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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

ニセアカシア

2014-06-04 00:18:33 | 動物・植物
北日本では季節外れの猛暑。
3日の最高気温は秋田市で31.0度の真夏日、大館市35.1度の猛暑日となった。秋田市は、風があって、陽射しはやや弱く、からりとしていて、日向でなければそんなにつらくないような気もするが、やっぱり暑い。

この手のニュースなどで、インタビューに答えた人が「今からこう暑くては、この先が思いやられる」と答える人がよくいる。でも、「この先が思いやられる」ってどういう意味なんだろう?
30度、40度、50度と上がること? んなこたぁーない(Byタモリさん)。
この高い気温がずっと続くこと? それも極めて考えにくい。
こういう突発的な短期間の気温の変動は毎年起こるものだし、この後は梅雨もあるのだから。

今回は気温の上昇幅が極端に大きかったし、体調管理や農作物などへの影響はあるにせよ、これまでの経験と長期的視野に立って物を言うべきである。
むしろ、今年は冷夏の予想が出ているから、その意味で「この先が思いやられる」べきだろう。


植物はほぼ例年通り、季節を進めている。
クレマチス類やヤマボウシは終盤【12日訂正】まさに盛り、シランが咲きはじめた。
千秋トンネルの通り、保戸野側の鷹匠橋付近から、千秋公園を見ると、
上の建物は御隅櫓(復元)
御隅櫓の左側、ちょうど明徳小学校グラウンドの辺りの木が白っぽくなっている。

ちなみに、今年の芽吹き直前・桜が咲いていた頃は、
4月末
現在、白っぽくなっている所は、芽吹き前はスカスカした感じだった。
千秋トンネルの上でもある
この時期の秋田の代表的な花の1つであろう「ニセアカシア(標準和名 ハリエンジュ)」の花だ。
※一般に「アカシア」と呼ぶことも多いが、アカシアは別の植物。

秋田市では、ニセアカシアは新屋方面や勝平山など、海近くの丘によく生えている印象があったけれど、部分的とはいえ千秋公園にもこれほどまとまっていたとは今まで知らなかった。
千秋公園の西~北斜面は、ケヤキと若干のヤマザクラくらいだけだと思っていた。

秋田北高と秋田工業高の間の新中島橋から、千秋公園北西側(北の丸)を見ると、
山の上のほうにニセアカシアが広がっている


さらに線路の向こうを見れば、
こちらも真っ白
手形山の秋田高校の上、県道41号線「手形山大橋」下の坂付近にもニセアカシアがまとまっている。
近くで見ると、それほど白くない

ずいぶん高い木も

さらにさらに、秋田大学医学部附属病院の裏というか脇。
大学の職員住宅「糠塚宿舎(旧称・糠塚官舎)」付近の丘

 
これも見事な木で、花付きは特に良好。
バス停のポールが曲がってるよ(次が終点なので、ここから乗る人はいない)

今が盛りのニセアカシア

里山を彩るニセアカシアの花だけど、手放しできれいだと見ているのは、どうなんだろう。
ニセアカシアは、本来日本に自生しない帰化植物であり、旺盛な繁殖力で既存の植生を破壊してしまう恐れがある。
手形山や千秋公園でこんなに茂っていたとは、驚かされた。長期的にはちょっと心配だ。
【4日追記】千秋トンネル上の場合、トンネルもしくは小学校の建設時に、斜面の保護や緑化のために人為的に植えられたのかもしれない。
コメント (4)
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