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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

キジとキジトラ

2011-02-09 19:49:31 | 動物・植物
秋田市南西部の新屋地区は海が近く松林が多い。住宅地から少し外れると松林に入り込む。
そんな新屋の住宅街の道を歩いていると、宅地化から残った小さな松林の中を動くものがいた。
雪の中を歩くのは…

オスのキジ!

今まで秋田市内で見られる鳥類を何種類か紹介してきたが、キジもまた身近な鳥。
林や草原・畑を好む鳥なので、さすがに千秋公園など中心部では見たことがないが、北部の飯島地区の田んぼや南東部の仁井田地区の住宅街で、見かけたり「ケーン」という鳴き声を聞いたことがある。弘前市のリンゴ畑を歩いていたこともあった。
特によく見かけるのが、新屋地区近辺で、何年か前は新屋の隣の茨島地区の新国道の渋滞気味の車道を横断していた。(キジは飛ばずに走ることが多く、道路を渡ることがある)

この時はゆっくりと歩きながら、奥にある垣根の先の畑へ向かっていった。
キジのお尻
僕のことを警戒しているだろうから、もう逃げてしまうかと思いながらも、様子を伺っていると、
向こう側を垣根沿いに移動中
それほど警戒していないようだ。ゆっくりとお散歩しているかのよう。

しばらく進むと、家があって畑は途切れる。どうする?
桃太郎のキジみたいな顔
少し方向転換して、再びこちらに来てくれた! さっきよりも距離が近くなった(10メートル強)。
ニワトリとかハトみたいに立ち止まって首をかしげたりはあまりせず、まっすぐに歩くので、意外にスピードが速くて撮影しにくい。

でも、山の中でこんな警戒心の薄い歩き方をしていたら、鉄砲で撃たれてしまう。ここでは撃たれないことを知っているのだろう。

右奥に注目
雪の中を悠々と歩くキジを見つめるのは、僕だけではなかった。
奥にあるお宅の庭にネコが座り(たぶんそこの飼い猫でオスかな)、通るキジへ視線を送っていた。キジとネコの距離も10メートルくらいか。
ネコを見るキジ
以前、泳ぐカルガモに興味を示すネコを紹介したが、そのネコとは違い、どっしりと座って姿勢を変えずに見ていた。見慣れていてあまり興味はなく「ああ、またキジさんが歩いている」くらいの気分だったのかも。

キジさんにしてみれば、両側から見つめられていたことになる。
人気者はつらいぜ
ネコにピントを合わせると、
「キジさん行っちゃった…」
これ以上進むと、道路。キジは一瞬立ち止まったかと思うと、ダッシュして飛んでいった。

上の写真のネコを拡大してみると、若干カメラ目線のような気も。
「キジよりお前の方が気になるよ!」
ヒゲがだらんと下がっているから、警戒しているわけでも、興味があるわけでもなさそう。
そういえば、このネコさんのような毛の柄を「キジトラ」と言いますね。

※別のキジの写真はこちら(リンク先後半)
コメント (4)
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