2年前のホストティーチャー、キャサリン・W・トンプソン教授に会いに行く。グラスマーケットの公共駐車場に駐車して通い慣れたなつかしいキャンパスに。彼女の部屋に行ってみるが不在。今回の渡英は急に決まったこともあり、事前にアポを取っているわけではなかった。だから、エディンバラに滞在する2日間で彼女に会えなければそのときはしょうがないと諦めていた。しかし、念のためゲートに引き返してジェニターにキャサリンの出勤の有無を確認してみると、ジェニターは「(彼女は)来ているはずだ」という。念のため部屋を確認してみるとなんと彼女の部屋は変わっていた。彼女が主催するオープンスペース・リサーチセンターの専用のオフィスに移動したようだ。ジェニターはこのドアから入って階段を上がって左側の部屋だと丁寧に案内してくれた。聞いてみてよかった。行ってみると果たして彼女はいた。
ひととおりの挨拶と近況報告を交わし、持ってきた日本茶のプレゼントと、論文集、学生の作品集、職場のプロモーションCD等を手渡した。彼女はかわりに「いいものがあるわ」と言って「Open Space and Social Inclusion: Local Woodland Use in Central Scotland」と題する小冊子とCD-ROMをくれた。この冊子は、スコットランドの森林委員会(Forestry Commission)からの研究グラントを受けてまとめた調査報告。地域住民にとっての森林利用の重要性とは何か。よく利用される(されない)森林の特性の確認。住民による森林の利用形態。森林管理者にとってのデザイン及び管理のインプリケーション等々を目的に実施されたものである。
森林のデザインや管理においてもあらゆる年齢層のsocial inclusionが不可欠であるというのが豊かな森林資源(民有)を抱えるスコットランドの認識である。いわば森林のユニバーサルデザインである。こういう視点から森林のデザインや管理のあり方をもういちど捉え直してみるというのは極めて基礎的でオーソドックスなスタイルではあるが、日本でも今後求められてよい研究の領域であろう。関連して、オープンスペースへのインクルーシヴ・アクセス(Inclusive Access)の概念等々について意見交換及び今後のメール等による情報交換などを約束して部屋を後にした。2年前に世話になった秘書のリンズィー(この日は不在)へのプレゼントを託して。
その他にしたこと:
・何気なく立ち寄ったチャリティショップで古本を3冊購入(John Gagg『The Observers Series CANALS』Bloomsbury Books, 1988。Alfred Leutscher『a field guide to the British Countryside』Book Club Associates, 1981。Ian Nimmo『Edinburgh's Green Heritage: Discovering the Capital's parks, woodlands and wildlife』The City of Edinburgh Council, 1996)
・Montgomery Street Park, Holyrood Park, Leith Links等の公園を視察。
・スコットランド議会棟(エンリック・ミラーレス設計)を視察。2年前からまだ完成していない。長い工事だ。おまけにひどいファサード。やはりアポ無し突撃を試みたMRS.Cook(2年前の大家さんで偶然在宅。ラッキーだった。なつかしい)によれば、多くのスコットランド国民からひんしゅくを買っているという(金ばかりかかってできあがったものは良くない)ことだ。まあ、建築は全部できてみないとわからないが。。。
・セインズベリー(Sainsbury's)でScots Magazineを購入。
ひととおりの挨拶と近況報告を交わし、持ってきた日本茶のプレゼントと、論文集、学生の作品集、職場のプロモーションCD等を手渡した。彼女はかわりに「いいものがあるわ」と言って「Open Space and Social Inclusion: Local Woodland Use in Central Scotland」と題する小冊子とCD-ROMをくれた。この冊子は、スコットランドの森林委員会(Forestry Commission)からの研究グラントを受けてまとめた調査報告。地域住民にとっての森林利用の重要性とは何か。よく利用される(されない)森林の特性の確認。住民による森林の利用形態。森林管理者にとってのデザイン及び管理のインプリケーション等々を目的に実施されたものである。
森林のデザインや管理においてもあらゆる年齢層のsocial inclusionが不可欠であるというのが豊かな森林資源(民有)を抱えるスコットランドの認識である。いわば森林のユニバーサルデザインである。こういう視点から森林のデザインや管理のあり方をもういちど捉え直してみるというのは極めて基礎的でオーソドックスなスタイルではあるが、日本でも今後求められてよい研究の領域であろう。関連して、オープンスペースへのインクルーシヴ・アクセス(Inclusive Access)の概念等々について意見交換及び今後のメール等による情報交換などを約束して部屋を後にした。2年前に世話になった秘書のリンズィー(この日は不在)へのプレゼントを託して。
その他にしたこと:
・何気なく立ち寄ったチャリティショップで古本を3冊購入(John Gagg『The Observers Series CANALS』Bloomsbury Books, 1988。Alfred Leutscher『a field guide to the British Countryside』Book Club Associates, 1981。Ian Nimmo『Edinburgh's Green Heritage: Discovering the Capital's parks, woodlands and wildlife』The City of Edinburgh Council, 1996)
・Montgomery Street Park, Holyrood Park, Leith Links等の公園を視察。
・スコットランド議会棟(エンリック・ミラーレス設計)を視察。2年前からまだ完成していない。長い工事だ。おまけにひどいファサード。やはりアポ無し突撃を試みたMRS.Cook(2年前の大家さんで偶然在宅。ラッキーだった。なつかしい)によれば、多くのスコットランド国民からひんしゅくを買っているという(金ばかりかかってできあがったものは良くない)ことだ。まあ、建築は全部できてみないとわからないが。。。
・セインズベリー(Sainsbury's)でScots Magazineを購入。