田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

お灯明

2015年01月01日 | 日記
 昔々私が幼かった頃の正月の思い出、♪もういくつ寝るとお正月~♪心が躍るのが年の瀬でした。大晦日は何ごとも早めに終えねばなりませんでした。せきたてられるように、夕食前にお風呂に行かされ、新しい下着と新しい服で夕食を待ちました。やはり早く入浴を済ませた父が羽織姿で神棚に参ります。私は父の横で真似をしながら二礼、二拍手、一礼するのでした。

 
 母の「お灯明あげておくれ」の言葉を待って神棚の蝋燭に火を灯すのでした。父と私のお参りが済むと「お灯明さげておくれ」が火を消す合図でした。我が家は、神棚の火を付けたままにしておくことは固く禁じられていました。なにせ大火で財産を失った田神家です。家訓の第一でした。
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 さてさて、この神棚は母と同居を始めたときに買い求めました。3,000円でした。仏壇と比較して安いと思いました。昨年、母の葬儀で神主に書いていただいた母の霊位(れいじ)が大きくて、神棚の内宮に納まりませんでした。掃除を兼ねて分解し、霊位を納めました。内宮に、母の願い『ぼけ封じのお守り』や『1ドル紙幣』等がていねいに納めてありました。私と妻の心ばかりのお供えで、母がいない初めての大晦日、昔をまねて妻と神棚に手を合わせたのでした。

 元旦 うっすらと雪化粧の朝でした。本年もどうぞよろしく。

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2 コメント

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Unknown (nao)
2015-01-02 19:55:25
新たな年になりましたね

雪化粧の元旦でしたか
寒さ、まだまだこれからご自愛ください。

昔、両親の目を盗んで
祖母の隣りで、そっと、手を合わせて
真似た事を思い出しました。

仏壇にあげられた火も、今となっては懐かしい
祖母との思い出の火になってしまいました。
ろうそくの明るい炎が、なんだか強く印象に残っている私です。

今年もよろしくお願いいたします




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Unknown (六兎グッチ)
2015-01-03 09:25:14
naoさんコメントありがと。

正月3日、今日はまた格別に寒いです。
でも、今青空が広がってきました。
冷たい空気に青い空。すがすがしい日です。

冷え切った体で見るオレンジ色の炎、心が温まります。

なんて少し恥ずかしい文章を書いてしまったオイラです。

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