そろそろりんご公園

「キリ番（キリバン）」という、webサイトのアクセスカウンタがキリのいい番号になったことを指す言葉がある。
個人的には、同じ人が「再読み込み」すれば進んでしまったり、セキュリティ対策の関係で正確な訪問者数がカウントされるわけでないので、あまり興味はない。どのくらいの人が見てくれたかの目安にはなると思うけど。

秋田市役所のサイトの「運営方針」（トップページ下のリンク）を見ると、秋田市がアクセスカウンターに対して否定的な考えを持っていることが分かり、「アクセスカウンターの数字は、けっして *来訪者の数 を表すものではない*ことにご注意ください。」などとある。
僕も個人のサイトはともかく、企業や団体のサイトには必要ないと思う。アクセス数を知りたければアクセス解析があるんだから。


でも、偶然キリのいいカウントにあたるとやっぱりうれしい。しかもそれなりの大きなサイトだと。

そろそろ行ってみたいなと、何気なく「弘前市りんご公園」のサイトにアクセスしたら11万人目。0が4つも付くキリ番は初めてだと思う。数分後に再読み込みしたら末尾が「2」だったから、結構アクセスがあることになり、運がよかった。
あなたは110000人目の入園者です。
弘前市は桜の花見が終わったらりんごの花見をしてもらおうと、この公園をPRしているようだが、そのホームページは正直言ってあまり役に立たない。
お客を呼びたいならアクセスカウンタよりも、開花状況（ソメイヨシノよりやや遅く、品種によってずれる）はぜひ記載してほしい（昨年まではなかった）し、アクセスマップに未だに残る「ダイエー」を消して、循環バスが減便＆季節運休になったことも記載してほしい。

ここは弘前市が管理する公園。ただし弘前城趾の弘前公園は公園専門の部署と市の外郭団体が管理しているのと違い、りんご公園は農業担当の部署が管理しているらしい。そんな理由で人手が足りないのかもしれないが、「観光都市」「さくらとりんごの町」なら、もっと力を入れるべきだと思う。

個人的には、業者に依頼して作り、動画が多用されていて見栄えがいいが使い勝手が悪く中身がないサイトというのがいちばん嫌い。やはり手作りでもいいから、情報の新鮮さがインターネットの最大の魅力だと思う。


サイトはともかく、公園自体はとてもいい。「岩木山を眺められるリンゴの木に囲まれた公園」なんてここだけだろう。市街地からのアクセスも良く、好きでおすすめの場所だ。昨年の秋、とてもいい写真が撮れたこの公園。春のリンゴの白い花と雪が残る岩木山もまた、とても美しい。