キンタナ氏は昨年12月に訪日し、拉致被害者家族と2017年以来となる面会を実施。「北朝鮮が日本との対話の姿勢も見せず、事態が進展しないことに家族が落胆していた」として自身も重い気持ちになったというが「目標を見据え続け、それに向かうことが大事だ」と強調した。

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北朝鮮の人権問題担当の国連特別報告者キンタナ氏。

スイスジュネーブで共同通信のインタビューに応じ、

拉致被害者家族の闘いに支援すると述べました。

この言葉を信じていいのでしょうか。

私たちは何度も期待し、そして裏切られ続けてきました。

特に被害者家族の落胆は私たちの比ではありません。

 

ではキンタナ氏はどんな形で支援してくれるのでしょう。

北朝鮮の保護者代わりのような中国。

その中国に圧力を掛けてくれるのでしょうか。

その目途はついたのでしょうか。

 

2016年の訪日時には

拉致問題などの人権侵害事案を国際刑事裁判所(ICC)に付託する作業が国連で進まない理由について「中国とロシアが協力的でない」と指摘していました。

https://www.sankei.com/world/news/161125/wor1611250026-n1.html

つまり北朝鮮はICC加盟国ではない。

また金正恩を訴追する為には安保理の決定が必要。

そうなると中国やロシアは協力的でない、というか反対するでしょう。

 

2014年にも国際刑事裁判所への付託を求めるとしていました。

北朝鮮の人権侵害行為 国際刑事裁判所に付託へ(14/04/11)

 

2018年には拉致被害者家族と特定失踪被害者家族の訴えを国際刑事裁判所は却下しています。

https://www.asahi.com/articles/ASL467JJTL46UTIL055.html

 

何度も何度も、そしてあらゆる手段で拉致被害者を取り戻そうとし、

そして今度こそはと思っても、その思いも虚しく今に至っています。

 

国連のキンタナ特別報告者の「全力で支援する」との言葉に期待したいですが、

どんな方法があるか、そしてそれが被害者を取り戻す事に繋がるのかどうか。。。

 

国連にすがりたいです。

アメリカの力にもすがりたいです。

しかし、日本の国民全体、国会議員、そしてマスコミがもっと声を上げるべきです。

他力本願ではあまりにも無責任です。

犯人が誰か分かっているのに、取り戻せないもどかしさ。

 

今は武漢ウイルスの対応で手一杯かもわかりません。

でも今だからこそ、何とかして欲しいのです。

北朝鮮にも武漢ウイルスが蔓延しているとも言われています。

 

武漢から邦人を救出する為に日本はチャーター機を飛ばしました。

拉致被害者たちもずっとずっと長年日本からの救出を待っているのです。

そして医療も十分でない国で日本からの救出を待っていると思うといたたまれないです。

医療チーム派遣でもなんでもいいですから、何とか救い出して欲しいと強く願います。

https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=1640