(H20)」などと裏表紙に印刷年と思われるものが表示されている。
左・H17:「秋田市交通局」とも印字がある、相互利用時代。
中・H18:今年買ったものだが、2年前の印刷。大量に作っているようだ。交通局表記が消え、フォントが変わった。
右・H20:真ん中の18年印刷のものと原稿は同じで色だけを変えたようだ。
ついでに交通局のバリエーション。
交通局の回数券の表紙は広告が多く、表紙の裏(中面)にもあった。
右側は「秋田市交通局」の印影が縦書き、他は横書きになっている。公文書の横書き化に合わせて、公印も横書きにした自治体が多いが、ちゃんと回数券の表紙も対応させたらしい。
普通回数券も色が変わったのかと思い、別の窓口で買ってみたが、ピンク色で「H20」の表示があったから、先に印刷してまだ在庫があるようだ。将来的には変わっていくのだろうか。
普通回数券は約9%引きだが、平日昼間と土日のみ使える買物回数券ならなんと約28.5%引き。秋田駅から通町・交通公社・有楽町などまでの初乗り140円区間なら実質100円で乗れるので、100円バスのない秋田市内ではうれしい存在だ。秋田県では北部の秋北バスでも同じ形式の回数券があるが、南部の羽後交通では先日の一部区間の運賃値上げの際に廃止されてしまった。青森の弘南バスにもない。
せっかく新しい券を印刷してくれたので、ぜひご利用を!
※ICカードAkiCA導入により、2022年3月25日で紙の回数券の発売は終了した。
それにしても28.5%引きとはすごいですね。当地の昼間カード(平日休日とも9~16時乗車)でも23%引きです。
ジャストラインは磁気カード・ICカードと支払い手段が多様で便利に見えましたが、割引率はこちらの方がいいのですね! こちらでは通学回数券が23%引きです。
他にも初乗り140円、中心部ではそこそこの本数という点を考えると、秋田のバスもそんなに悪いことばかりではない気がしてきました。
実物は見たことがありません。
左様の通りです。
50円、20円、10円の券片で、トータル1300円分となっているもので、金額の上に○で囲われた小の文字が入っています。
営業所や案内所とイオンモール2Fのサービスカウンターでは置いてあるはずですが、他ではあまり売っているのを見たことがありません。
現在の色はピンクではないはずですが、何色かは不明です。
なるほど。各券片にも小学生用であることを表示しているわけですね。
中学生以上が小学生用を使用すること、あるいはその逆はできるのでしょうかね。割引率は同じで問題はなさそうですが。
ただ、すでにこども向けSuicaを発行している場合で、AkiCAを購入する場合、どのような対応及び払い戻しになるかが気になります。
子ども用Suicaは1人1枚だそうですから、該当者はあまりいなそうですが、どうなるでしょう。地域連携Suicaには、こういう細部で分からない点がいろいろ出てきそうです。