森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イヌワラビ

2009年12月06日 | 自然観察日記
 素材探しでいろいろやります。少しあお色が失せたシダの葉を返すとびっしりと並んだ胞子のうが並んでいるのを発見。久しぶりのシダ観察です。
 これはイヌワラビ、もう胞子を飛散させ役割を終えたもの。シダには胞子を専門につける葉を持つものとそうでないものがあります。イヌワラビは後者で栄養を作る葉が時期になると胞子のうを形成して胞子を作ります。
 これだけの胞子のうですから、想像を絶する数の胞子が出来て飛び立ったはずですね。その中から何粒の胞子が次世代の個体になるのか・・。思えば大変な無駄。しかし、イヌワラビにとっての無駄は他種との関係で見ると無駄ではないようです。例えば食物連鎖という考えで生態系を支える違う種の糧になっていると考えられるのです。

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1 コメント

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呆然 (ばばこ)
2012-08-19 13:03:29
すんごい胞子ですね
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