田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

同性婚について考える

2015年04月08日 | 日記
 夫婦や配偶者、つまり結婚について考える時、夫婦別姓や同性婚の話が気になります。
 
 結婚すれば、婚姻届を出すのですが、結婚式当日の役所受付や自分達の特別な記念日にすべく、提出日にこだわるカップルのことを聞き、とても可愛らしく感じます。ちなみに私は新婚旅行から帰った後の忙しさにかまけ、提出を遅らせていましたら、総務のお局様に厳しく叱られました。お局様に役所へ連行されました。お局様いわく「婚姻届は女性が妻の権利を法的に認められる手段です」と言わんばかり。ほんのン十年前でさえ、妻の立場はずいぶん封建的でした。
 
 ところで婚姻届は、夫婦のどちらかの姓を名のれば良いわけで、妻方の姓を名のったからといって、妻方の養子縁組とはなりません。たんに姓が変わるだけです。ですから意図的に姓を変える悪事にも利用されます。離婚後に姓を変えない選択肢もありますので、夫婦別姓必ずしも悪いとは言えません。女子大で聞いた話では、『姓が変わることも結婚の喜びの一つ』だそうです。
 
 また本籍を新たに定めることができます。居住していなくても構いませんので、県庁を本籍にしている人がいるそうです。私は生まれ故郷を本籍にしたのですが、現在は家もお墓もありません。マンション購入で、本籍の移動を考えましたが、国家資格と自動車運転免許証の本籍変更をしなければなりません。追々二つの免許証は返上しますので、本籍変更はそれ以後にします。
 
 姓にしても本籍にしても極めて軽い決め方です。婚姻届で法律的には夫婦になり、結びつきは感じましたが、夫婦の権利を実感することはあまりありませんでした。ありがたく感じたのは、扶養手当と扶養控除でした。
 
 婚姻届の最大の制限は重婚の禁止です。ひとたび婚姻届を出しますと、離婚が成立するまで、新たな婚姻届は出せません。偽れば、当たり前で重婚罪になります。知り合った男女が結婚式を挙げる挙げないは別にして、さらに婚姻届を提出しても、提出しなくても、夫婦、恋人、カップルであることの喜びを現実のものとして、二人が終生助け合う約束をすれば良いのです。
 
 もっともこの約束こそが大切で、二人が日々確かめ合わねば、つい忘れがちになります。同性婚や実質の夫婦関係の本質はここにありますので、法律の裏打ちは求めないほうが良いと考える私です。

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