というのはよくある設定だ。ジークムントは、トネリコの木から今まで誰も引き抜けなかった剣を取り出した(ワーグナー「ヴァルキューレ」)。不死鳥が運んできたソーティングハットからハリーポッター(←おいそれかよ)が取り出したのも、真のグリフィンドール生のみが手にすることができる剣だった(たしか)。あるいは。煉獄(れんごく)にて「さまよえるオランダ人」(ワーグナー)は、ワールズエンド=デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー(パイレーツ・オブ・カリビアン)に陥った海賊ジャック・スパロウを彷彿とさせる。そもそも、「ニーベルングの指環」(ワーグナー)と「指輪物語」(トールキン)の、「手にすれば世界を支配することができる(指輪)」という設定じたいじつに普遍的だ。神話をベースにしているとプロットが似てくるのかな。。。ともあれ、こうした、ヨーロッパ文化(に限らないと思うがな)の底知れぬ重層性、悪く言えば「模倣?」ってけっこう好きだなぁ。。。素人の思いつきはこのへんでやめておこう。