田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

「宿題代行業は詐欺罪?」その1

2014年08月28日 | 日記
 テレビでおなじみの尾木ママさんが宿題代行業に怒ってます。「子どもに、お金でなんでもできるという歪んだ価値観を教えることになります」と、教育上の重大な問題点を指摘しています。また「こういう悪徳業者は追放するべきです」と断罪しています。業者より親を叱らねばなりません。普通は、子供の宿題ごときに金など使わず、お父さんお母さんが怒りながら必死でこなすのを子供に見せるべきでしょうね。我が家の妻は子供の頃、宿題は1/3くらいで終えていたそうです。そして先生は宿題など決して見ないことを知ったそうです。

 我が家の教育担当係は私でしたので、子供達には、毎日毎日少しずつやらせてました。宿題が面白くないのはいつの時代でも同じです。面白いのは皆ができていないのに、自分はできている優越感のみです。少し根性が悪い子になったかも知れません。

 絵や感想文は、7月の終わりに私が見本を書いてあげました。そして「できなくなったらこれを写しな」と壁に貼っておきました。「手伝ったことが先生にばれないように、下手ッピに書いておいたから、せいぜい努力賞かな」と付け加えることは忘れませんでした。そして、さりげなく棚に本は置いておきました。子供達は手っ取り早く写し始めても、物足りないのか、罪の意識がそうさせるのか、少しは本を読み自分の言葉を付け加えていました。なにかしらは書き足して提出していたみたいです。こんな方法でコンクールに入賞したことがありました。感想に『お父さんに本を買ってきてもらいました』とさりげなく私のことが書いてありました。きっとお礼のつもりだと思いました。

 工作や研究は我が家のイベントでした。6月の声を聞くころに子供達から「今年の自由研究は工作?」と聞かれるのです。「なにがしたい?」と聞き返すと「わからん」と言います。それからテレビや雑誌、新聞などをチェックし遊びの要素が多いのを物色し「これはどうだ?」と興味をそそのかしました。そのうちに自分で探してくるようになりましたが、とても難しい工作やら研究を希望することが多かったです。最後までやれるはずがないと絶望的な気分でしたが、早めに手がけさせ、子供に難しさを感じさせました。投げ出す前に手抜きを教えました。最初に考えた工作や研究とは似ても似つかぬ物になりますが、これこそが良いことだ教えました。二人の子供は『物作り、職人』には適さないことが分かり、私の職業は一代限りを知った父親でもありました。

 二人とも宿題を終えると安心できるのか、余った材料で二つめを作ります。慣れているし、一つ一つオヤジに尋ねなくとも良いので、二つ目は簡単かつ短時間にできるものです。できの良くない方を友達にあげてました。さすが私の子と感心しました。私はこの方法でずい分バイトをしたのです。もちろん大学時代の話です。次回は大学講師の時、学生の実習課題のお話を紹介するつもりです。

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