大相撲名古屋場所12日目、横綱白鵬は関脇玉鷲を下し、大関魁皇と並ぶ初土俵以来の勝ち星を1047勝とした。
今日13日目に対戦する新大関高安に勝てば前人未到の1048勝でトップに立つ。白鵬の記録は初土俵から98場所目で成し遂げたもので、魁皇の140場所、1045勝の横綱千代の富士の125場所と比べ図抜けて早い。
その点で、元魁皇が大関で達成した自分とは比べものにならないと述べていたが、勿論、今までトップだった魁皇の記録は素晴らしいものだが、白鵬ははるかにその上をいく抜群の記録だ。
ただ、白鵬は、最高優勝回数38回をはじめ、横綱勝数、横綱出場回数など12タイトルを独占しており、数字の上では史上最強の力士と言ってよい。
その史上最強の横綱が、平素の鍛錬、稽古は人一倍のものだそうだ。32歳になっても均整の取れた体躯は並外れており、他の力士の追随を許さない。
今場所も、今日まで1敗で、これを追っているのが平幕の碧山の2敗で、横綱日馬富士も3敗で追っているが2差があり逆転すれば面白いがどうだろうか。
連日、満員御礼の札が出ている名古屋場所だが、場所前は、横綱稀勢の里、新大関高安人気で盛り上がったものだが、稀勢の里は早々に休み、高安は既に4敗と優勝戦線から離脱して、終盤になった現在はいつものように白鵬が引っ張っている。
その白鵬に文句を言うのはいささかはばかるが、昨日の玉鷲戦もそうだったが、まるで喧嘩のような張り手を見舞う相撲ぶりには違和感を覚える。
下位の力士はまさか横綱に張り手は使えない。それだけ下位にはハンデキャップがある分けで、もう少し大横綱として品のある相撲が取れないものだろうか。
白鵬は、日本国籍を取得して引退後は親方として相撲協会に残るとのことだ。それならばなおさら数々の功績を残した大横綱としての品位を示すべきだ。
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