正さん日記

世の中思いにつれて

信じ難い、某週刊誌の小沢総理誕生の報道

2010-09-06 05:45:06 | 政治
 新聞に載っている週刊誌の広告を見ると、SG誌ではトップ記事として大々的に小沢一郎総理が誕生、菅直人首相は敗北との見出しが躍っている。一方、今朝のA新聞は、世論調査の結果として民主党代表選に出ている菅氏と小沢氏のどちらを首相にしたいかでは、菅氏が65%と小沢氏の17%を圧倒している。
 昨日の産経新聞では、旧民社系が菅氏支持に傾いた結果、国会議員票でも菅氏がややリードしたかの記事になっている。ただ、まだ両氏のどちらにするか決めかねている議員もかなり居るし、一応、旗色を示した議員の中にも、投票日まで、世論の動向などで支持を変える者も出てくるだろうから、端的に言って、投票日まであと8日になった今日現在では、菅、小沢氏の優劣を判断することが難しいのが本当のところだろう。
 
 ところが、冒頭に記したように、SG誌は小沢総理誕生を断定するような記事になっているようだ。果たしてSG誌はどのような根拠でこのような記事を書いているのか。新聞、テレビなどの大マスコミが現状では菅、小沢両候補の優位性を判断できないのに、それよりずっと情報収集能力の劣ると思われる週刊誌がこのような断定的な報道をすることが許されるのだろうか。
 どうせ週刊誌はいい加減だからと済ませればよいかもしれないが、現在、激戦になっている菅、小沢氏の戦いは、情報戦でも両陣営が死に物狂いになっている中で、無責任にどちらかを利する情報はじゃまになるばかりだ。選挙戦で、もし菅氏が勝った場合にSGはどのような責任を取るつもりだろうか。少なくともお金を取って売っている以上どうも済みませんの一言で終わらせるようでは、これからも信憑性のある報道はできない。
関連:9月5日
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