田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

婆様 入院一ヶ月経過

2013年04月19日 | 日記
 母の入院から一ヶ月が過ぎた。妻は仕事を終えての帰り道、毎日病院へ立ち寄ってくれる。その妻も、販売促進週間は忙しい。ピンチヒッターで、私が見舞いに行く。母の世話は全て病院におまかせである。男の私が行っても、役にはたたぬ。しかし話すことで、認知症を遅らせようと努力するのである。今のところ、その効果があるような気がする。婆様いわく『腰も、背中も痛い、だけど自分の失敗だから我慢せにゃならん。頑張って、死ぬまでには、治したい。』「死ぬまでには・・・?」ん?ユーモアか?まさか・・・・。
 さて、今後のことを考えねばならぬ。私は平成10年から続けた講師職を辞することにした。日曜日だけとはいえ、終日完全に拘束される。代理がいないことが辛かった。体調管理もおろそかにできなかった。それでも始めの頃は、全てが講師に委ねられ、責任感だけで義務を果たしてきたが、採算ベースに乗り始めると、会社は利益を強く求めるようになった。当然日当の安い講師を求めることになり、質の低下は避けられなかった。生徒の指導で手一杯、講師の指導までは無理だ。もう充分貢献した。辞することは、一月に催された合格祝賀会で考え始めた。母の入院で決定しただけである。
 さて、収入は減るが、妻は安心してくれた。オイラの母だから、オイラがやらねばならぬ。オイラが努力しようが、母の脊椎は元通りにはならぬだろう。今も多くの時間は寝たきりだが、座位で食事をしなければならない。痛みで長く座位を保てぬらしく、食事は柔らかく調理してあるそうだ。固い食べ物が好きだった母は、不満げだったが、近頃は不満を言わなくなった。「食事は残さず食べられた。柔らかくしてもらってるからな。」きっとヘルパーさんに言いくるめられて納得したのだろう。ヘルパーさんに感謝だ。
 さて病院費用だが、差額ベッド代金とおむつ代金、交換費汚物処理費は必要だ。医療費は1割負担であるが、身体障害者である母はそれも負担していただける。しかし、毎月12~13万は必要なのである。母の年金と父の遺族年金を合わせても必要額の4割程度なのである。嫁いだ実姉から「苦しかったら、少しは援助するから遠慮するなよ。旦那も心配してるからな、無理するなよ。」って言ってもらった。ありがたい言葉だ。
 さて本日、ケースワーカーと、この先の退院後を相談した。病院は介護老人保健施設も併設しているので、少し早めだけど、施設のベッドの予約をした。その施設は介護保険でまかなうのだが、諸々諸経費の1割負担となる。それが一日約4千円だから、やっぱり12万は必要だな・・・。妻と二人でなんとかするつもりだ。姉も優しい言葉をかけてくれるし、子供達も「少しなら手伝えるから。」なんて心強いことを言ってくれる。嬉しいのだが、心配をかけるから婆様には言えない。今、言うのは「痛いだろうが、我慢だ!。それもリハビリだッ!!。」


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6 コメント

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Unknown (アル)
2013-04-23 20:01:57
講師職 やめられるんですね・・・。きっと、六兎さんのお話って、ユーモアがあって熱意があって、楽しかったでしょうね。一度お聞きしてみたかった。
お母様のことまた教えてください。
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Unknown (六兎)
2013-04-24 09:18:45
苦い思いでもあるのです。
受講生を合格させ、喜ばれたことが嬉しかった。
人生を共に考えたこともあった。
理系の人間だったが、教師職に魅力も感じた。
いつか、書ける時がきたら書こうと思う。


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Unknown (クマ)
2013-04-24 19:45:30
入院すると確かに金銭的に負担がありますよね。
うちもそうでした。
主人の父親がある日突然、ガンで入院、主人の両親には借金はあっても貯金はなし、亡くなるまでの半年間、入院費全額負担しました。
幸い、高額医療費との相殺が可能でしたので毎月に支払いはなんとかなりましたが、これ以上入院が長引いていたらと思うと・・・。
六兎さんのお母さん、リハビリで少しでも回復されることを祈ります。

そして講師職、お疲れ様でした
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Unknown (六兎)
2013-04-24 22:30:22
確かに、余裕のある生活じゃないから、
妻と二人で『キンチュクジャイセイ』を合言葉にしてます。
『キンチュクジャイセイ』とは『金縮財政』のことです。

今日、病院に顔を出したら、婆様は立ち上がり練習
ベッドから、肩を借りて立ち上がるのですが、
痛みに顔をしかめてやってました。
頑張ってました。


written by rokuto
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こんにちは^^ (tomato)
2013-05-01 16:19:11
長年の講師職、お疲れさまでした。

お母様の介護、心ゆくまでなされることを選ばれたのですね^^

話し相手はとても貴重な存在です。
それが我が息子ならこれほどしあわせな母親はいないでしょう^^

父が終末期のときにわたしは休職して付き添いました^^
いろんな話をしました。
父は娘がいて良かった、娘が一番だとお見舞いに
来てくれた親族や友人に笑顔で語っていました。

もちろん親不孝なこともたくさんしてきたわけですけど
父の残り少ない生の時間にずっと寄り添って
親孝行できて良かったなぁと今でも思います。
そしてわたしもそうできるように協力してくれた
家族には感謝の気持ちでいっぱいでした^^

六兎さんのお母様は気丈な方ですね^^
こちらが元気をもらえそうです^^
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Unknown (六兎)
2013-05-02 17:16:38
母の介護なんて・・・とても、私は妻の手伝いです。
二人の兄が、共に親不孝をしたように思いますので
私は、母が安心して、人生をまっとうできる手伝いです。

今の母は、ケアに入所できるのが楽しみのようです。
ホントは、家に帰りたいのだろうけど、
言えないのだと思う。オイラや妻のことを考えているようだ。
なんだか、家にいる時より、頭が良くなってる婆様です。
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